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- 現物取引の特徴とは!?現物取引のメリットと投資の心構えとポイント
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株式投資は、現物取引と信用取引の2つの取引方法があります。
信用取引と違い、現物取引の場合は、配当金や株主優待を受けたり、長期保有がしやすいなど、さまざまな利点があります。
株式投資初心者の方のおすすめの取引方法でもあります。
ここでは、株式投資の現物取引の特徴やメリット・デメリットについて解説いたします。
目次
銘柄が破綻や損切りをしない限り、配当金など受けながら塩漬けできる
現物投資は買った銘柄の株価が下がったとしても、塩漬けできるメリットがあります。
塩漬けとは株価が下がり、含み損を抱えた状態で、そのまま放置して持ち続けることです。
含み損を抱えマイナスの状態ですが、持ち続けることで株価が回復するのを待ちます。
現物取引の場合、どれだけ株価が下がっても、破綻や損切りをしない限りは保有し続けられます。塩漬けして保有している間はコストはかからず、株主優待や配当金を受けれます。
仮に銘柄が破綻したとしても投資金額以上に損失を負うことはありません。
信用取引の場合は、金利がかかり期限がある場合もあり、塩漬けして長期保有するのは難しいです。
現物取引の場合は、仮に株価が下がってもコストをかけずに塩漬けでき、株価が回復するまで配当金などを得ながら持ち続けれます。
コストがかからないため長期保有も可能
現物取引の場合は、長期間株を持ち続ける長期投資ができます
現物投資の場合、株を買う時に手数料がかかりますが、保有している間は手数料などのコストはかかりません。
また、保有期限もありません。そのため、長期間株を持ち、株主優待や配当金を受けながら、自分の好きなタイミングで手放せます。
同じ株式投資でも信用取引の場合は、証券会社からお金や株を借りて投資しているため、長期保有に伴い金利や貸株料がかかり、保有日数が長くなるほど金利は高くなります。
また、期間が無制限のものもありますが、制度信用取引の場合は決められた期限までに借りている現金や株式を返さなくてはいけません。
現物取引であれば、保有コストもかからず、株主優待や配当金を受けながら長期投資が可能です。
株を保有しているだけで配当金や商品券・割引券などの株主優待を受けれる
現物取引のメリットの1つに株主優待や配当金を受けれるというのもあります。
株主優待とは企業が一定以上の株を保有している株主に対して、配当とは別に「お礼」をしてくれるものです。
自社製品や商品券、日用品、割引券など、内容は企業や持株数によって異なります。
例えば、牛丼の吉野家を展開している吉野家ホールディングスは、100株の保有で1枚300円の割引券を10枚(3,000円分)年2回貰えます。
家電量販店のビックカメラは100株の保有で3,000円相当のお買い物券を日本マクドナルドも100株の保有でバーガー類、サイドメニュー、飲み物の3種類の無料引換券6枚が貰えます。
マルイを展開する丸井グループも100株の保有で4,000円相当(2,000円×年2回)の優待券などが貰えるなど、多くの企業が株主優待を提供しています。
信用取引の場合は株主優待は受けれませんが、現物取引の場合はこれらの優待を受けることが可能です。
さらに、配当金も受け取れます。
- 丸井グループは1株あたりの配当32円で配当利回り2.06%
- ピエトロは1株あたりの配当20円で配当利回り1.21%
- ファンケルは1株あたりの配当58円で配当利回り3.6%
- はるやまホールディングスは1株あたりの配当16円で配当利回り1.58%
- ANAホールディングスは1株あたりの配当6円で配当利回り1.78%
など株主優待同様、多くの企業で配当金を受け取れます。
配当に関しても、信用取引では受けられず、現物取引ならではの株主のメリットです。
現物取引であれば、株の売買益だけでなく、権利確定日時点で株を保有していることで、株主優待や配当金を受け取れ利益を得れます。
(配当金などは2017年3月1日現在情報)
現物投資を成功させるための心構え・ポイント
信用取引の場合は、FXなどと同じように「買い」と「売り」の両方から入れます。
そのため、銘柄の株価が上昇トレンドの場合は買いから入り利益を得れますし、下降トレンドの場合は売りから入り利益を得れます。
つまり、株価が上昇しようと下降しようと利益を得れる可能性があります。
現物投資の場合は、「買い」からしか売買取引はできません。
そのため、売買益だけで考えると「安い時に買って、高くなったら売る」方法でしか利益は得れません。「いかに安い時に買うか」「値上がり前に買うか」がポイントです。
とは言っても、なかなか値上がり前に買うことは難しいです。
株を買った瞬間に株価が下がり始めることもあります。大事なのは余裕を持って投資をすることです。
どんな有名な投資家でも買った株が必ずすぐに値上がりするわけではありません。
株価が下がることも少なくなく、その場合は長期的観点で塩漬けし、株価が値上がりするのをひたすら待ちます。
待っている間は株主優待や配当金を受け取り続けます。資金に余裕がなかったり、短期的観点だけで考え過ぎると、少し株価が下がるだけで損切りを行ってしまいます。
資金にある程度余裕を持ち、長期的観点で投資をする場合は、多少株価が下がっても慌てず塩漬けで待てます。
投資の神様と言われるウォーレン・バフェットも基本的に長期投資で、仮に株価が下がった場合は、塩漬けして配当金を得てひたすら持ちます(状況によってはナンピンも)。
すぐに売買益にならなくても大丈夫という考えを持ち、余裕のある投資金額で現物取引を行うようにしましょう。
自分が本当に応援したい企業の株を持つこと、IPO株も狙い目
PERやPBRなど銘柄の割安度を示す指標があり、お得な銘柄も多く、雑誌やWebでおすすめ銘柄などとして紹介されていますが、皆が飛び付くような銘柄はあまり儲からないことが多いです。
注目した時点で機械投資家などが大量に買っており、現物投資初心者が買っても高値を掴まされるだけで、株価が下がっていくことも少なくありません。
初心者の場合は、自分の資金のなかから余裕を持った金額を投資金額にすること、長期的観点で投資をし株価が下がっても焦らないこと、皆が注目する銘柄でもいいが自分が本当に応援したい企業の株を買うことが大切です。
応援している企業であれば商品の魅力も分かりやすく、情報も得やすいです。
配当や株主優待を受けれる銘柄であれば、仮に株価が下がっても、持ち続けるだけで物品やお金を受け取れます。
また、IPO株狙いも良いでしょう。
2016年は実に75%ものIPO株が初値上昇しています。抽選ではありますが、当たれば高い確率で儲かります。
現物投資はメリットが多い、配当金や優待を活用し長期的観点で投資する
株式投資をするのであれば、現物取引の方が安心です。
保有コストがかかないため長期保有もでき、配当金や株主優待も受けれます。
仮に銘柄が破綻しても投資金額以上に損失は負いません(信用取引の場合はマイナスになることも)。
長期的観点で株を購入し、株価が下がったとしても焦らず持ち続けることは大切です。
そのためにも、生活資金の大半を投資に注ぎ込むのではなく、余裕のある資金のみを充てるようにしましょう。