第一種優先株を購入して決権なしでお得に優待を狙う方法もあり

押しも押されぬ飲料メーカー、伊藤園の株主優待情報をご紹介します。

伊藤園では毎回もらうのが楽しみな自社製品の詰め合わせなどを株主優待にしています。そして伊藤園の株主優待情報でもっとも重要なのが第一種優先株の存在です。

第一種優先株は議決権はないけれど優待と配当はもらえる株式で、普通株に比べて安い値段で購入することができます。この第一種優先株の情報も含めて、伊藤園の株主優待についての最新情報を大公開します。

茶製品、野菜飲料、コーヒー飲料等を扱う飲料メーカー

伊藤園は、「お～いお茶」や「健康ミネラルむぎ茶」「ウーロン茶」「TEAs’TEA（ティーズティー）」などの茶系飲料や、「充実野菜」「1日分の野菜」などの野菜飲料、「TULLY’S COFFEE（タリーズコーヒー）」「エビアン」などの扱う総合飲料メーカーです。

世界で初めて缶入りウーロン茶を開発するなどしてきた飲料メーカー

缶入りのウーロン茶を世界で初めて開発したのはこの伊藤園です。
その他、「お～いお茶」のシリーズはあらゆる茶飲料で一番売れているロングセラー商品で、「健康ミネラルむぎ茶」は麦茶飲料ではNo.1のシェアをとっています。また、2014年に「伝統の健康茶」シリーズになったそば茶は国産そばの普及に貢献したということで社団法人日本蕎麦教会から感謝状を受けています。

その他にも特定保健用食品も出しているなど、業界をリードしてきたメーカーの1つです。

人気ブランド商品を数多く展開している

すでにご紹介したように、伊藤園には人気シリーズとなっている商品が多くあります。
最も売れているお茶である「お～いお茶」が代表的です。他にも聞けばだれでも知っているようなブランドをいくつかご紹介していきます。

麦茶のシェアNo.1である「健康ミネラル麦茶」は水分と適度なミネラル（カリウム、リン、マンガン、ナトリウム）補給ができる麦茶として多くの支持を集めています。

連結子会社のタリーズコーヒージャパンと共同開発したコーヒー「TULLY’S COFFEE（タリーズコーヒー）」はタリーズのバリスタが原料、焙煎、抽出方法、デザインに至るまでを監修した缶コーヒーです。

「充実野菜」や「一日分の野菜」などの豊富なラインナップを持つ野菜飲料シリーズは単なる飲み物ではなく、野菜飲料を活用した料理のレシピも公開されています。
その他にも15を超える人気ブランドを展開しているのが伊藤園です。

伊藤園のあゆみを簡単に振り返っておきます

伊藤園は1966年に前身である「フロンティア製茶株式会社」を静岡県静岡市に設立さらた時から始まりました。1969年には商号を「株式会社伊藤園」に変更しています。

1972年に茶葉鮮度保持のための真空パック技術を開発、1980年には世界初の「缶入りウーロン茶」開発、一部地域で販売実施、翌81年には全国で販売を始めます。
また1982年に有機肥料による緑茶栽培技術の確立、1982年缶内の酸素除去により、緑茶の品質を保持する「ＴーＮブロー製法」を確立と品質向上に係る技術を次々に開発しました。

1990年には売上高500億円を突破すると1995年には1,000億円を突破しました。そして1998年東証1部に上場、2000年にはホット対応ペットボトルホットPETを発売。
2007年に売上高3,000億円を突破、その間次々に新商品を発売しています。そして2014年には茶系飲料を発明して30年を迎えました。

株式会社伊藤園（東証1部　2593）の株価や配当はどうなっている？

（2017年4月19日現在）

自社製品および通販価格の割引が受けられるの株主優待情報を詳しく解説

様々な人気商品がラインナップしている伊藤園ですが、株主優待ではそれらの人気商品の詰め合わせが株数に応じてもらえるようです。権利の確定は4月で、優待を受けるのに必要は最低株数は100株です。現在の株価であれば40万円弱の投資になります。

さて、気になる優待の中身ですが以下のようになっています。優待の内容は普通株式も優先株式も同じです。

自社製品は人気の「お～いお茶」などの飲料が届くようです。ずっしりとした重みがあるのでもらった感がありますよね。

伊藤園の過去の業績と業績予想はどうなってる？

順調に成長してきている伊藤園の業績をチェックしてみましょう。
伊藤園はペットボトルや缶入りの茶系飲料や野菜ジュースなどで多くの人気商品を展開しており、これまでも順調に成長してきています。直近2期分と今期の見込みを確認しておきましょう。

このように増収増益が見込まれています。売上の伸びが鈍化した分利益の伸びも低くなりそうです。

伊藤園の株主優待を狙うなら優先株式がおすすめ

伊藤園には議決権がない代わりに普通株式よりも配当の大きい第一種優先株式があります。優待などの条件は同じですが、株価と配当が異なります。

伊藤園の優先株式は証券コード25935で2017年3月2日現在株価は2,000円となっています。配当は普通株式が40円（1株あたり）のところ2015年の実績では50円となっています。100株を購入したとすると配当が1,000円も多くもらえることになります。

また、100株購入するための投資金額は普通株式であれば40万円弱のところやく半分の20万円で購入することができます。優待の内容は同じですので、優待や配当狙いで、議決権は必要ないという場合は優先株式がおすすめできます。

伊藤園の株主優待、企業情報、業績まとめ

伊藤園は「お～いお茶」などの人気ブランドを展開している日本有数の飲料メーカーです。
茶系飲料の業界をリードしてきた企業の1つであり、今後もどのような商品を開発してくれるのか楽しみですね。伊藤園の株式には普通株式と優先株式があります。株主優待や配当狙いならば優先株式がおすすめできます。

購入価格でももらえる配当もお得で、優待の内容は同じです。
ただし、議決権がないのが伊藤園の第一種優先株式です。また優待では通販価格の割引も受けられるので伊藤園の商品をよく買っている人には特におすすめできる内容です。