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塩水港精糖という企業をご存じでしょうか。あまり企業名を聞いてもピンと来ない人も、「パールエース印」の砂糖や「オリゴのおかげ」を製造している企業を言えば、わかる人も多いのではないでしょうか。
塩水港精糖も上場しており、自社商品を活用した株主優待もあります。
ここでは、塩水港精糖の株主優待情報や企業情報、投資情報について、紹介します。普段から、塩水港精糖の商品を購入している方は、ぜひ参考にご覧ください。
目次
トップクラスの精製糖メーカーで「パールエース印」でお馴染みの砂糖商品
塩水港精糖は、創立110年以上を誇る老舗企業で、創業以来トップクラスの精製糖メーカーとして日本の食品業界に貢献しています。また、精糖だけでなく健康食品分野にも進出しており「オリゴのおかげ」のヒット商品も生まれています。
オリゴのおかげは、サトウキビに含まれるショ糖と牛乳に含まれる乳糖を原料として作られており、腸内の善玉菌を増やす効果が期待できる商品で、特定健康食品としても認められています。
他にも、メタボ対策商品のとして、サラシア属植物のエキスを加工して作られたコタラのおかげや、サイクロデキストリンなども製造しています。
メイン事業である砂糖は、1kg袋入りやガムシロップ、スティックシュガー、角砂糖など、家庭用から業務用まで幅広く製造しており、パールエース印が目印となっています。
「塩水港精糖の製造販売している商品」精製糖・甘味料・バイオ関連商品など
塩水港精糖では、下記のような精製糖・甘味料・バイオ関連商品などの商品を製造販売しています。
- 砂糖
- パールボー
- ベビーパール
- シュクレーヌ
- ガムシロップ
- 角砂糖・氷砂糖
- オリゴのおかげ
- オリゴスティック
- パールエースのゼロカロリー甘味料withステビア
- コタラのおかげ
- ボン・デ・パルル
- パールトレハなど
「塩水港精糖の歴史」創立110年以上パールエース印ブランドも50年以上続く
塩水港精糖は、明治37年創業、昭和25年設立、資本金17億5,000万円、従業員数(連結)94名です。明治37年に塩水港製糖会社が創立されて赤糖の生産を開始しました。
昭和25年には塩水港精糖株式会社へと社名を変更し、翌年には精糖事業を復活します。昭和36年に東京証券取引所市場第2部に上場します。昭和39年には大洋漁業株式会社(現:株式会社マルハニチロホールディングス)と資本提携をします。同年、パールエースブランドが誕生します。
昭和41年には横浜工場竣工、昭和46年には宮本産業株式会社(現:株式会社おかげさま.)を設立します。昭和48年には大阪工場を竣工し、昭和57年にはエントウ産業株式会社(現:株式会社イーエス)を設立します。
昭和58年には東洋精糖株式会社と業務提携をして、太平洋製糖株式会社を設立します。同年、大阪工場でサイクロデキストリンの生産を始めます。平成2年には乳糖果糖オリゴ糖の生産を開始します。
平成6年には株式会社ナルミヤを増資引受によって関連会社にします。同年、乳糖果糖オリゴ糖を主成分とした「オリゴのおかげ」商品の全国販売を開始します。平成7年にはオリゴのおかげシリーズが特定保健用食品表示許可(整腸作用)を取得します。平成14年には塩水港精糖株式会社と大日本明治製糖株式会社、大東製糖株式会社の三社出資にて関西製糖株式会社を設立します。
平成17年にはマルハ株式会社との資本提携を解消して、三菱商事株式会社と新たに資本提携をし、同年、株式会社パールエースを子会社化します。平成26年には東京証券取引所市場第1部に指定。同年、創立110周年、「パールエース印」ブランド50周年を迎えます。
塩水港精糖株式会社の株価や配当
ここでは、塩水港精糖の株価や利回り、必要投資金額について、確認していきましょう。
権利確定日は3月末日で優待は年1回です。10単元(1,000株)〜が優待対象となります。実際に投資を検討する場合は、最新の数値や過去からの推移も参考にしましょう。
事業の種類:食料品 | 優待の価値:3,000円相当(1,000株の場合) | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食料 | 3月末日 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
