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- 陰線が連続して続くときはどんな状態?底打ちの兆候とは?
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同色のローソク足が続く場合はどんな状態を表すのでしょうか。
ローソク足には陽線と陰線があり、どちらのローソク足が多く表れるかによってトレンドも変わり、転換の兆候も違います。
陰線の特徴を知ることで、相場の分析・予測の精度が高まります陰線が連続している場合の相場の状況や、底値買いや底打ちの兆候について注目してみましょう。
目次
同色のローソク足が連続する時は投資家心理が傾斜しトレンドが発生
上昇トレンドや下降トレンドでは、陽線や陰線など同色のローソク足が連続して表れます。
同色のローソク足が連続して出現したら、どんな兆候があるのでしょうか。
連続したローソク足は、どのタイミングで終わりトレンドが反転するのでしょうか。同色のローソク足が連続して出現する理由や、終わるタイミングなどについて確認していきましょう。
同色のローソクが連続する時は一方向に投資家の心理が傾斜しているということ
陰線とは始値よりも終値が低い場合に表れるローソク足のことです。
逆に始値よりも終値が高いと陽線のローソク足が表れます。レンジ相場など相場が横ばいのときには、陰線も陽線もどちらも同じくらいの割合で表れます。
しかし上昇トレンドや下降トレンドなど、株価が上がり続ける場合や、下がり続ける場合には、同色のローソク足が連続して出現したりします。
下降トレンドの場合は株価が下がっていますので、陰線のローソク足が連続もしくは頻繁に表れます。
逆に上昇トレンドの場合は株価が上がっていますので、陽線のローソク足が連続もしくは頻繁に表れるようになります。つまり同色のローソク足が表れた際は、多くの投資家の心理が傾斜していることでもあります。
多くの投資家が「この企業は将来業績が伸びる可能性は低い」など、企業の将来性に対して疑義を抱いた場合に株を売る人が増え株価が下落して、結果として陰線が続き下降トレンドになります。
相場を見ていて同色のローソク足が連続して出現した場合は、上昇・下降トレンドが始まる可能性やトレンドが転換する可能性があります。
陰線が連続している時にそろそろ底打ちするという考えは危険
陰線が連続して出現する下降トレンドのなかで、「陰線が5〜6つ続いているからそろそろ底打ちするだろう」などの安易な考え方を持つのは危険です。
陰線は続くときはとても長く続きますし、「◯個出現したので終わり」というルールもありません。
底打ちを予測する場合は、陰線の数ではなく、陰線の実体やヒゲに注目しなければなりません。始値と終値を表す実体、高値と安値を表す上ヒゲと下ヒゲ、これらを注視することで、相場の勢いが分析で、今後の相場の方向性の予測が可能です。
相場は投資家の心理が表れる場でもありますので、陰線が連続して続けば、なんとなくの数で底打ちを予測し買いに転ずる投資家も多くいるかもしれません。
しかし陰線が連続している場合は、売りに転じる投資家の方が多いのが一般的です。
陰線が連続して出現する場合は、企業の業績が予想以上に悪い企業や業界にとってマイナス要因となる事態が起きたなど、何らかの理由がある場合です。
こういった何らかのマイナス要因を背景に陰線は連続して出現し、株価は下がっていきます。
少しでも高値で売ろうと多くの投資家が売りを重ねますので、どんどん株価が下がっていきます。
そして底打ちする場合は、実体やヒゲがそれまでとは違う表れ方をして底打ちし反転します。
底値買いにこだわる際の注意点と底打ちの兆候について
底値買いができれば大きなキャピタルゲインを得れる可能性がありますので、狙っている人も多いと思います。
しかし狙ったからといってそんなに簡単に底値買いができるのでしょうか。
底値買いはプロの投資家でも難しい底打ちの兆候が見えたら投資判断を下そう
株式投資の基本は安く買って高く売ることですので、底値で買えたら大きなチャンスを手に入れたことになります。
こういった底値や下降トレンドのなかで株を買って、反発して株価が上昇したタイミングで、株を売り利益を狙う方法を逆張りと言います。底値買いすることは理想ではありますが、そう簡単にできるものではありません。
底値買いだけでなく、天井売りも同様です。
天井売りとは株価が上昇しているなか天井付近で売り、株価が下がったタイミングで買って、利益を得る方法のことです。
