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- 株式投資は売りから入ることでチャンスが拡大する
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株式投資は「買い」から入るだけでなく、「売り」からも入れることはご存知ですか?
FXなどと同じように、買い・売りどちらからも注文ができポジションを持つことも可能です。
ただし、売りから入るには一定の取引条件がありますし、売り注文によるメリットもデメリットもあります。
ここでは、売りから入るための方法や、売りを活用した投資方法、メリット・デメリットについて紹介いたします。
目次
株式投資は「買い」だけでなく「売り」からも入れる
株式投資の現物取引において、利益を上げる方法は「安い時に買って、高い時に売る」が基本です。
「買い」しか注文ができませんので、「これから値上がりする局面」で買わなければ、なかなか利益を得れません。
しかし、現物取引ではなく信用取引であれば、買い注文だけでなく「売り」から入ることが可能です。
信用取引とは、名前の通り自分を信用してもらい、自分の持っている資金以上に投資を行ったり、資金や株式を担保に、証券会社から株式を借りて投資を行うことです。
信用取引の特徴は主に2つあります。
1つ目は、現物取引の場合は、持っている資金のなかで投資をしなければなりませんが、信用取引であれば、自己資金の最大3倍の金額で投資が可能です。
2つ目は、信用取引の場合、証券会社に株を借りて市場で売り、利益を得ることが可能です。
空売りと言われ、証券会社から株を借りて市場で売った後、株価が下がったタイミングで株を買い戻し、株を証券会社へ返します。
売った価格と買い戻した際の差額が利益です。
例えば、証券会社から借りた株を株価300円のときに市場で売ります。
株価が下がり250円になった際に株を買い戻します。
差額の50円が利益になります。
信用取引の場合、株を借りておける期間が決まっていたり、借りている間に金利が発生したりはしますが、買いからしか入れない現物取引に比べると選択肢が広がります。
信用取引であれば空売りができ、買いも売りも両方の注文が出せます。
ただし、空売りできない銘柄(非貸借銘柄)もありますので、すべての銘柄が空売りできるわけではありません。
売りから入れるので下降トレンド時も利益をあげるチャンス
信用取引であれば空売りができ、売り注文から入れます。株価は常に上昇しているわけではなく下降もします。
現物取引であれば、上昇トレンドの局面では利益をあげやすいですが、下降トレンドの局面で利益をあげることは至難の業です。
トレンドが下降している際は、押し目買いをタイミングを見計らって行うか、そもそも買わないかのどちらかしか選択肢はありません。
トレンドに逆らうのはリスクが高く、買い戻しを想定して株を買っても、値が戻らない場合はどんどん含み損が大きくなります。
しかし、空売りできることで、下降トレンドでも利益をあげやすくなります。
銘柄の業績が悪く長期的な下降トレンドの場合や、日本株全体の下落が続く場合など、下降トレンドの局面は多くあります。
売りという選択肢が増えることで、上昇トレンド時だけでなく、下降トレンド時でも利益をあげられチャンスが拡大します。
FXも買いからも売りからも入ることができ、上昇トレンドでも下降トレンドでも利益を得れます。買いだけでなく、売りという選択肢があるのは大きなメリットです。
空売りは儲かるのか?どんなデメリットがあるのか?
現物取引で買いで入るよりも、信用取引の空売りは儲かりやすいと言われています。
理由は、株価が上昇するスピードと下降するスピードとでは、下降する方がスピードが速いためです。
株価に限ったことではありませんが、一般的に市場価格が上昇していく際は押し目を作りつつゆっくりと上昇します。しかし、下落する際は上昇の倍以上の速さで下落していきます。さらに下落幅も大きいことが多いです。
気になる銘柄などの株価チャートを見てみると分かりやすいでしょう。
上昇の際は緩やかに時間をかけることが多く、下降の際は一気に下落したりします。
いろいろな要素がありますが、下落することへの怖さから株を手放す人が多いのも理由の1つです。
そのため、買いから入るよりも、売りから入った方が、上手くいった際の利益は大きいです。企業の業績が予想より悪かったり、アメリカで日本にとってはマイナスな規制が作られたり、要人の発言があったりした場合など、株価は一気に急落します。
トレンドに乗れば、上昇よりも下降の方が利益を生み出しやすいです。
投資家のなかには、価格が下落するスピードを活かし、利益を得やすい売りからしか入らない人も多いです。
売りにもデメリットがあり、把握しておくことが大切
売りがあることはメリットばかりではありません。空売りには3つのデメリットがあります。
- 損失が青天井なことです。
- 買いの場合、何日も保有し長期投資が行えます。
- 株を返さなければいけないことです。
株価1,000円の株を1,000,000円で1,000株買ったとして株価が大暴落したとします。
買いの場合は、株価が下がっても1円以下まで下がることはありません。
そのため、破綻しない場合の最大の損失は999,000円です。
このように買いの場合は、株価の下落幅に限界値があり損失も限定されます。
一方で、空売りの場合、同じく株価1,000円で1,000株を売ったとします。
株価が下がれば利益になりますが、株価が急騰した場合は、株価の限界値がなく青天井で損失が膨れ上がります。
株価は天井がないため、1,500円、2,000円、5,000円、10,000円、、、など、どこまでも上昇していきます。
売りの場合は、株価に制限がありませんので、株価が上昇するほど損失を抱えてしまい、大きなリスクを背負います。
しかし売りの場合は、保有している間、毎日金利(貸株料)が発生します。
そのため、長期間保有するほどコストがかかり、利益の圧縮・損失の拡大に繋がります。
株券の調達が困難になり高額な逆日歩がかかる可能性もあります。
売りから入る場合は短期間で勝負しなければなりません。
つまり、2つ目の金利同様、短期勝負をしなければなりません。
無期限で借り続けることもできますが、制度信用取引であれば返却期限は6ヶ月です。
それまでに、株を借りて市場で売っていますので、借りた株を返さないといけません。
買いもメリット・デメリットがありますが、売りもメリットとデメリットがあり、デメリット部分も把握したうえで、取引をすることが大切です。
デメリットも把握したうえでチャンス拡大のため活用する
信用取引を行うことで、売りからも入れるようになりチャンスが拡大します。
上昇トレンドだけでなく、下降トレンドでも利益を得ることができ、選択肢・自由度も高まります。
しかし、売りならではのデメリットもあり、株価上昇時に含み損が青天井なこと、毎日金利がかかること、株を返さなければいけないことです。
これらのデメリットも認識したうえで、活用するようにしましょう。