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エフ・シー・シーという企業を、普段オートバイに乗っている方や好きな方であれば知っているかもしれません。
エフ・シー・シーはオートバイ用のクラッチの世界No1シェアを誇るメーカーです。グローバルに事業展開し、オートバイ用クラッチだけでなく、四輪車用クラッチの開発製造も行っています。
普段からオートバイに乗っている方や、お得な優待がもらえる銘柄を探している方はぜひ参考にご覧ください。
目次
オートバイ用クラッチで世界No1シェアを誇るエフ・シー・シー
エフ・シー・シーはクラッチメーカーで、摩擦材の開発やクラッチの組立てなどを行う企業です。
世界中のオートバイの約半分にエフ・シー・シーのクラッチが搭載されており、世界シェアNo1を誇ります。国内だけでなく、世界10ヶ国14拠点で現地生産をしており、グローバルに展開しています。
二輪車用クラッチだけでなく、四輪車用クラッチにも国内メーカーやフォードなど、需要が拡大しています。
技術研究所では、新製品の開発だけでなく、クラッチ用高耐久摩擦材などの開発、新生産技術の確立なども行っています。モータースポーツ分野にも製品を提供しており、鈴鹿8耐レースには毎年参戦3度優勝し、世界耐久選手権にも参戦しています。
イベントへの参加などの地域支援活動や環境保全・美化活動、教育支援活動など、他にも多くの社会貢献活動も行っています。
二輪車用クラッチや四輪車用クラッチなどの製品を開発製造
エフ・シー・シーは二輪車用、四輪車用のクラッチを製造、開発を行っています。
- 二輪車用クラッチ
- 四輪車用クラッチ
多板クラッチ
湿式遠心クラッチ
乾式遠心クラッチ
ベルトコンバーター用プーリー
レース用クラッチ
オートマチックトランスミッション用の湿式多板ダブルクラッチ
湿式多板トリプルクラッチ
CVT用スタートクラッチ
フォワードクラッチ
トルクコンバータ用ロックアップクラッチ
マニュアルトランスミッション用のPUSH TYPE 乾式単板クラッチ
PULL TYPE 乾式単板クラッチ
四輪駆動車用の4WD切替デフクラッチ
バギー用リミテッド・スリップ・デフや油圧無段変速機などを製造しています。
設立70年以上 クラッチメーカーエフ・シー・シーの歴史
エフ・シー・シーは昭和14年設立で資本金41億7,500万円、従業員数8,005名(連結)です。
昭和14年に静岡県浜松市佐藤町にて株式会社不二ライト工業所を設立し、クラッチ板・歯車などの製造を開始します。
昭和18年には不二化学工業株式会社へと商号を変更します。
昭和23年には現本田技研工業株式会社と、昭和29年には現スズキ株式会社、昭和31年にはヤマハ発動機株式会社と取引を開始します。昭和57年には九州不二化学株式会社を設立します。
昭和59年には、ペーパーライニングの一貫生産を開始。同年、株式会社エフ・シー・シーへと商号を変更します。
昭和63年にはアメリカインディアナ州にJAYTEC,INC.を設立。平成元年にはタイバンコク市にFCC CO.,LTD.を設立します。
平成4年には台湾の光華興工業股份有限公司に資本参加。
平成5年にはフィリピンにFCC CORP.を設立。同年、天龍産業株式会社の株式取得。平成6年には中国に成都江華・富士離合器有限公司を設立。
平成7年には中国上海市に上海中瑞・富士離合器有限公司を、イギリスにFCC LTD.を設立します。
平成9年にはインドにFCC RICO LTD.を設立。翌年、平成10年にはブラジルにFCC DO BRASIL LTDA.を設立。平成12年にはアメリカノースカロライナ州にFCC,INC.を設立。
平成13年にはインドネシアにPT.FCC INDONESIAを、翌年、平成14年にはアメリカインディアナ州にFCC,INC.を設立。
平成16年には東京証券取引所市場第一部へ上場。平成17年に光華興工業股份有限公司を子会社化。
平成18年に中国に広東省佛山市に佛山富士離合器有限公司を設立。
平成24年に中国に四川省成都市に愛富士士を設立。平成25年に韓国にFCC SEOJIN CO.,LTD.を、平成26年にはインドにFCC CLUTCH INDIA PRIVATE LTD.を設立。
エフ・シー・シー株価や配当、優待の内容は?
