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日清オイリオグループをご存知ですか。「日清キャノーラ油」「日清サラダ油」「日清ヘルシーライト」など、多くの家庭で日々使われている食用油を数多く製造販売しています。「おいしくするチカラ」「健康にするチカラ」「美しくするチカラ」の3つの「植物のチカラ」をコーポレートステートメントに運営成長している、日本の大手企業の1つです。
ここでは、日清オイリオグループの株主優待情報や企業情報、投資情報などについて紹介します。
目次
日本で初めてサラダ油を発売した食用油のリーディングカンパニー
日清オイリオグループは「日清キャノーラ油」や「日清サラダ油」などの食卓には欠かせない製品を製造販売している企業で、油脂・油糧事業や加工油脂事業、ヘルシーフーズ事業、ファインケミカル事業などを展開しています。
日本初のサラダ油を発売した企業であり、食用油のリーディングカンパニーとして成長し、2017年には創立110年を迎えました。
パーム油をベースとした機能性油脂、中鎖脂肪酸により脂肪がつくにくい「日清ヘルシーリセッタ」や揚げ物の油を抑制できる「日清ヘルシーオフ」など、さまざまな製品を国内・海外で開発生産しています。また、平成19年にはドレッシングやパスタで有名なピエトロと資本業務提携するなど、幅広いジャンルの企業をグループ内に有します。
お客様相談窓口や全国の支店・営業所などでお客様の声を収集して商品開発に活かすなど、市場の声に迅速に対応している企業です。スポーツ大会への協賛など地域貢献活動にも力を入れています。
なにを製造しているのか?日清キャノーラ油や日清サラダ油など幅広く手掛ける
日清オイリオグループでは、次のような家庭用商品や業務用商品を幅広く展開しています。
「食用油」
- 健康オイルやヘルシーオフ
- 日清ヘルシーペジオイル
- プレミアムオイル
- オリーブオイル
- 日清キャノーラ油
- 日清サラダ油など
「調味料」
- 日清ヘルシードレッシング
- すりたてむきごま
- 日清マヨドレ
- スムージードレッシングなど
「生活習慣対応食品」
- スキッと快通青汁
- マリンペプチド
- 食物繊維入り緑茶など
「高齢者・介護対応食品」
- あっ!というまゼリー
- トウフィール
- MCT入りミニゼリーなど
「サプリメント」
- メタセーブ
- クイックコラーゲン
- ブルーベリー&ルテインなど
「飲料」
- 発芽大豆調整豆乳
- 発芽大豆12種の野菜と果実など
他にも、外食・中食・加工商品向けなどの業務用食用油などを製造販売しています。
「実績や歴史」創立110年歴史ある企業の日清オイリオグループ
日清オイリオグループは資本金163億3,200万円、従業員数は2,731名(2017年3月31現在・連結)の企業です。明治40年に日清豆粕製造株式会社の名称で創立し大正13年には日本で初めてサラダ油の「日清サラダ油」を発売します。「ナイフとフォーク」のマークはこの時に作られました。
昭和22年には東濱油脂化学工業株式会社を設立します。昭和23年には日本糖油工業株式会社を設立し、昭和24年には北海製油株式会社を合併して小樽工場とします。同年、東濱油脂化学工業株式会社の社名を東浜油脂株式会社へと変更します。昭和33年には顆粒状レシチンの国産化に成功し、翌年には日清製油研究所を開設します。
昭和37年には三菱印の食用油を販売し、昭和41年には家庭用園芸市場に参入します。翌年には繊維状大豆たん白の「ソイミー」の製造に成功します。昭和45年には中鎖脂肪酸のグリセリンエステル「O.D.O」を発売。昭和46年には流通加工分野へ参入し、昭和47年にはドレッシング「日清サラドレ」とイソオクチル酸のグリセリンエステル「TIO」を発売します。
昭和48年にはファインケミカル事業に本格参入。昭和55年には丸紅株式会社と日清製油株式会社の出資により「ニッコー製油株式会社」を設立。同年「日清マヨドレ」を発売します。
昭和56年には日清製油株式会社が農林水産大臣賞を受賞し、翌年には栄養補助食品市場に参入します。昭和58年には日清ファイナンス株式会社を設立し、翌年には「はい!すりたてむぎごま」を発売します。昭和63年に大連に合弁会社である「大連日清製油有限公司」を設立。同年、コンピューター関連事業にも参入を果たします。
平成3年に高齢者介護用トロミ調整食品を発売します。平成13年にはコーポレートブランドを「日清オイリオ」と制定「日清バランスオイルコレステ」「日清キャノーラ油ヘルシーライト」「日清ヘルシーE」を発売します。平成16年に日清オイリオグループ株式会社、日清オイリオ株式会社、リノール油脂株式会社、ニッコー製油株式会社の合併によって日清オイリオグループ株式会社が誕生します。平成19年には創立100周年を迎え、同年、株式会社ピエトロと資本業務提携をします。平成21年には大東カカオ株式会社に資本参加し、昭和産業株式会社と業務提携します。また、ミヨシ油脂株式会社及び山崎製パン株式会社とも業務提携を行います。
日清オイリオグループ株式会社の株価や配当
日清オイリオグループの株価や利回り、必要投資金額などについて見ていきましょう。
株価はここ5年間緩やかな上昇を続けていますが、投資を検討する場合は下記数値だけでなく、最新情報や過去からの推移、PERなども確認するようにしましょう。
事業の種類:食料品 | 優待の価値:3,000円相当 | ||
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優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食料 | 3月末日 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
774円 | 1.55% | 0.38% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
