• レジスタンスラインとサポートラインってなに?売買・決済ポイントがわかる
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チャートに引けば市場参加者が意識する価格がわかり利益を狙いやすくなる

2018年4月5日

狙っている株・保有している株をどのタイミングで売買をすればいいか迷ってしまい、結局決断できずチャンスを逃したことはありませんか?

「株価が上昇するタイミングがわかればいいのに・・・」と切に願う投資初心者の方は少なくないはずです。

今回は初心者でも簡単に活用ができて、売買ポイントや決済ポイントを予測するのに有効な指標である「抵抗線」と「支持線」について解説しています。

この記事を読むことで「株価が上がる(下がる)可能性があるポイント」を予測できるようになるため、投資手法の幅が広がり利益を狙いやすくなるはずです。

抵抗線と支持線とは?株価動向を予測するための有効な指標

今後の株価動向の予測や利確・損切りのタイミングを計るための1つの指標となるのが、抵抗線支持線です。
これらの線を活用することで「どれくらいの価格で株価が上がるか・下がるか」が予測しやすくなり、利益の最大化や最適なタイミングでの損切りも可能になります。

抵抗線と支持線の基本的内容について、確認していきましょう。

「抵抗線」とは「レジスタンスライン」とも呼ばれる市場参加者が意識する過去の高値

抵抗線は

  • 上値抵抗線
  • レジスタンスライン

とも呼ばれる線のことで、過去の高値を目印にしたり高値同士を結ぶことでチャート上に引くことができます。

抵抗線(過去の高値)は市場関係者の多くが意識する価格なため、株価が抵抗線付近まで上昇をすると、安値で買っていた人たちが「これ以上は上がらないだろうから利益を確定させておこう」と利確したり、抵抗線付近で買っていた人たちが「損失が戻ってきたので今のうちに損失を確定させておこう」という損切りにより、株価が押し下がることが多いです。

レンジ相場だけでなく下降トレンド発生時にも、有効な指標として使われます。

「支持線」とは「サポートライン」とも呼ばれ株価を下支えする線

支持線は

  • 下値支持線
  • サポートライン

とも呼ばれる線で、多くの市場参加者が意識する過去の安値のことです。

「支持線よりもなかなか株価は下がらない」と考えている人たちが多く、株価が支持線付近まで下落すると、売りポジションを保有している人は「損失を最小限に留めるために損切りしよう」と買い注文を出し、高値で売っていた人たちは「これ以上は下がらない可能性があるので利確しておこう」と決済するため、支持線付近まで下がった株価が再び上昇する傾向があります。

「支持線付近まで下落すれば上昇する」というパターンを狙って押し目買いを狙う人は多いです。

抵抗線を引くことで見えることは?

チャート上に抵抗線を引くことで、「市場参加者がどの価格を意識しているか」が明確化します。
多くの人が意識する価格を把握できることで、多くの売り注文・買い注文が入るタイミングを予測できるため、有効な売買をすることが可能です。

少しでも勝率を上げ多くの利益を得られるように、抵抗線を引くことの意味や利益の狙い所を把握しておきましょう。

抵抗線があることで買い・売りを出すタイミングがわかる

抵抗線を引くことで、市場参加者の多くが意識している価格がわかり、利益を狙うポイントの把握することが可能です。
このチャートで見る限りは、抵抗線付近まで3度上昇するも、いずれも抵抗線を越えることなく下落を繰り返す動きを見せています。

■決済注文タイミング
抵抗線付近まで上昇したら利確する(安値で買った場合)
抵抗線付近まで上昇したら損切りする(高値で買った場合)
■新規注文タイミング
抵抗線付近まで上昇したら売り注文(信用売りの場合)
抵抗線を越えたら買い注文(今後の上昇を見越して)

