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- バンドウォークとは?株式投資の重要な指標!基本的内容や特徴、見極めや売買タイミング
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「初心者でもわかりやすいテクニカル指標や今後が予測できる相場の動き方を覚えたい!」
「◯◯したら買う、△△になったら売るなど、シンプルな売買ポイントを知りたい!」
株式投資をするうえで、こういった考えを持っている人は少なくないのではないでしょうか。
多くの指標の見方や相場変動の傾向を知っていることで、取引チャンスを逃さず対応ができ、利益を得られる可能性が高まります。
バンドウォークは、人気指標ボリンジャーバンドを使ううえで、非常に重要な指標です。
ここでは、バンドウォークの基本的内容や見極め、売買タイミングなどについて紹介しています。
この記事を読むことで、投資手法の幅が広がりチャンスを逃さず対応できるようになりますので、ぜひ参考にご覧ください。
目次
バンドウォークとは?出現すると売買タイミングも変わってくる
ボリンジャーバンドのテクニカル指標を使っていると、ローソク足が予想に反して特異な動きを見せる場合があります。
それがバンドウォークであり、売買タイミングを予測したり、利確や損切りをする際に非常に参考になる値動きです。
まずは、バンドウォークがどのような値動きをして、どんなタイミングで出現しやすいのか、基本的な内容について確認をしていきましょう。
バンドウォークとはボリンジャーバンドのライン上にローソク足が居座り続けること
バンドウォークとは、ボリンジャーバンドのテクニカル指標を使用しているときに出現する現象のことで、ボリンジャーバンドのラインに沿ってレートが推移をして、バンド上をローソク足が歩いているように見えることからバンドウォークと呼ばれています。
ボリンジャーバンドは、統計学的に価格がライン内に収まる確率を下記のように算出していて、逆張りを狙うために使われる有効な指標の1つです。
±2σ内に収まる確率:95.45%
±3σ内に収まる確率:99.73%
そのため、通常、「±3σ(もしくは±2σ)にローソク足がタッチしたら逆張りを狙う」というのがボリンジャーバンドを使った代表的な攻め方になるのですが、バンドウォークが出現すると相場は反転せず一方の方向に進んでいくため、逆張りを狙った場合は大きな損失を負ってしまう可能性があります。
強いトレンドが発生した場合にバンドウォークが出現しやすい
バンドウォークは、下記図のように、強いトレンドが発生した際に出現する傾向があります。
なぜなら、ボリンジャーバンドは強いトレンドが発生すると両側のラインが大きく広がるためです(エクスパンション)。
エクスパンションとなり、開いたボリンジャーバンドのライン(±3σや±2σ)に沿って、ローソク足が推移することで「バンドウォーク」となるため、もし、ボリンジャーバンドのラインが開いていない場合(スクイーズ)は、バンドウォークの出現のしようがありません。
バンドウォークの始まりを見抜く方法とは?見極めは可能なのか?
通常のボリンジャーバンドであれば±3σにタッチすれば逆張り、しかし、バンドウォークの場合は順張りが狙えます。
つまり、バンドウォークが始まるタイミングを見抜くことができれば、順張りによって利益を得ることが可能です。また、リスクの軽減にもつながります。
バンドウォークを見極め、始まりを見抜くことは果たして可能なのでしょうか。
ここでは、バンドウォークの始まりを見抜くための方法や気をつけたいポイントについて確認をしていきましょう。
ボリンジャーバンドがスクイーズするとバンドウォークが出現する可能性も。
ボリンジャーバンドがエクスパンションした際にバンドウォークが出現する傾向がありますが、バンドがエクスパンションする前にはスクイーズ(バンドの幅が狭い)の状態になっているのが一般的です。
これは、ボリンジャーバンドが、基本的にスクイーズとエクスパンションの動きで構成されているためであり、エクスパンションの前にはスクイーズが出現します。
「スクイーズ=株の値動きが小さい」ということで、多くの市場参加者が株を売買せず、タイミングを見計らっている状態です。
つまり、スクイーズの期間は株価が上昇(もしくは下落)するときのためにパワーを貯めている状態であり(スクイーズ状態が長いほど上昇・下落時のためのパワーを貯めていると考えられている)、スクイーズの後には大きなトレンドやバンドウォークが発生する可能性があることを念頭に置いておきましょう。
そして、スクイーズの際に陽線(もしくは陰線)が連続して出現して、ボリンジャーバンドが開き出した場合はバンドウォークの出現を疑った方がいいです。
その後、長いローソク足が形成された場合は、バンドウォークと読み、順張りを仕掛けてもいいでしょう。
バンドウォークの出現を予測・売買を狙う際は注意点もある!