774,000円 | 1,000株 | 12円 |
株主優待は主婦に嬉しい日清オイリオギフト詰め合わせセットが貰える
日清オイリオグループの株主優待は、下記の内容が受け取れます。
日清オイリオグループでは、国内・海外にたくさんのグループ企業を展開しています。油脂関連企業が多いですが、生保・損保代理店やゴルフ練習場の運営、パスタレストランで有名なピエトロなども属しています。
日清オイリオグループのグループ会社及び関連会社 |
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主要グループ会社(国内) |
攝津製油株式会社(油脂・化成品の製造及び販売、加工物流事業) |
日清商事株式会社(食料品、飼料、園芸・季節商材等の販売) |
日清物流株式会社(港湾運送事業、倉庫業、各種流通加工業及び配送業) |
株式会社NSP(コンピュータシステムの開発、運用及び管理の受託) |
大東カカオ株式会社(チョコレート原料の製造及び販売) |
株式会社日清商会(油脂製品、食品大豆、冷凍食品等の卸売業) |
株式会社マーケティングフォースジャパン (流通分野におけるマーケティング業務及び人材派遣) |
日清ファイナンス株式会社(生保・損保代理店) |
株式会社ゴルフジョイ(ゴルフ練習場の運営) |
日清オイリオ・ビジネススタッフ株式会社(建物内外の掃除業務など) |
もぎ豆腐店株式会社(豆腐、油揚げ類の製造及び販売) |
ヤマキウ運輸株式会社(貨物運送、庫内荷役事業) |
株式会社ピエトロ (ドレッシング、パスタソースなどの製造販売事業、レストラン事業、通信販売事業) |
和弘食品株式会社(調味料、天然エキスなどの製造及び販売) |
幸商事株式会社(油糧、油脂、洗剤、化成品、食品材料の販売) |
主要グループ会社(海外) |
上海日清油脂有限公司(植物油脂の販売) |
日清奥利友(中国)投資有限公司 (中国における事業投資管理ならびに原材料調達及び販売) |
中糧日清(大連)有限公司(植物油脂、油粕の製造及び販売) |
張家港統清食品有限公司(マーガリン、ショートニング、加工油脂の製造及び販売) |
統清股份有限公司(マーガリン、ショートニング、加工油脂の製造及び販売) |
Intercontinental Specialty Fats Sdn.Bhd. (バーム油脂、スペシャリティファットの製造及び販売) |
T.&C. Manufacturing Co.,Pte.Ltd(製菓原料等の調製品の製造及び販売) |
PT.IndoagriDaitocacao(業務用チョコレートの製造及び販売) |
Industrial QuimicaLasem,S.A.(工業用及び化粧品用油脂等の製造及び販売) |
2018年3月期は増収減益予想第1Qの経常利益進捗率は約27%で推移
2017年3月期業績
売上高 :3,249億900万円
営業利益:102億3,400万円
経常利益:103億3,400万円
利益 :75億6,900万円
2018年3月期の会社予想
売上高 :3,400億円(+4.6%)
営業利益:100億円(−2.3%)
経常利益:100億円(−3.2%)
利益 :65億円(−14.1%)
2018年3月期第1四半期連結業績(2017年8月4日発表)
売上高 :829億4,600万円(前期比+8.0%)
営業利益:30億円(前期比+11.7%)
経常利益:27億9,100万円(前期比+29.6%)
利益 :21億500万円(前期比+42.8%)
第1四半期段階の経常利益の進捗率は約27%です。
セグメント別では「油脂・油糧及び加工食品事業」では、大豆や菜種の価格の上昇、ミールの販売は大豆粕、菜種粕ともに前期比増などにより、売上高は前期比増も営業利益は前期比減となりました。
加工油脂事業は、国内加工油脂がチョコレート用油脂の拡販や新規取引開拓、海外子会社の日本向け販売も好調だったこともあり売上高・営業利益ともに前期比増でした。
海外加工油脂も欧州向けを中心とした付加価値品の販売が好調で売上高・営業利益ともに前期比増でした。
ファインケミカル事業は、化粧品原料が輸出販売が好調でしたが、海外子会社の販売が低調なため売上高は前期比並み、利益は前期比減でした。
食品・化学品などは堅調に推移し、売上高は前期比増も利益は前期比減でした。
2017年8月10日現在のPERは20.05倍、PBRは1.04倍で、若干割高感があります。
普段から日清オイリオ製品を利用している方におすすめ!あくまでも利益目的に!
日清オイリオグループの株主優待は1,000株以上保有(774,000円)で、日清オイリオギフト3,000円相当が受け取れます。優待内容は日清製品ということもあり、特に主婦には嬉しい内容です。しかし、優待利回りは0.38%と低いですし、必要投資金額も70万円以上と高く初心者の投資にはハードルが高いと言えます。
株価はここ5年間緩やかな上昇を続けていますが、割高感があるため、今後の四半期業績次第では株価が大きく下落する可能性もあります。普段から日清製品を利用している方は、商品の売れ行きや新商品の良し悪しがわかりやすいですので、投資資金に余裕があれば検討しても良いのではないでしょうか。
その際は、あくまでも優待目的ではなく、キャピタルゲイン・インカムゲインで利益を得ることを第1優先にしましょう。また、できればもう少し株価が下がったタイミングで判断したいものです。
誰もが知っている日清オイリオ製品!優待内容は消耗品で嬉しい食用油など
日清オイリオグループは創立110年の老舗企業であり、日本で初めてサラダ油を発売した食用油のリーディングカンパニーです。家庭用・業務用向けのカラダにやさしい食用油だけでなく、調味料や生活習慣対応商品、高齢者・介護対応商品、サプリメントなど、さまざまな製品を製造販売しています。
株主優待は日清製品の詰め合わせで、消耗品ですので何気に嬉しい内容です。ただし、必要投資金額の高さや利回りの低さも目立ちますので、検討する場合は十分に他社とも比較した上で決めるようにしましょう。