既に株を保有している場合は、抵抗線を上抜けできない可能性があるため、抵抗線付近を利確のタイミングと考え決済するのも効果的な方法です。

もしくは、株価が抵抗線付近まで上昇したときに、売り注文を出して戻り売りで利益を狙う方法もあります。※信用売りの場合
また、株価が抵抗線を上抜けした場合(ブレイク)は、高値を更新したことでたくさんの買い注文が入り、一気に株価が上昇する傾向があるため大きな利益を狙うことが可能です。

抵抗線は、多くの人が「これ以上はそう簡単に上昇しないだろう」と考えている位置なだけに、なかなか抵抗線よりも上に株価が上昇しませんが、もし越えた場合は市場参加者の「抵抗線は越えない」という意識が強いほど、その反動で大きく高騰をする傾向があります。

支持線を引くことで見えることは?

チャートに支持線を引くことで市場参加者が意識しているポイントがわかり、「どの価格まで下がれば買い注文が集まるか」「決済ポイントの目安はどこか」が把握できます。

どのタイミングで下降トレンドに転換するか?も予測しやすくなるため、幅広い投資戦略に活かすことが可能です。

支持線を引くことで得られるメリットや利用の仕方について確認していきましょう。

支持線を引くことでどの安値を市場参加者が意識しているかわかる

抵抗線と同じように、支持線を引くことで市場参加者の多くがどの価格(安値)を意識しているか把握することができるため、株価の動向が予測しやすく利益を狙うことが可能です。

■決済注文タイミング
支持線付近まで下落したら利確する(高値で売った場合)
支持線付近まで下落したら損切りする(安値で売った場合)
■新規注文タイミング
支持線付近まで下落したら買い注文(株価上昇を見越して)
支持線を下抜けしたら売り注文(信用売りの場合)

このチャートでは、支持線付近まで下落したポイントが2点あり、1点目は大きく上昇し、2点目はこれから上昇するか・下落するかわからない状態となっています。
こういった場合は、支持線付近に近づくと買いの力が強まるため、株価上昇の可能性が高く、この動きを利用して株価が支持線付近まで下落した際に買い注文を出して利益を狙うことが可能です。

また、抵抗線同様、株価が支持線を下抜けした場合は一気に下落する可能性がありますので、ブレイクをした際に売り注文を出して大きな利益を狙うこともできますし、買い注文で保有している場合は利確・損切りのタイミングとして考えてもいいでしょう。

過去の支持線や抵抗線

抵抗線は上値を押さえられて反落する目処になり上抜けすると上昇トレンド、支持線は下値を支えて上昇する目処になり下抜けすると下降トレンドになるのが一般的です。

ただし、相場状況によってこれらの線の役割が交代することもあります。
抵抗線・支持線をそれぞれ引くことで、株価が変動しても売買ポイントや決済ポイントを見つけやすくなるので注意しながら観察することが重要です。

抵抗線→支持線、支持線→抵抗線へと役割が変わる場合もある

株価の動きによって、過去の抵抗線が支持線へ、支持線が抵抗線へ変わることがあります。
そのため、株価が抵抗線を上抜けして大きく上昇したあとは、それまで抵抗線となって上抜けを留めていた線が支持線へと変わり、今度は下支えをするようになります。

株価が抵抗線・支持線をブレイクしたあとは、線の役割が変わることがあるということを認識しておきましょう。

初心者でも活用でき売買の判断・狙い所の把握がしやすくなる

抵抗線は過去の上値、支持線は過去の下値をもとに引く線のことで、それぞれ市場参加者が意識するポイントを把握することができます。

チャート上に引くことで、戻り売り・押し目買いを狙うポイントとして活用したり、利確・損切りポイントの目安として利用可能です。
レンジ相場・上昇・下降トレンド時といつでも簡単に活用できますので、早速取り入れて売買する際の参考にしてみましょう。

著者情報
オールマイティなトレーダーを目指して日々奮闘中 投資で5000万円貯める事が目標。 基本ビビりなので日々可愛い利益をコツコツ貯めています。

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