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- カップウィズハンドルとは?どのようなチャートで売買タイミングはいつ?
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アメリカの著名投資家ウィリアム・J・オニールが提唱する「カップ・ウィズ・ハンドル(取っ手付きカップ型)」という有名なチャートパターンがあります。
カップウィズハンドルは株価上昇を示す信頼性の高いチャートパターンの1つであるため、取っ手付きカップ型の出現を察知し、適切な売買タイミングを知っていることで大きな利益を得られる可能性があります。
ここでは、カップウィズハンドルのチャートパターンの特徴や売買タイミングについて紹介しています。
今まさにカップウィズハンドルのチャートを目の前に「購入するべきか」と検討している方必見。
投資で大事なのは「いつ買うか・いつ売るか」を感覚ではなく精度の高い客観的情報をもとに判断することです。この記事でカップウィズハンドルの特徴や売買タイミングを知り、チャンスをものにしましょう!
目次
カップウィズハンドルは信頼性が高くその後の上昇を予測できる
カップウィズハンドルは、株価の上昇力の強さを確認できるチャートパターンであり、パターンを把握することで大きな利益を狙うことが可能です。
日本株には出現が少ないパターンではありますが、知っていることでチャンスを掴むことができます。
まずは、どのようなチャートパターンで、どのタイミングが買いポイントとなるのかを認識して、カップウィズハンドルチャートの特徴を確認しましょう。
上昇した後に一旦落ち着き、その安値から再び前回の高値まで回復し、その後上昇
カップウィズハンドルは、下降トレンドの終盤や上昇トレンド時に出現することがあり、出現後は大きく上昇をする可能性がある信頼性の高いチャートパターンです。
下降トレンド終盤で出現する際は、カップの底を這った株価が上昇をし、一旦落ち着きます。
もみ合いながらも価格を下げて(もしくはキープ)いきますが、その安値部分から再び前回の高値まで回復をします。
チャートがカップの形状になった後は、大きく上昇する可能性があり、そのタイミングを狙うことで大きな利益を得ることが可能です。
この一連の値動きがカップの底値→取っ手部分のように見えることが「取っ手付きカップ型」と呼ばれる由縁です。
ティーカップの取っ手部分が完成・レジスタンスを突破すると買いポイント
チャート上にカップウィズハンドルが出現した場合は、取っ手部分が買いのポイントとされます。
カップ部分が大きな半円で形成され、そのあとチャートの下落→もみあい→上昇により取っ手部分が形成、そして完成したタイミングが買いポイントです。
カップを形成する際の上昇後の高値部分がレジスタンスとなり、取っ手を形成したあとにレジスタンスを突破するとブレイクするためです。1つの買いパターンとして覚えておきましょう。
カップウィズハンドルは日本市場では少ないが、任天堂株など成長株で出現も
通常、カップウィズハンドルは、欧米市場でよく見られるチャートパターンなため人気のテクニカルですが、傾向の異なる日本市場においてはあまり見ることができないパターンです。
しかし、日本においても、任天堂株などここ数年で大きく成長した株でカップウィズハンドルが出現しています。やはり下降トレンド時に出現することが多く、取っ手部分を形成し、レジスタンスラインをブレイクしたあとに大きく株価が上昇をしています。
カップウィズハンドルチャートの買い・売り注文のタイミングとは?
せっかくカップウィズハンドルの内容や特徴を把握していても、売買注文を適切なタイミングでおこなわないと利益には直結しません。
どのタイミングで買い注文を出すと効果的なのか、そして、どのようなチャートが形成された場合は売り注文(損切り)すればいいのかをしっかりと確認しておきましょう。
買い注文・売り注文のタイミングに絶対はありませんが、どちらも確率や可能性を考えると、次のタイミングでおこなうことでリスクを抑えられるでしょう。
買い注文は早く出しすぎないこと、レジスタンスを中心に見極める
買い注文を出すタイミングは、先述の通り、カップウィズハンドルの取っ手が完成されたときです。カップ部分を形成する際の上昇が一旦叩かれて値を下げますが、この叩かれた部分がレジスタンス(抵抗線)になります。
取っ手を形成する際に大抵価格が下がり(もしくはキープ)、再び上昇をしてレジスタンス部分を越えた場合が買い注文を出すタイミングです。
この際、「レジスタンスを超えるだろう」と安易に考え、取っ手を形成している途中(下落→上昇)で買い注文を出してしまうのは、レジスタンスを越えず下落する可能性もありリスクが高いためやめましょう。せっかくの買いパターンも、タイミングを早まってしまうと大きな損失を負ってしまう可能性があります。
しっかりとレジスタンスラインを越えたのを確認したうえで、買い注文を出すことが大事です。
売り注文(損切り)はダブルトップが出現してネックラインを割り込んだとき
カップウィズハンドルは買い注文を出すタイミングだけでなく、売り注文を出すタイミングも考えておきましょう。売り注文すなわち損切りです。
カップウィズハンドルのチャートパターンを形成する際、調整時の安値を割り込んでしまうとダブルトップが形成されます。
ダブルトップが形成され、ネックラインを割り込んだ場合は売りサインですので、売り注文を出して損切りをおこないましょう。
カップウィズハンドルは株価上昇を示す優秀なチャートパターン
カップウィズハンドルは、頻繁に出現するチャートパターンではありませんが、出現した際は信頼性の高い指標として考えることができます。
- カップウィズハンドルが出現すれば株価が上昇する可能性が高い
- 買いポイント=取っ手部分の完成・レジスタンスを越えたとき
- 売りポイント=ダブルトップが形成されネックラインを割ったとき
これらの特徴・タイミングを把握して、まずは過去チャートからカップウィズハンドルを見つけてみましょう。そして、実際にカップウィズハンドルが出現した場合は、しっかりとタイミングを見計らって利益を狙ってみてください。