エフ・シー・シーの株価や利回り、必要投資金額などについて、紹介します。
権利確定は3月末日と9月末日の2回あり、株主優待も年2回受け取れます。
事業の種類:運送用機器 | 優待の価値:2500円相当 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食料 | 3月末日 | 9月末日 | 年2回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
2,141円 | 1.96% | 2.33% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
214,000円 | 100株 | 42円 |
200株以上で年2回静岡県森町産新茶と静岡県特産三ヶ日青島みかん
エフ・シー・シーの株主優待は200株以上保有で年2回受け取れます。
200株以上保有で9月末株主の場合、2,500円相当の静岡県特産三ヶ日青島みかん
エフ・シー・シーのグループ会社及び関連会社は国内以外にも海外多数あります。
国内生産会社 |
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株式会社九州エフ・シー・シー (各種クラッチ製品、アルミダイカスト部品、鉄物プレス部品の製造) |
天龍産業株式会社 (産業廃棄物の処理、土木建築用機械などの製造加工など) |
東北化工株式会社 (カシューパーティクル、カシュー液体製品など) |
持株会社 |
FCC(North America),INC. |
愛富士士(中国)投資有限公司 |
海外生産会社 |
FCC(INDIANA),LCC. |
FCC(North Carolina),LLC. |
FCC(THAILAND)CO.,LTD. |
成都永華富士離合器有限公司 |
上海中瑞・富士離合器有限公司 |
台灣富士離合器股份有限公司 |
PT.FCC INDONESIA |
FCC(VIETNAM)CO.,LTD |
FCC DO BRASIL LTDA. |
2017年3月期は減収増益 2018年3月期は営業利益、経常利益が前年マイナス予想
売上高が1,674億2,900万円
営業利益が97億3,600万円
経常利益が81億1,800万円
利益が61億6,200万円
2017年3月期は
売上高が前年対比−6.1%の1,572億1,700万円
営業利益が前年対比+15.4%の112億3,600万円
経常利益が前年対比+40.7%の114億1,900万円
利益が前年対比+16.9%の72億400万円で減収増益
2018年3月期の会社予想
売上高が+0.5%の1,580億円
営業利益は−9.2%の102億円
経常利益は−12.4%の100億円
利益は+6.9%の77億円予想
セグメント別では、二輪車用クラッチは円高の影響やインドネシアでの販売減少もあり売上高は前年同期比減、利益は原価低減などもあり前年同期比増です。
四輪車用クラッチは円高の影響もあり売上高は前年同期比減、利益はメキシコの増収効果などもあり前年同期比増です。
次期は、インドの二輪車市場が堅調、アメリカ向けの四輪車クラッチの販売増加が見込まれます。
しかし、費用負担の増加も見込まれます。
2017年3月期は営業利益、経常利益、利益が2桁成長していますが、2018年3月期は、売上高は微増、営業利益、経常利益が前年マイナス予想となっています。株価は年初来高値2,360円、年初来安値1,976円、PER14.64倍、PBR0.96倍、自己資本比率71.8%です。
高利回りの優待を得たい主婦や、オートバイ好きな方に特にオススメ
エフ・シー・シーの株主優待は必要投資金額214,100円で、年2回で静岡県森町産新茶と静岡県特産三ヶ日青島みかんが受け取れます。
優待利回りは2.33%と高く、魅力的な優待銘柄の1つです。配当利回りも1.96%あり、合計で4.29%もの利回りがあります。
2018年3月期は売上高は微増、営業利益、経常利益が前年マイナス予想となっており、株価は若干割安感があります。必要投資金額もそこまで高くありませんので、長期で保有し優待や配当を得たいところです。
株主優待目的としても、キャピタルゲイン目的としても投資対象になり得る銘柄と言えるでしょう。
高利回りの優待を得たい主婦や、オートバイ好きな方に特にオススメです。
優待は嬉しい年2回!優待利回りも配当利回りも高く長期保有したい
エフ・シー・シーの株主優待は年2回も、それぞれ2,500円相当の品が受け取れます。
静岡県森町産新茶と静岡県特産三ヶ日青島みかんとなっており、多くの人が喜ぶ満足度の高い優待です。優待利回りも2.33%と高いです。
優待利回りも配当利回りも高いため、できるだけ株価が安いときに保有し、更に利回りを高めたいものです。
半年ごとに優待がもらえるのは、とても嬉しいですね。ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。