優待は100株以上で株主優待カードか地方名産品を選んで受け取れる

クスリのアオキHDという企業は北陸を中心にドラッグストア、調剤薬局併設店舗、調剤専門薬局などを展開し、医薬品、化粧品以外にもさまざまな商品を揃えています。

クスリのアオキHDの株主優待はどんな内容なのでしょうか。
ここではクスリのアオキHDの株主優待情報や企業情報、投資情報などについて紹介します。普段から店舗を利用している方や、ドラッグストア運営企業の株を探している方など参考にご覧ください。

北陸地方を中心にドラッグストアや調剤薬局併設店舗、調剤専門薬局を展開

クスリのアオキHDは石川県や富山県、福井県など、北陸を中心としてドラッグストア、調剤薬局併設店舗、調剤専門薬局を350店舗以上展開している企業です。

『健康と美と衛生」を通しての社会貢献』という経営理念のもと、医薬品や化粧品だけでなく多彩な商品を取り揃えています。
「近くて便利なお店」を目指して、来店しやすい立地展開や、店舗レイアウト、薬や日用品の他に惣菜や生鮮食品、小物衣料などの多彩な商品ラインナップで、多様化するお客さんのニーズに応えています。

医療の専門家を招いての講演会や薬剤師による健康相談会などのヘルスアップセミナー、骨髄バンク支援、子育て支援事業への協賛、マイバック持参運動など、さまざまな社会貢献・地域貢献にも取り組んでいます。

平成28年に上場300店舗以上を展開クスリのアオキHDの歴史

クスリのアオキHDは、明治2年創業で平成11年設立、資本金10億円、売上高1,634億6,200万円を誇る企業です。
昭和60年にクスリのアオキを設立します。翌年の昭和61年には石川県1号店を金沢市に出店します。平成8年には株式会社青木二階堂薬局、株式会社草山商事を合併します。

平成9年には共同出店などを目的としてアルビス株式会社と業務提携・資本提携を行います。同年、株式会社ツルハとも業務提携・資本提携します。
平成12年には株式会社ニチイ学館と業務提携。平成13年には有限会社三和薬商から営業譲受。同年、イオンウエルシア株式会社と業務提携を行います。

平成15年には共同開発などを目的としてイオン株式会社と業務提携・資本提携します。
平成18年には東京証券取引所市場第二部に株式を上場します。同年、株式会社青木二階堂を設立します。平成19年には石川県金沢市に出店し100店舗を突破。平成23年には東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。

平成24年には商品物流効率の改善を目的とした合弁会社である株式会社A2ロジを設立。
平成25年には100薬局、200店舗を突破します。平成28年には300店舗を突破、株式会社クスリのアオキを株式会社クスリのアオキホールディングスの完全子会社化します。同年、株式会社クスリのアオキの持株会社として東京証券取引所市場第一部へ上場します。

アオキHD株価や配当を紹介

ここでは、クスリのアオキHDの株価や必要投資金額、利回りなどについて確認していきましょう。権利確定日は5月20日ですので注意が必要です。実際に投資をする場合は、下記数値だけでなく、最新情報や過去からの推移も確認するようにしましょう。

株主優待は100株以上保有で株主優待カードか地方名産品

クスリのアオキHDの株主優待は100株以上保有で下記A・Bから1つを選べます。

第3四半期業績で経常利益進捗率は約93％利益進捗率は約98％順調に推移

既存店の活性化に注力し、19店舗の全面改装を実施。そして、石川県2店舗、富山県1店舗、福井県3店舗、新潟県3店舗、長野県2店舗、群馬県9店舗など、計44店舗の出店を実親。
また、ドラッグストア併設調剤薬局を石川県や富山県、福井県などに計14薬局を新規に開設。グループの店舗数はドラッグストア354店舗（内調剤薬局併設173店舗）、調剤専門薬局6店舗で合計360店舗となっています。

会社予想に対しての経常利益の進捗率は約93％、利益の進捗率は約98％と順調です。
年初来高値は5,490円、年初来安値は4,435円、PERは25.69倍、PBRは4.92倍、自己資本比率は38.2％です。業績が好調なこともあり、市場の期待が高く株価は割高感があります。特に問題がなければ、通期予想に対して上振れが予想されます。

優待内容は実用的で主婦には嬉しい投資資金に余裕がある方にオススメの銘柄

クスリのアオキHDの株主優待は100株以上保有で5％の株主優待カードか、地方名産品（まめや萬久菓子詰め合わせorキャラバンサライコーヒーブランデーケーキセットorふくら屋最中の汁物と加賀郷土料理じぶ煮の詰め合わせ）2,000円相当です。

必要投資金額は532,000円で優待利回りは0.37%となります。
株主優待内容は、普段からクスリのアオキを利用している方は商品を安く購入することができたり、お菓子などの地方名産品をもらって自宅で味わうことができ、特に主婦とっては実用的で嬉しい内容です。

しかし、投資金額が高く利回りが低いため、投資資金に余裕がないとなかなか手が出せない銘柄です。
株主優待目的の投資というよりは、あくまでキャピタルゲインを目的として投資した方が良いでしょう。また、第3四半期業績段階で通期の予想に対して順調に推移しており株価も上昇しています。

まだ割高感がありますので、投資判断を下すのであれば、もう少し株価が落ち着いた頃をでれば狙った方が良いでしょう。
しかし、期末の業績次第ではさらに株価が上昇する可能性もありますので注意が必要です。普段からクスリのアオキを利用している方や、投資資金に余裕のある方にオススメの銘柄です。

優待利回り0.37% 優待目的としての投資にはややハードルが高い

クスリのアオキHDは、360ものドラッグストアなどを展開しています。
「近くて便利なお店」を目指し、医薬品や化粧品に限らず、多くの商品を揃え、アクセスしやすい立地に店舗を構えます。株主優待は選ぶことができるため、普段から頻繁に店舗を利用する方は優待カードで良いでしょうし、利用しない方は地方名産品を選べるので良いですね。

ただし、優待内容は実用的で満足度も高そうですが、利回りは低いですので、優待目的としての投資にはハードルが高いです。興味がある方は、ぜひ検討してみてください。