年2回もらえる株主優待はサラダコスモスの野菜が大きめの段ボール箱で届く

野菜がもらえるという珍しい株主優待を実施している美樹工業のご紹介です。美樹工業や大阪ガスを中心としたガス工事、建設が大きな柱となっている企業です。工事関連だけでなく美術館の運営や不動産賃貸もしています。

株主優待で野菜がもらえるのは珍しく、しかも年2回もらえるので利回りや株価をよく検討してお得な株主優待を受け取りましょう。

美樹工業とは何をしている企業でどんな特徴がある？

美樹工業は

• 建設事業
• 設備事業
• 導管事業
• その他の事業

と多くの事業を手掛ける建設企業です。主力となるのは建設事業と大阪ガスを軸とした設備事業です。また、建設企業でありながら美術館の運営もしており地域の美術・文化の振興にも貢献しています。

美樹工業の原点である建設事業は優れた実績で業績は安定

美樹工業の主力である建設事業は美樹工業の原点です。長い歴史と優れた実績から信頼を積み重ね、コンスタントな受注や特命受注があり、業績が安定しています。

建設事業には

• 建築工事
• 住宅工事
• 土木工事
• リフォーム工事

とさらに4分野に分かれています。建築工事は公共施設や商業施設、マンションなどを施工しています。土木工事はガスの設備工事を通じて築き上げた高度な技術により下水道、道路、舗装、河川、公園や宅地造成などの分野で優れた実績を持っています。個人向け住宅の取扱い分譲住宅から注文住宅まで多くの施工実績があります。

大阪ガスを軸としたガス関連の設備工事を行っている美樹工業

美樹工業ではガスの配管工事、ガス温水暖房システムやコージェネレーションシステム、ガス機器の販売、施工をしています。LPガスから都市ガスへの切り替えを進めることで自社の実績をさらに伸ばしています。

ガス以外の設備工事も積極的に受注し、給排水衛生空調設備工事や太陽光発電施設の建設工事を通じてエネルギーや環境に配慮した設備工事を進めています。

また、ガスの配管工事に関連する導管事業でも環境問題に積極的に取り組んでいます。ガス管の導管埋設工事やガス管の位置替え工事では産業廃棄物の量を削減するための努力として2つの工法を取り入れています。掘削を最低限に抑えるための非開削工法と掘削時に発生した土を再利用するFK工法を積極的に導入し、環境負荷の軽減にも貢献しています。

太陽光発電、美術館、不動産などの新しい事業

美樹工業では自社に4つの太陽光発電設備を所有しており、環境保護への意識の高まり、再生エネルギーへのニーズの高まりに対応しています。

美樹工業は建設企業としては珍しく美術館を運営しています。地域の文化の振興のため1,000点の所蔵品を公開し、特に絵画、近代陶磁器に力を入れています。

美樹工業が現在力を入れているのが不動産の分野です。所有物件の賃貸および管理、分譲地の売買、仲介業務を行っています。自社開発、造成による分譲地の販売までを自社で手掛けることで利益を上げています。

美樹工業株式会社の株価や配当

建設工事、設備工事、不動産を扱う美樹工業の株式についての情報を確認していきましょう。美樹工業では株主優待として野菜を年2回株主に贈呈しています。株主優待のためにはどれだけの資金が必要になるのか、お得度を表す利回りはどのぐらいになっているかに注目したいですね。

（2017年11月15日現在）

残念ながら優待品の価値が分かりませんでしたが、配当の利回りが2%を超えている点には注目したいですね。

美樹工業の株主優待で年2回もらえる野菜セットの内容と条件

美樹工業では100株以上を保有している株主に対して株主優待を実施しています。美樹工業の株は100株から購入できるので、最低単元株数の100株から優待が受けられるのはうれしいですね。また、2017年11月15日の株価で100株を購入するには47万2千円の投資が必要になります。

美樹工業の株主優待は株式会社サラダコスモスの商品である野菜がもらえます。大きめの段ボール箱一杯に詰められた野菜が届くのでかなりボリュームがあります。しかも年2回もらえます。野菜は季節によって値段が上下するため優待の価値は分かりませんが、株主優待で野菜を贈呈している企業は少なく、貴重な優待内容だと言えます。

美樹工業の株主優待品になっている野菜はサラダコスモスという企業が作っている商品の詰め合わせです。サラダコスモスは美樹工業が過去に生産設備を施工した企業だそうです。無農薬、無化成肥料にこだわった発芽野菜栽培を手掛ける企業です。

段ボール一杯の野菜は発芽野菜が中心になっています。もちろん無農薬無化成肥料の安心安全な野菜です。具体的には空心菜、チコリ、カイワレ大根、ブロッコリーの新芽、GABA発芽大豆などとなっており、内容はその都度変わっていきます。

美樹工業の業績をチャックして株主優待目当ての株式投資の検討材料に！

美樹工業の株主優待に魅力を感じたならば次は業績をチェックしましょう。株は将来性への期待が価格に反映されます。業績をチェックすることで将来も成長し続ける企業であるのかを判断する大きなヒントになります。

美樹工業の今期の業績予測は減収減益で経常利益は20億円を割り込む見込み

美樹工業の今期の業績予測は減収減益となっており、売上は-1.4%、営業利益-18.8%、経常利益-19.0%、当期利益では-25.4%となっております。経常利益ではこれまでは20億円以上あったものが16億5千万円の見込みです。当期利益だと10億円を下回り9億5千万円です。

建設業界全体の動向と、今後の株価の動きに注意しつつ業績を評価しなければいけません。また、これだけ大幅な減益となった理由をきちんと検討しなければいけませんね。

株価の動きをよく見極めて買い時売り時を判断するとお得に活用できる美樹工業の株主優待

美樹工業は配当利回りは2%を超えておりそこそこお得な投資となります。株主優待の野菜はとても魅力的なので、配当利回りに加えて株主優待の野菜をどう評価するかで美樹工業の株のおすすめ度も変わってきます。

美樹工業の株主優待は100株以上であれば何株でも内容が変わらず、長期保有によるボーナスもありません。権利確定日前後で株価の動きをよく見極め、買い時売り時を判断することでお得に株主優待が活用できる銘柄です。ただし、株価の動きがそれほど大きい銘柄ではないので、資金に余裕があれば継続的に保有して毎年2回野菜が届くのをのんびり待つとい戦略も成り立ちます。

初期投資約47万円で株主優待として野菜が年2回もらえる美樹工業

美樹工業の株主優待を受けるには2017年11月15日現在では47万円超の資金が必要となります。47万円がどの程度の資金かはひとそれぞれだと思いますが、それに見合うだけの利益を上げることができるかについてはよく吟味する必要があります。

株式投資の魅力の1つである株主優待も利益として考えることができます。美樹工業では株主優待として野菜が年2回もらえます。野菜の量は大きめの段ボール箱一杯なのでかなりの量が届くことになります。野菜好きや無農薬食品にこだわっている人にはとても価値のある株主優待品です。