株式投資の経験が長い有名投資家であっても底値買いや天井売りは難しく、運が良くないとできません。
底値買いにこだわることも大切ですが、底値買いにこだわりすぎると逆に買いのタイミングを逸してしまう可能性があります。そのため、あまりにも底値買いを狙いすぎていると損をしてしまう可能性があります。
下降トレンドのなかで、陰線のヒゲや実体などを見て、底打ちしそうな兆候が見えた場合は、買いの判断を下しても良いでしょう。
結果として底値買いになる場合もあれば、早く買いすぎたことになる場合もありますが、そこを後悔しても何も生み出しません。
底打ちの兆候は?下ヒゲが長く上ヒゲが短い陰線が表れたら要注意
底打ちの兆候はローソク足のヒゲや実体に表れる傾向があります。
下降トレンドの際は、下ヒゲのない陰線や下ヒゲが短く上ヒゲが長い陰線が頻繁に表れます。しかし、相場が弱まってくると、下ヒゲが長く上ヒゲが短い陰線が表れたり、陽線が表れることが多くなります。
このような陰線や陽線が表れ始めると、上昇に転じる可能性があり、底打ちの可能性があります。
ただし相場に絶対はありませんので、これらの兆候があったとしても、さらに下降を続ける場合もあります。
他の分析ツールを用い底打ちを予測することもできますが、ローソク足のヒゲや実体で判断する場合は、下ヒゲと上ヒゲの長さに注目しましょう。
また十字線が出現した場合も相場が拮抗している表れでもありますので、同じように底打ちの兆候の1つと考えましょう。
相場が急落する際も急騰やレンジの場合もローソク足がパターン化している
相場が急落する際の陰線の出現には、一定のパターンがあることが多いです。
つまり、出現パターンを知ることで、相場の今後の方向性の予測が可能になります。予測ができれば、利益を得れる確率も高まります。
相場が急落する際の陰線は小→中→大の順で出現することが多い
相場が急落する場合は実体の長い大きな陰線が突如として出現する場合もありますが、小→中→大というふうに、除々に陰線が大きくなっていくことが多いです。
いくつかの理由がありますが、相場のマイナス要因が表れた際に、いち早く情報を入手した投資家たちが株を売り株価が下がります。
次に少し遅れて情報を入手した人や、売るかどうかを迷っていた投資家たちが「売りがたくさん出ているしもっと株価が下がるかもしれない」と考え株を売って、株価がさらに下がります。
そして最後に情報を入手した投資家たちが株を売り、これまで底打ちし反発するだろうと考えていた投資家たちも、株価がさらに下がる様子を見て損切りや利確のために株を売ります。
このように一定の時間が経ち、多くの投資家に情報が行き渡り売り注文が増えるのと「もう少し待とう」と考えていた投資家たちが、株価が急落している様子を見て「もう少し待とう」→「もう待てない」と売り出すため、陰線は小→中→大の順で出現することが多いです。
小→中の陰線が表れた場合は、さらに大の陰線が表れ株価が下落する可能性があるということを認識しておきましょう。
もちろん、大→中→小や、大→小→大、小→大→小など、いろいろなパターンもありますが、1つの可能性として小→中→大の流れを覚えておくことが大切です。
時代が違ってもローソク足のパターンは似ているパターンを知ることは大切
ローソク足のパターンはいつの時代も似ています。
時代や景気、銘柄が変わっても、ローソク足は同じような動き方をします。
下降している際は
- 包み線
- はらみ線
- 切り込み線
- 三空叩き込み
- 三川明けの明星
- たくり線
- つたい線の押さえ込み
- 上値遊び
など、多くのサインが存在します。
過去のチャートを見ても同じようなローソク足のパターンがたくさん見つかり、出現しやすい傾向があります。
相場は完全に読むことはできませんが、パターンに当てはめて考えることで、より精度の高い分析・予測が可能になります。
そのため多くのパターンを知っておくことはとても大切です。
多くの陰線やローソク足のパターンを覚えることで選択肢を持って構えれる
陰線が続く場合は、投資家の心理が傾斜している表れでもあります。
陰線が連続した場合は、しっかりと実体やヒゲに注目し、トレンドが転換する可能性の兆候が出たら、投資判断を下すなど行動に移しましょう。
少しでも多くのローソク足のパターンを覚えておくことは有効です。
すべてが確実に当たるわけではありませんが、1つの判断材料になり相場の方向性について選択肢を持って構えることができます。
特に、株式投資をこれから始める方は、パターンを覚えて、過去のチャートと照らし合わせましょう。