249円 | 2.01% | 1.20%(1,000株の場合) | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
24,900円 | 100株 | 5円 |
株主優待は自社商品「オリゴのおかげ」セットが貰える
塩水港精糖の株主優待は1,000株以上保有の場合に、自社商品が受け取れます。
塩水港精糖のグループ会社及び関連会社は下記のとおりです。
塩水港精糖のグループ会社及び関連会社 |
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株式会社パールエース(原料糖の仕入) |
南西糖業株式会社(原料糖の仕入) |
株式会社ナルミヤ(砂糖二次品の包装業務の委託) |
太平洋製糖株式会社(砂糖の委託加工) |
関西製糖株式会社(砂糖・バイオ製品の委託加工) |
株式会社おかげさま(砂糖の包装業務等の委託) |
2017年3月期は増収減益で利益2桁マイナス成長 2018年3月期は増収増益予想
2017年3月期業績
売上高 :273億6,400万円(前年対比+1.9%)
営業利益:7億2,600万円(前年対比−29.0%)
経常利益:8億3,800万円(前年対比−17.2%)
利益 :5億4,900万円(前年対比−11.6%)
2018年3月期の会社予想
売上高 :274億円(+0.1%)
営業利益:6億8,000万円(−6.3%)
経常利益:10億円(+19.3%)
利益 :7億8,000万円(+42.1%)
セグメント別業績は、砂糖事業は業務用製品は好調に推移したものの、家庭用製品が低調だったこともあり、売上高は前年同期比1.7%増、利益は前年同期比21.4%減です。
バイオ事業は、サイクロデキストリン部門が食品や非食品への拡販を行うものの低調でしたが、オリゴ糖部門はプロモーション強化により「オリゴのおかげ」が好調に推移し、バイオ事業の売上高は前年同期比4.6%増、利益は前年同期比46.0%増となりました。
その他の事業として、所有不動産の活用のために一部賃貸等を行い売上高は前年同期比1.8%減、利益は前年同期比9.7%減でした。
今後、砂糖事業は、砂糖需要が減少するなか、高品質な製品の安定的供給、営業強化、体制の効率化、バイオ事業は高品質製品の「オリゴのおかげ」の更なるプロモーション強化、サイクロデキストリン部門の営業強化がそれぞれポイントになってきます。
2017年6月12日現在のPERは8.65倍、PBR0.89倍、年初来高値272円、年初来安値233円です。
2017年3月期は営業利益、経常利益、利益すべて2桁マイナスとなっています。2018年3月期は増収増益予想を立てていますが、現実味があるかどうかが、第1四半期業績でわかりそうです。株価は割安感がありますが、業績次第ではさらに下がる可能性があります。
優待は女性の方にも嬉しい「オリゴのおかげ」優待利回りは1.20%
塩水港精糖の株主優待は10単元(1,000株)保有で自社商品の「オリゴのおかげ」6本セット(3,000円相当)が受け取れます。必要投資金額は249,000円で優待利回りは1.20%と高くはありません。
優待は塩水港精糖のヒット商品でもあるオリゴのおかげとなっており、健康食品に興味がある方は、女性の方などには嬉しい内容です。
株価は割安感がありますが、2017年3月期は大幅に利益を落としており、果たして本当に増収増益予想をクリアできるのか心配な点でもあります。株主優待目的で投資する場合も、もう少し業績推移を見てから判断しても良さそうです。
株価が下がれば利回りも高くなります。普段から塩水港精糖の商品を購入している方は、割安株を探している方にオススメの銘柄の1つです。まずは今後の業績を見守りましょう。
株価は割安感があるが、今後の業績を見て検討するか判断したいところ
塩水港精糖は家庭用・業務用向けの「パールエース印」の砂糖や健康食品の「オリゴのおかげ」製品を製造販売しており、国内トップクラスの精製糖メーカーでもあります。
優待を受けるには10単元(1,000株)必要ですが、優待を考えない場合は、1単元(100株)の5万円以下でも投資が可能ですので、投資資金に余裕がない方でも気軽に投資ができます。2017年3月期の業績は売上高以外は大きく前年対比マイナスとなっており、次期に関しても心配が残ります。
株価は現在でも割安感がありますが、今後の業績推移を見た上で判断した方が良いでしょう。普段から塩水港精糖の商品を購入している方など、ぜひ、検討してみてください。