- FinTech(フィンテック)
- ウェルスナビの手数料は高い?利益だけ賄えるのか解説
当サイトには広告・プロモーションが含まれています。
当サイトでは、複数企業と提携し情報を提供する広告収益モデルで運営しています。 当サイトを経由しサービスや商品のお申込みが発生した場合、各企業から報酬を受け取る場合がございます。ウェルスナビの手数料はやや高めだがポートフォリオや税金を自動で最適化してくれると思えば安い
「ウェルネスナビは自動で資産運用できるため手数料が高いのでは?」
「手数料が高くて利益が出ないのではないか?」
など、ウェルネスナビの口コミを見て、手数料に対して疑問を持っている人は少なくないのではないでしょうか。
どんなに便利だとしても、手数料が高ければ利益を得るのが難しくなります。
そこで今回は、ウェルネスナビの手数料の詳細について、また、手数料が高いか安いかについて紹介しています。
この記事を読むことで、ウェルネスナビの手数料を把握ができ、他の資産運用商品と比較しやすくなりますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ウェルスナビの手数料の基礎知識
まずは、ウェルネスナビでかかる手数料の基本的内容について見ていきましょう。
ここでは、
- ウェルネスナビの利用手数料
- 維持費や管理コスト
- 入金振込手数料
- ウェルネスナビの利用でかからない手数料
- 手数料割引
について説明していますので、じっくり読んでみてください。
ウェルスナビの手数料はほとんどかからない
多くの金融商品では、売買手数料や為替手数料などを気にしなければなりませんが、ご覧のとおり、ウェルネスナビで資産運用する場合は利用手数料以外のほとんどが無料です。
手数料 | 預かり資産3,000万円まで | 年率1.0% |
---|---|---|
3,000万円超え | 年率0.5% | |
入金 | 金融機関振込 | お客様負担 |
自動積立 | 無料 | |
クイック入金 | ||
出金 | 出金手数料 | 無料 |
取引 | 売買手数料 | |
為替手数料 | ||
為替スプレッド | ||
リバランス | ||
口座開設 | 無料 |
※手数料は【税別】
ここでは、利用手数料や維持・管理コスト、入金振込手数料の詳細について見ていきましょう。
利用手数料
ウェルネスナビで資産運用する際は預かり資産額に応じて利用手数料がかかります。
手数料は、預かり資産3,000万円までは年率1.0%、3,000万円を超える部分には年率0.5%です。
さらに、消費税が加算されるため、消費税込みの年間手数料は37万8000円です。
※時価変動なしとした場合
0.5~1.0%の手数料は消費税別なので、消費税込みで0.54%~1.08%の手数料がかかることを把握しておきましょう。
特に、資産額が3,000万円未満の場合はどれだけ資産額が多くても1.08%の手数料がかかります。
これらの手数料は投信やETFで言うところの信託報酬ですが、ウェルネスナビの場合、すべて自動の資産運用なため少し手数料は高めです。
維持費や管理コスト0.11~0.14%
ウェルネスナビの投資対象は、アメリカ市場に上場している低コストのETFです。
そして、各ETFの運用会社は、ETFの維持・管理に必要なコストを控除しているため、利用者はこれらの維持・管理コストを間接的に負担していることになります。
ETFの維持・管理コストは表面に出ている手数料ではなく、リスク許容度に応じて年間0.11%~0.14%の手数料が価格に反映されているのです。
一見するとわからないものですが、ウェルネスナビへの手数料0.5%~1.0%だけでなく、維持・管理コストも負担していることは把握しておきましょう。
入金振込手数料
ウェルネスナビは、クイック入金や自動積立入金手数料は無料で、金融機関への通常振込手数料は自己負担です。
また、出金手数料も無料で利用できます。
クイック入金は3万円以上の振込みで利用ができ、対応している銀行は以下の4行です。
24時間365日ウェルネスナビ口座への振込みが可能です。
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- 住信SBIネット銀行
ウェルスナビを利用すればかからない手数料
たとえば、個人でETFに投資する際は、信託報酬は0.060%~0.950%程度、売買手数料は139円~272円(SBI証券ネット購入の場合)などの手数料がかかります。
しかし、ウェルネスナビであれば、利用手数料の0.5%~1.0%のみで、以下4つの手数料は無料です。
- 為替手数料
- スプレッド
- 売買手数料
- リバランス
仮に、個人でアメリカ市場に上場しているETFに投資をする際は、円で直接投資ができないため、円を米ドルへ交換して投資しなければなりません。
その際、スプレッド(買値と売値の差額)と為替手数料がかかってしまいます。
また、数ヶ月~数年に1度リバランスをおこなう際には、売買手数料や利用手数料もかかります。
しかし、ウェルネスナビで資産運用をする際、これらの手数料は一切かかりません。
スプレッドや為替手数料も心配いりませんし、リバランスの際の余計な手数料も支払わなくて済むのです。DeTAXもおこなってくれます。
ウェルネスナビの利用手数料は、個人でETFに投資するよりも高めの信託報酬(0.5%~1.0%)がかかりますが、上記の手数料がすべて無料と考えると利用の仕方によっては十分お得です。
長期割
ウェルネスナビを長期利用すると手数料が割引される「長期割」が適用されます。
長期割は、ウェルネスナビの資産運用期間と運用金額に応じて、手数料が最大0.90%(年率)まで割引される制度です。
長期割の条件は以下をご覧ください。
長期割適用条件
- 判定日(毎月1日)の総入金額から総出金額を引いた金額(長期割判定額)によって0.01%~0.02%の割引率が決まる
- 長期割判定額が50万円~200万円未満の場合:0.01%割引
- 長期割判定額が200万円以上の場合:0.02%割引
条件を満たした状態が6ヶ月間続けば、7ヶ月目から手数料の割引が始まり、最高で0.90%まで割引が可能です。
長期割で注意しなければならないのが、出金をすると長期割期間が終了することで、手数料が割引前の水準に戻ります。
ただし、長期割期間が終了したとしても、再び判定日(毎月1日)時点で条件を満たしていれば長期割が再スタートできます。
ウェルスナビの手数料支払い日はいつ?
