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お酒が好きな人も、そうでない人も多くの人から知られている「キリン1番搾り」で有名な、キリンホールディングス(HD)。
酒類事業において国内で非常に高いシェアを誇ります。国内の大企業でありながら、100株から購入でき、株主優待も選べるためお得です。
ここではキリンHDの企業情報や株式情報、投資情報などについて解説いたします。お酒が好きな方は尚更ですが、そうでない方も魅力的な株主優待と配当利回りをチェックして投資判断に活かしてください。
目次
キリンHDの企業情報や歴史
キリンホールディングスは、キリン一番搾りや午後の紅茶、メルシャン、キリンビバレッジなどが有名で飲料事業に関しては、国内最大手の企業の1つです。
キリン一番搾りでお馴染み酒類国内シェア2位の大企業
酒類や飲料以外にも、世界の人々の健康と暮らしに貢献するために医薬・バイオケミカル事業も展開しています。
「自然と人を見つめるものづくりで「食と健康」の新たなよろこびを広げていく」というグループ理念の元、国内だけでなく、オセアニアやブラジル、東南アジア、中国など海外でも酒類事業を中心に展開しています。
国内でもキリンビール社、メルシャン社、キリンビバレッジ社、キリン社が一体となり、日本綜合飲料事業を展開し成長を続けています。
お客さまの声を大事にし、多様化するニーズのなか、さまざまなライフスタイルや価値観に合った商品やサービスの製造・提供のために、いろいろな取り組みがなされています。
医薬・バイオケミカル事業では、医療用医薬品の新薬事業を展開し、高品質の製品を開発・提供しています。廃棄物削減や地球温暖化、容器包装のリサイクル、水使用量の削減と効率化など、環境課題への取組みや、地域社会への貢献にも力を入れています。
キリン一番搾りや午後の紅茶など人気商品が多い
キリンは人気商品や長く親しめれている商品がたくさんあります。
- 生茶
- 午後の紅茶
- ファイア
- 小岩井ブランド
- キリンレモン
- 一番搾り
- 氷結
- ホワイトホース
- クラウンローヤル
- I.W.ハーパー
- フォアローゼス
- 無添加野菜
など、他にも多数の酒類、飲料を製造・販売しています。また、医薬・バイオケミカル事業において、新薬などの開発にも取り組んでいます。
従業員数4万人、売上高は2兆円以上
現在のキリンホールディングス株式会社は設立が1907年で、その後1976年に小岩井乳業株式会社を設立。
1986年に横浜アリーナを設立し、1990年にキリン一番搾り生ビールが発売されました。その後も2000年のキリン生茶や2001年のキリンチューハイ氷結、2009年にノンアルコールビールのキリンフリーなど、多くの人気商品を発売していきます。
2007年に持株会社化に伴い、麒麟麦酒株式会社より商号変更をしキリンホールディングスになっています。
資本金約1,000億円、売上高約2兆2,000億円(2015年12月期)、従業員数は2015年12月31日現在で約4万人です。時価総額は、約1兆7,700億円(2017年2月21日現在)と、名実ともに日本の大企業です。
キリンホールディングスの株価や配当、優待の内容
キリンホールディングスの株価や配当を表にまとめましたので、ぜひ参考にして下さい。
事業の種類:飲食料 | 優待の価値:1000円相当 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食料 | 12月末日 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
1,940円 | 2.01%(会社予想) | 0.51% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
100株・・・194,000円 300株・・・582,000円 500株・・・970,000円 700株・・・1,358,000円 1000株・・・1,940,000円 |
100株 | 39円(会社予想) |
株主優待の内容紹介
キリンHDの株主優待を受けるには最低100株の保有が必要です。また株の保有の数でギフトのグレードがアップします。
A:47都道府県の一番搾り詰め合わせセット(合計4本)
B:清涼飲料の詰め合わせ(合計7本)
C:キリンシティお食事券1,000円相当(1,000円×1枚)
D:サッカー日本代表応援グッズ
E:キリン飲酒運転根絶募金への寄付(1,000円)
1,000株以上の場合
A:47都道府県の一番搾り詰め合わせセット(合計12本)
B:清涼飲料の詰め合わせ(合計18本)
C:メルシャルワイン詰め合わせ(赤・白、各1本)
D:キリンシティお食事券3,000円相当(1,000円×3枚)
E:サッカー日本代表応援グッズ
F:キリン飲酒運転根絶募金への寄付(3,000円)
またキリンHDの子会社・グループ会社・関連会社は、国内だけでなく海外にも多くあります。
キリンHDのグループ会社及び関連会社 | |
---|---|
キリン株式会社(キリンビール、メルシャンなど) | |
小岩井乳業株式会社(牛乳、バター、チーズなど) | |
横浜アリーナ | |
キリンビジネスエキスパート株式会社(経理、不動産など) | |
キリンビジネスシステム株式会社(情報システム) | |
協和発酵キリン株式会社(医薬品など) | |
キリンエコー株式会社(保険代理など) | |
Lion Pty Ltd(オーストラリア) | |
Brasil Kirin Holding S.A.(ブラジル、ビールなど) | |
東麒麟飲料食品製造販売有限会社(ブラジル、日本酒など) | |
Kirin Holdings Singapore Pte.Ltd(シンガポール) | |
麒麟投資有限公司 |
キリンHDの業績について
2016年度は営業収益の2桁成長です!
キリンHDの2016年度の業績は、売上高は対前期比で5.5%減で約2兆円、営業利益は13.7%増の約1,400億円、経常利益も9.7%増の約1,400億円、当期純利益は約1,180億円です。
2017年2月21日現在のPERは26.08倍、PBRは2.60倍です。
2016年度の業績は計画比、前期比共に良い。株価も非常に高い水準で推移しています。割高と言う声もありますが、まだまだ株価は上昇する可能性があります。
キリンHDはこんな投資家さんにオススメ!
20万以下で大企業の株が保有できますし、中〜長期保有の投資家向きかと思います。
優待利回りは0.51%と低いですが、国内有数の大企業で、業績も悪くありません。中〜長期で保有すれば利回りで収益率の効果も感じやすいですし、キャピタルゲイン狙いでの保有も可能です。
身近に商品がありますし、大企業なだけに業界動向や企業情報も入りやすく情報収集しやすいのもメリットです。長く見守って行きたい方向けです。
優待利回りは低いが、展開次第では大きくキャピタルゲインを得れる可能性も
国内の飲料業界において2位のシェアを誇るキリンHD。
2016年度の業績は悪くなく、2017年度にも期待したいところです。株主優待に関しては、100株以上の保有で貰うことができ、選択できるのは嬉しいところ。
お酒好きであれば一番搾り、お酒が飲めない場合は清涼飲料、サッカー好きには日本代表応援グッズ、お食事券など好みに合わせて選べます。
大企業のキリンHDですが、100株であれば20万以下で買えます。今後の展開を見守りつつも検討してみてはいかがでしょうか。