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- 株は9:00~15:00の取引時間以外には注文できないの?
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株の売買をするための証券取引所は日本にもいくつかありますが、もっとも取引量が多く、世界の三大証券取引所ともいわれている東京証券取引所がもっともメジャーでしょう。
東京証券取引所、東証には9:00~15:00の取引時間が決められています。この時間内で株の取り引きが行われるわけです。
9:00~15:00時だと普通のサラリーマンは仕事中でしょうし、株の取引はできないのか、というとそうでもなさそうです。
だって、私の周りにもサラリーマンをしながら株に投資をしている人はたくさんいますからね。
結論から言ってしまえば取引時間以外の時間帯でも株の注文を出すことはできます。
今回は、取引時間内での注文と時間外での注文の違いをみていきます。
また夜間取引所と呼ばれる特殊な時間帯で取引が行われている仕組みについても解説していきます。
目次
東京証券取引所が開いているのは9:00~15:00まで
株ではよく「東証」という言葉が出てきます。東証一部だとかよく聞きますよね。
これは東京証券取引所の略語です。日本国内には東京以外にも名古屋、札幌、福岡にも証券取引所があります。
しかし、ほとんどの会社が東証に上場しているので株の取り引きと言えば東証がメインになります。
証券取引所は普通のお店のように営業をしている時間と営業をしていない時間があります。
営業している時間のことを「立合時間」と呼びます。証券取引所が食料品などを売っているお店と違うところは「立会時間」にはお昼休みがあることです。
お昼休みを挟んで前半を「前場」と呼び9:00~11:30までになります。お昼休みは11:30~12:30で後半は「後場」と呼ばれ12:30~15:00になります。
この前場と後場の時間帯のみ株のリアルタイムでの取引が可能になるわけですが、毎日取引が行われているわけではありません。
証券取引所にも休日があり、その日は一日中取引は行われません。休日は土日、祝日と大晦日、正月三が日です。
昼休憩の存在には注意が必要
証券取引所には休日と営業時間があります。営業時間は9:00~15:00なのですが、その中で11:30~12:30の一時間は昼休憩となることに注意が必要です。
証券所が取引を開始する時間のことを寄り付きと言いますが、この時間帯には活発に取引されます。
同じように昼休憩前の前場の終了間際や、昼休憩明けの後場の寄り付き、そして15時前は手じまいとなり、取引が活発になります。
昼休みの間に大きなニュースがあると一気に株価が動くこともあるので注意が必要です。
ちなみに、世界三大証券取引所と言われるニューヨーク証券取引所とロンドン証券取引所には昼休憩がありません。もしかしたら東証でも昼休憩がなくなることがあるかもしれませんね。
ネット証券ならば時間外での取引も可能
リアルタイムではないがネット証券で取引をすることは可能です。
東証を始めとする証券取引所には立会時間があり、その時間帯でのみ株の取引が行われます。ということは、会社員は株の取り引きができないことになってしまいます。
寄り付き時間にはもう会社は始まっているし、会社の昼休みには証券所も昼休み、会社が終わると、取引も終わっている、という状況なわけです。
しかし、心配には及びません。
ネットで注文できる証券会社であれば、取引時間外であっても売買注文を出すことができます。もちろん、指値注文も成行注文も出すことができるので安心してください。
時間外で注文を出す時に注意しなければいけないのがリアルタイムの取引にはならないという点です。例えば水曜日の夜9時に注文を出したとすると、その注文が処理され、取引に反映されるのは翌日木曜日の寄り付き時間である9時ということになります。
ネット証券ならば24時間いつでも注文を出せる
ネット証券を使えば取引時間外であっても注文を出すことができます。
これでサラリーマンでも子育て中の主婦でもいつでも株の取り引きができるわけです。
しかも、休日である土日や祝日でも注文を出すことが可能なのでじっくりと時間をかけて銘柄選びや価格の設定ができるわけです。
しかし、24時間365日とはいっても、実は注文が出せない時間帯もあります。
「なーんだ、それなら24時間いつでもじゃないじゃないか」という突っ込みもあるかと思いますが、便宜的に24時間いつでもと言っている、とご理解ください。
では、注文を出せない時間帯はいつかと言いますと、証券会社によって若干の違いはありますが、前場終了後の数分と後場終了後の数分、さらにシステムのメンテナンス時間は注文できません。
休日の場合は前場も後場もなにも取引が行われていないので文字通り24時間いつでも注文を出すことができます。
夜間取引で時間外でも値動きを見ながら取引できる
どうしても値動きを見ながら取引をしたいと思った場合はPTSがオススメです。
株の取り引きは東証のような証券取引所で行われます。
しかし、証券取引所を介さず証券会社が独自に持っている私設取引システム(PTS)を使って取引をすることができます。PTSのメリットで一番大きいものが夜間にもリアルタイムで取引ができる点です。
PTSを利用することで夜しか時間がない方でも値動きを見ながら株の取り引きができるようになります。
また、その他のメリットとしてはPTSは手数料が安いことが上げられます。同じ条件で取引をするならば証券取引所での取引よりもPTSでの取引の方がお得になります。
もう一つのメリットは株価の刻み幅である呼値がが小さく、より細かい刻みで注文を出すことができる、ということです。
さらに、時間外にだされた決算や事故などのニュースで翌朝の寄り付きから株価が暴落したり、急騰することもよくあります。PTSでの取引ならば翌朝を待たずして手放したり、買いを仕込んでおくことができます。
夜間取引ができるPTSはJ-Marketのみ
夜間取引ができることで昼間は忙しい人でも株の取り引きがリアルタイムで可能になります。
その需要を見込んで複数の証券会社がPTSを運営していましたが、PTSには信用取引ができないとうデメリットがあり、利用者がそれほど増えませんでした。
証券会社のPTSからの撤退が相次ぎ、現在では夜間取引ができるPTSは「SBIジャパンネクスト証券」が運営する「J-Market」のみとなっています。
J-Marketも24時間休まず取引をしているわけではありません。
注文はいつでも出せますが、取引時間は決まっています。昼間の部と夜の部があり、昼間の部は「デイタイム・セッション」、夜の部は「ナイトタイム・セッション」と呼ばれています。
それぞれの取引時間は「デイタイム・セッション」が8:00~16:00、ナイトタイム・セッション」は19:00~23:59となっています。東証の昼休憩のような休憩時間はありません。
株の取引時間と夜間取引についてのまとめ
株の取引は東証のような証券取引所が行われるのが一般的です。東証には立会時間と呼ばれる営業時間があり、休日もあります。
立会時間外と休日には取引は行われませんが、その間に注文を出すことができます。
取引時間外に注文を出すことはできますが、その時間帯には取引が行われていないのでリアルタイムの値動きを確認することができません。
一方で、特に初心者は値動きに右往左往して判断を誤ることもあります。時間外に注文を出すことで値動きにとらわれずしっかりとお目当ての銘柄について考えることができる点で初心者にはおすすめできます。
それでもどうしても値動きを見ながら取引をしたい、という場合には夜間取引を活用するといいでしょう。
夜間取引はPTSである「J-Market」でのみ行えます。PTSは証券取引所を介さないので証券取引所の時間外であっても「J-Market」でリアルタイムに取引をすることができます。
このように株の取引は時間外であっても売買の注文を出すこともできますし、値動きを見ながらの取引も可能です。
これを機に株の取り引きを始めてみてはいかがでしょうか?