支払いは翌月1日です。
時価が日々変動するため、ウェルネスナビの利用手数料は毎日1日分が計算されて、1ヶ月分の合計額を翌月1日に支払います。
※1日が休日の場合は翌営業日
リアルな手数料を公開!
ウェルネスナビを利用して実際にどれくらいの手数料がかかっているか知ることで、リアルな損益計画を立てることが可能です。
実際にかかった手数料や計算方法などについて見ていきましょう。
実際にかかった手数料は?
下記はウェルネスナビの運用推移です。100万円を元に始め、1ヶ月ごとの時価評価額の推移を表示しています。
ウェルネスナビの利用手数料は【時価評価額×1%(手数料率)÷365×1.08(消費税)】で1日あたりの手数料を算出できます。
たとえば、2018年1月末の時価評価額は1,157,112円なので、「1,157,112円×1%÷365×1.08=34円」となり、1ヶ月あたりの手数料は34円×31日=1,054円です。
ただし、実際には常に時価が変動するため、ここで計算する1ヶ月あたりの手数料と実際にかかった手数料(画像)には差が生じています。
正確に手数料を計算したい場合は、毎日時価評価額をもとに1日あたりの手数料を計算するようにしましょう。
実際にかかった手数料をみると安いか、高いか?
自動で運用できるウェルネスナビの手数料0.5%~1.0%です。
ある程度投資経験やETF等の金融知識もあって、しっかりとチェック・リバランスができる個人であればウェルネスナビの手数料は高いと感じるでしょう。
資産運用でリターンを1%増やすのは非常に難しいことです。
たとえば、アメリカ市場に上場しているETFの信託報酬は安いものだと0.05%程度のものもあるなど、探せば手数料が安い商品はたくさんあります。
しかし、ウェルネスナビの場合はすべての運用を丸投げでき、為替手数料やスプレッドなども無料になるため、決して手数料は高いわけではありません。
ウェルネスナビの手数料は税込みで年率1.08%(3000万円未満)+ETFの維持・管理コスト0.11~0.14%、合わせて約1.20%ですので、単純に年リターンがこの水準を超え続けることで利益を得ることができます。
ウェルネスナビのアルゴリズムでは、過去25年のデータで年平均6%程度のリターンがあるため、もし今後もこの水準が続いたとすれば十分利益を得ることが可能です。
実際のユーザーはウェルネスナビの手数料についてどう思っているのでしょうか。
ここでは、Twitterなどの口コミについて見てみましょう。
低い派
ウェルネスナビの手数料を「低い」と評価する口コミも多いです。
ウェルスナビって、3000万以上は手数料0.5%かぁ。。けど、入金のタイミングをどうしたらいいのか悩む
ひふみ投信伸び悩むし、切り捨ててウェルスナビに振替えようかなぁと思ったり。— はぬまーん (@Hanu_Mannnn) 2018年7月7日
「すべて任せきりで何回売買しても手数料がかからないのでお得」
「少額投資を繰り返しているが余計なコストがかからない」
などの声が目立ちます。
ウェルスナビは100万円、
THEOは1000万円あればポートフォリオ再現できるらしいですよ。そして、その金額だと個人で購入したほうが手数料が安い。
金額の違いは扱ってるETFの数の違いで、
多いから成績が良い訳ではない。— タクコロ@筋トレ復帰 (@takukoro100en) July 9, 2018
投資信託やETFは、信託報酬や売買手数料合わせて1.0%を超えるものもありますが、ウェルネスナビは、投資先の選定やリバランスなども任せられるため手数料1.0%は十分低いと考えられるでしょう。
高い派
【ウェルスナビ】2018.7.7の評価額。開始から70週目の最終実績。先週比でVTIとVEAが伸びて、若干持ち直しましたね。7月7日だし70週目だし、今回はラッキー7多めな週でした。何かいいことあるかな?とりあえず手数料0.7%にならないかな?w#ウェルスナビ #WealthNavi #ウェルスナビ手数料下げて pic.twitter.com/9pDNdPfVBI
— MoneyMonkey@半農半料理人 (@moneyellow) July 8, 2018
預かり資産額に対して1.0%の手数料かかるのは「やはり高い」という声も多く目立ちます。
多くの手数料が無料ですが、確実にプラスのリターンが保証されるわけではありません。
そのため、できればもっと手数料を下げてほしいというのが、多くのユーザーの本音のようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ウェルネスナビの手数料詳細や実際にかかる手数料が高いか安いかなどについて紹介いたしました。
あらためて大事なポイントをおさらいすると、以下4点が挙げられます。
- ウェルネスナビの手数料は1.0%(または0.5%)
- 売買手数料や為替手数料などは無料
- 長期割により最大0.9%まで割引
- 口コミには「サービス内容の割に安い」「1.0%は高い」両方の意見がある
サービス内容の割には手数料が低めなので、投資初心者には向いているでしょう。
しかし、投資経験がある人には、1.0%の手数料を高く感じてしまう場合もあります。
この記事で紹介した情報を参考に、他の資産運用商品と比べてみてください。