- 株式投資
- 5年後にNISAの非課税期間が終わった後はどうなるのか?
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非課税期間が終了した場合は、NISAで購入した株式などの資産はどうなるのでしょうか。
5年後以降も非課税の恩恵を受けることは可能なのでしょうか。
NISAのメリットを把握するだけでなく、期間終了後のことも理解した上で利用することが大切です。
非課税期間終了後の対応方法や、ロールオーバー時の気を付けるポイントについて紹介します。
NISAの5年間の非課税期間が終了した後はどうすればいいのか?
NISAは5年間もの非課税期間がありますが、期間終了後はどのようにすればいいのでしょうか。
終了後の対応方法によっては、非課税期間が最大10年間受けられるようにもなります。
どんな選択肢があるかを事前に把握しておき、終了間近になって慌てなくていいように計画的に進めていきましょう。
5年後に新たな「NISA口座へと移す方法」最大10年間の非課税期間
NISAは120万円の投資非課税枠を最大5年間受けられます。
非課税期間が終了した後に、新たなNISAの口座へ移して非課税を受けることができます。この時、引き続き運用する方法のことを「ロールオーバー」とも呼びます。
5年間の非課税期間が終わり、さらに最大5年間の非課税期間となるため、最大10年間も非課税の恩恵を受けられます。
特定口座や一般口座の「課税口座に移す方法」 20.315%の課税
特定口座・一般口座の課税口座へ移すこともできます。
NISA非課税期間終了後にロールオーバーを希望しない且つ、NISAの開設期間が既に終了している場合は、課税口座へと移して、通常通りの取引を行っていきます。
課税口座なので、売却益や配当金に対して20.315%の税金が課税されるようになります。
非課税期間中or期間終了後に「売却する方法」売却益は課税されない
必ずロールオーバーや課税口座へ移さなければいけないわけではありません。
非課税期間中や期間終了後に、保有する株式などを売却することもできます。
利確や損切りタイミングの場合は、無理に別口座へ移す必要はありません。なぜならNISA口座から売却を行うため、売却益に対して課税はされないからです。
5年後にNISA口座で運用を継続する場合に気を付けるポイント
非課税期間が終了して、新たなNISA口座でロールオーバーする場合はどのようなことに気を付ける必要があるのでしょうか。
ロールオーバーする際の注意点をしっかりと把握しておかないと、後に損をしてしまうかもしれません。
NISAをロールオーバーする際に気を付けたい4つのポイントについて確認していきましょう。
非課税期間に値下がりしていたらNISA口座に移す方がいい
120万円で投資した株式が、値下がりして100万円の価値になったとします。
この場合は、課税口座へ移すよりも、新たなNISA口座へ移した時の価格が反映されるため取得価格100万円となり損しない可能性があります。
元の取得価格である120万円まで値を戻し、売却した場合は「売却価格120万円−取得価格100万円」で20万円の売却益となります。
NISA口座であれば非課税ですが、課税口座の場合は、20万円の売却益に約4万円の税金が課税されてしまうため、プラスマイナス0円にも関わらず、税金分だけ損してしまうことになりので非課税期間に保有資産が値下がりしていたら、課税口座よりもNISA口座に移す方がいいです。
ロールオーバーできるのは120万円まで値上がりしている時は注意
新たなNISA口座へロールオーバーを希望する場合に移管できるのは120万円までです。
そのため、120万円を超える金額に関しては、課税口座へ移すか売却するかのどちらかを選ばなければなりません。非課税期間中の値上がりが大きいほど、課税口座への移管か売却を検討する金額が大きくなります。
NISA口座の開設期間が終わっている場合はNISAへ移すことはできない
NISAの5年間の非課税期間終了に伴い、開設期間は2014〜2023年までの10年間ですので、その期間内でしか新たなNISA口座を開設し移管することはできません。
新たなNISA口座へ移管する金額によってはその年新しく購入できないことも
ロールオーバーをする場合、金額によっては新しく投資ができないことがあります。
新たなNISA口座へ120万円分の株式を移す場合、NISAの年間の非課税枠は120万円ですので、その年の非課税投資枠を使い切ってしまうことになるので、100万円を移管するとその年は、残りの20万円の枠のみ投資で使えることになります。
ロールオーバーすれば最大10年間も非課税の恩恵を受けられる
NISAは5年間の非課税期間が終わった後も、新たなNISA口座にロールオーバーすることが可能です。
ロールオーバーすれば、最大10年間も非課税の恩恵を受けれます。
10年間も非課税期間があれば、多額の節税も可能でおトクです。
ただし、新たなNISA口座でも移管できるのは120万円までですので、120万円を超える分は課税口座への移管か売却する必要があります。
予め出口戦略を持った上で、NISAを開設し、日々の取引を行っていきましょう。