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キャリアデザインセンターという会社をご存知ですか?転職サイトを運営している会社です。今後人材の流動化は国の方針としても強化されていくでしょうから転職業界は注目の業界の1つです。
そんなキャリアデザインセンターについて調べてみると今後の成長の期待のほか、株主優待にも魅力があることが判明しました。今回は、キャリアデザインセンターの概要と今後の株価についての展望、そして魅力的な株主優待について条件からおすすめの投資方法までご紹介していきます。
目次
質の高い人材の流動化を通して、企業の活性化と日本経済の発展に寄与するが理念
キャリアデザインセンターは転職サイトの運営、求人情報誌の発行、人材紹介事業や企業の採用活動のサポートなどを行う会社です。「いい仕事・いい人生」をコンセプトにいい仕事での経験が人を魅力的に成長させ、いい仕事に巡り合うことがいい人生をおくることだと考えているようです。大手リクルートで「とらばーゆ」の初代編集長を務めた多田弘實氏が1993年に創業しました。
日本経済成長のキーワードとして「中途採用による人材の流動化」を挙げ、特にキャリア志向の高い層やエンジニア、女性をターゲットに質の高い採用のサポートを行っています。
多種多様なサービスで求職者と企業のニーズにこたえる
キャリアデザインではターゲットを絞った経営により独自の商品、サービスで他社との差別化を図っています。
事業としては転職サイトの運営、適職フェアの開催、人材紹介、IT派遣、新卒採用支援を行っています。
転職サイトでは「@type」「@type営業の転職」「女の転職@type」を運営しています。中でも「@type」は月間のユニークユーザーが100万人を超え、業界で国内1位の実績のある転職サイトです。
適職フェアとは「優秀な人材を求める企業」と「キャリアアップを実現するための優良企業を探すビジネスパーソン」とのリアルな出会いを提供する場です。具体的には「@typeエンジニア転職フェア」や「女の転職@type転職イベント」を実施しています。東京国際フォーラムなどを会場とし、1,000人以上のエンジニアが集まるイベントです。
人材紹介は@typeで培ってきた企業とのネットワークなどを活かし、転職を希望する人にアドバイスや求人企業を紹介するサービスで「type転職エージェント」という名前がついています。
IT派遣はITエンジニアに特化した人材派遣のサービスで、そのほかにも新卒採用支援とを就活生向けに行っています。
キャリアデザインセンターのここまでの歩み
人材サービス大手のリクルートで取締役まで昇進した初代「とらばーゆ」編集長の多田弘實氏が創業したキャリアデザインセンターはここまでどのように成長してきたのでしょうか。キャリアデザインセンターの沿革を振り返ってみましょう。
設立は1993年、1994年に転職情報誌「type」を創刊します。その後エンジニアに特化した「エンジニアtype」を1997年に創刊しました。
2000年に転職情報サイト「@type」をスタートさせターゲットとして女性を意識した「ウーマンtyep」を創刊し、女性のための転職サイト「女の転職@type」も2005年にスタートします。
2006年には東証2部に上場し適職フェアの開催も始めます。その後情報誌からサイト運営へと徐々に方向転換をし、2013年東証1部に指定されました。
株式会社キャリアデザインセンターの株価や配当
事業の種類:サービス業 | 優待の価値:約2,500円 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食品 | 3月末日 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
1168円 | 2.86% | 0.2% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
116,800円 | 100株 | 33円 |
1,000株以上でもらえる高級ブランド米
転職サイトの運営などで求職者と企業を結び付けるキャリアデザインでは配当の他に株主還元の一環として株主優待を行っています。優待は毎年3月末日時点で1,000株を保有する株主に対して贈呈されます。
優待の内容は新潟県魚沼産コシヒカリ5Kgです。株主優待でもらえる品物の中で日用品は人気が高く、中でもお米は非常に人気の株主優待の1つです。しかも高級ブランドである魚沼産のコシヒカリですから優待としての魅力はかなり高いですね。
注意しなければいけないのは優待を受けるための条件です。単元株数は100株ですが、優待を受けるには10単元1,000株の保有が必要です。1,000株を取得するには100万円以上の投資が必要ですから、気軽に手を出すというわけにはいかないな、と思う人も多いかもしれませんね。
株の購入を考えるならばまずは業績のチェックから
キャリアデザインセンターでは転職サイトの運営などを通じて転職をすすめ日本経済成長のカギとなる人材の流動を進めています。そんなキャリアデザインセンターの株の購入を考えた時にまずチェックしておきたい業績についてみてみましょう。
2期前(2015年9月期)
売上高:7,621
営業利益:628
経常利益:630
1期前(2016年9月期)
売上高:8,569
営業利益:1,005
経常利益:1,009
来期(2017年9月期)会社予想
売上高:9,771
営業利益:1,156
経常利益:1,156
(単位は百万円)
売上、利益ともに順調に伸びてきており、今期も増収増益の見込みです。今後の安定成長のためには増収効果を増益に結びつけていけるかに注目する必要があります。
魚沼産コシヒカリは魅力的だが、投資額は高め
キャリアデザインセンターの株主優待は1,000株以上の保有で魚沼産コシヒカリ5Kgというものです。主食であるお米がもらえるのはうれしいもので、しかも魚沼産コシヒカリという高級ブランドですから、その魅力はかなり高いと言えます。しかし、優待を受けるための必要投資額が100万円を超えることからそのハードルは高いと言えます。
株を長く持ち、配当などで還元をうけながら、タイミングが合えば優待を受ける、というぐらいの気持ちで優待に期待できる投資家におすすめです。
キャリアデザインセンターの株主優待、企業情報、業績まとめ
ここまでキャリアデザインセンターの株主優待の情報をお伝えしながら、業績や事業内容などもみてきました。キャリアデザインセンターは日本経済成長のカギの一つである人材の流動化のため転職サイトの運営や適職フェアの開催などをしている企業です。
増収が増益に結び付いており、今後の成長が楽しみな企業の1つですが、株主優待を受けるには100万円以上の投資が必要です。優待の内容は株主優待の中でも人気の高いお米で、しかも魚沼産コシヒカリです。優待の内容はとても魅力的ですが、優待利回りを考えると優待を目当てにキャリアデザインセンターの株を購入することをためらう人は多いのではないでしょうか。
優待が1番の目当てではなく、じっくりと株を楽しみたい投資家におすすめです。