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- 投資をするうえで社長インタビューの情報は非常に大事
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中長期で株式投資をする場合は、企業の将来性がとても重要です。
現在どんなに業績が良くても、数年後の業績はどうなっているか分かりません。
決算業績だけで企業の将来を読むことはできません。そんな時に参考にしたいのが、社長インタビューです。
企業トップの考えが知れる社長インタビューは、企業の将来性を判断するうえで、参考になる情報の1つです。
ここでは、社長インタビューの重要性や情報収集手段について、解説いたします。
目次
社長インタビューで数字では読めない企業の将来性を知る
市場における株価を決める要因の1つに業績があります。
業績が悪ければ株価は下がり、業績が良ければ株価が上がります。
しかし、業績はあくまで過去のものであり、企業の将来の業績を担保するわけではありません。
投資をするうえで過去の業績も参考になりますが、1番知りたいのは将来のことなのです。
業績は過去の成果。企業の将来性を占うには社長の考え方やビジョンを知るのが効果的
翌年の業績予想も出しますが、あくまでも短期スパンでの参考にしかなりません。
短期的観点で投資をして売買するのであれば良いですが、長期的観点で投資を行う場合は、業績だけですべてを判断することは難しいのが現状です。
長期投資は長い場合10年以上保有し続けます。
今現在、業績が良かったとしても10年後も業績が良いか、企業が残っているかは分かりません。
「会社生存率」という言葉
これは、国税庁が、中小企業が設立して倒産するまでの期間を調査しまとめたものです。
国税庁の発表によると、設立して5年後の会社生存率はわずか14.8%です。
企業が1,000社あれば148社しか5年後まで生き残れていないことを示します。
さらに、10年後は6.3%、20年後は0.4%です。10年というスパンを見ても、100社あっても約6社、1,000社あっても約63社しか生き残れていません。
あくまで会社設立からの生存率ですが、今業績の良い会社もいつどうなるか分かりません。iPhoneが誕生しAppleから発表されたのが今からちょうど10年前の2007年です。
それまでは「スマホ」という言葉すらなく、皆ガラケーを使っていました。
その頃はInstagramやLINEもありませんでした。
時代の流れが早いなか、たった10年で世界は大きく変わります。
株式投資に限らず、投資を行う場合は長期的観点で臨むことがポイントです。
企業の業績だけでは5年後、10年後の予測はできません。
そんな時は、企業を率いる社長の考え方を知るのが1番参考になります。
変化をしないと生き残れない社会においては、社長の先見性やビジョン、変化への適応力、経営力などが非常に問われます。
トップが強い企業は常に業績も良く安定していることが多い。
Appleもスティーブ・ジョブズが復帰したことでiPhoneなど数々のヒット製品を生み出し、時価総額世界No.1にもなりました。
どんな大企業でもトップの影響力は強く、トップ次第で企業の業績は伸びますし、企業が破綻することもあります。
企業のホームページや雑誌、特設サイトなどに社長インタビューが載っていたり、講演会やセミナー、パネルディスカッションなどで考えを聞けます。
企業の将来性を予測する方法として、社長の考え方などを知ることはとても大切です。
社長の考え方を知る際に大事なポイントは「先見性」「ビジョン」「チャレンジング」
企業の将来性を予測する際、社長の考え方の中に大切なポイントが隠れています。
社長インタビューや話の際に注意して聞くと、企業の将来性の参考になります。
「先見性」があるかどうかを知ること
技術革新による社会の変化などを予測できているかを知る大事なポイントです。企業のトップでもある社長の役目の1つが、企業の方向性を決めることです。
どの分野で戦うか、どの事業を伸ばすか、どの事業を捨てるかなど、これからの社会変化を予測したうえで方向性を示し、変化が起きても安定した業績をあげれるよう、方向性を示します。
先見性があれば、これから起こるであろうことを予測し、予め手を打っておけます。
先見性がなければ適切な手が打てず、企業の業績は伸び悩み淘汰される可能性があります。
先見性を得るためには、最新技術など、さまざまな情報に触れることが必要です。
世界的な大企業でもあるGoogleやFacebookなども先を読み多くの手を打っています。
「明確なビジョンを持っているか」
先見性にも関係しますが、明確なビジョンがなければ、行き当たりばったりの経営になってしまいます。
また、ビジョンが描けてない場合は、そもそもの事業に対する熱量がない可能性もあります。
行き当たりばったりで上手くいくほど経営は甘くはないですし、社長に「企業や社会を◯◯に変える!」という強い熱量がないと上手くいくわけがありません。
「チャレンジング」
変化に適応するにはスピードも必要ですし、新しいサービスや商品、新しい事業など、攻めの姿勢で次々と生み出していかなければなりません。
1つの失敗で立ち止まる人や、そもそも既存の商品・サービスの提供だけで、何の新サービスや新事業も生み出さない場合は、時代の変化に置いていかれます。
その他にもポイントはありますし、3つのポイントも絶対ではありませんが、
安心できる社長のいる企業に投資をすることがとても大事です。
社長インタビューなどの情報収集手段
社長インタビューなどを知る際に、最も手っ取り早い方法が企業のホームページを見ることです。
ホームページのメニューやIR情報の中のメニューのどちらかに、社長インタビューページが掲載されています。
ただし、掲載していない企業も多いことや、掲載されていても情報量が限られますので、必ずしも知りたい内容とは限りません。
マネー誌やビジネス誌、専用サイト、SNSなどを見る
社長の考え方を知りたい場合は、ホームページよりも、マネー誌やビジネス誌などの専門誌や専用サイトから情報を得る方が良いでしょう。
情報量が限られるホームページとは違い、多くのインタビューが掲載されている場合が多いです。
また、インタビューの内容の多くが企業の業績や将来の方向性、新事業などについてです。ホームページでは見れないような情報が得れます。
社長によっては、ブログやTwitter、Facebookなどで情報発信をしています。特にIT系企業の場合は多いです。
気になる企業の社長を常日頃からフォローしておくことで、社長の考え方などを知れます。
数字も大事だけど、トップの考え方などもそれ以上に大事
長期投資をするうえで企業の業績も参考になりますが、企業を率いる社長の考え方などもとても重要です。
社長の舵取り一つで企業の業績も大きく変わってきます。
国内・海外と多くの有名企業があります。
社長のリーダーシップやビジョン、先見性などが理由で成長を続けている企業が少なくありません。数字も大事ですが、数字には表れない部分にも着目しましょう。