バンドウォークで気をつけなければならないことが2つあります。
- トレンドがいつ終わるか?
- バンドウォークの出現は必ず予測できるものではない
バンドウォークが発生した場合トレンドがいつ終わるかを予測するのがとても難しいことです。
±3σのライン上に沿って推移するため終わりを見極めるのが困難で、欲を出して少しでも多くの利益を狙おうとすると痛い目に遭う場合もあります。
そのため、最初から「◯円下がったら利確する」「±2σにタッチしたら利確する」など、「頭と尻尾はくれてやれ」の気持ちで利確ポイントを明確にしておきましょう。
そしてバンドウォークの出現は必ず予測できるものではないというものです。
「バンドウォークだ!」と思って順張りをしてもトレンドは続かず、すぐに反転することもありますし、スクイーズで陽線の連続が出現して、長いローソク足とエクスパンションが現れてもバンドウォークにならないこともたくさんあります。
「相場に100%はない」ということを念頭に置いて売買することが大事で、もしかするとバンドウォークではないかもしれない、、と常に危機意識を持っていると、素早い損切りなど効果的なリスクヘッジが可能です。
バンドウォーク発生時のトレード方法とは?買い・売りのタイミングについて
バンドウォークの基本的内容や特徴などを踏まえたうえで、買いのタイミング・売りのタイミングについて、それぞれ確認をしていきましょう。
どちらのタイミングについても、「早とちりをしないこと」「初動が急激な上昇(もしくは下落)の際は様子見すること」がポイントです。
急激な値動き=必ずしもバンドウォークというわけではありませんので、バンドウォークを狙って取引をする際は、リスクも考慮しながら注文を出すようにしてください。
バンドウォークの買いのタイミングとは?早とちりしないことが大事
ボリンジャーバンドのエクスパンションが始まって、+2σのラインに沿ってバンドウォーク(上昇トレンド)が確認をできたら買いのタイミングと考えるといいでしょう。
いきなり+3σに到達するほど上昇することもあり、この場合、相当強い上昇トレンドが発生する可能性があるのですが、一旦様子見した方が賢明です。
なぜなら、急激な上昇によって一時的に利確が集中する可能性があり、価格が下がって損失を負う可能性があるためです。
また、できれば、+2σのライン上に出現する確かなバンドウォークを確認したうえで買いを入れるようにしましょう。
早とちりしてしまうと大やけどを負うリスクもあるためです。買い注文を出した後は、なるべく欲を出さずに利確し、損失を負った場合は素早く冷静に対処することが大事です。
売りのタイミングとは?急激な下落は価格が持ち直す可能性
売りのタイミングについても、買いのタイミングと考え方は同じです。ボリンジャーバンドのエクスパンションが始まって、−2σのラインに沿ってバンドウォーク(下降トレンド)が確認できたときに売りのタイミングと考えるといいでしょう。
下降の場合もスクイーズの状態からいきなり−3σにタッチするほど、急落することがありますが、このときに安易に売り注文を出さない方がいいです。
売りポジションの人たちの利確や価格が下がったことで入る買い注文が集まり、価格が一旦持ち直す可能性があるためです。
そして、買いタイミング時同様、できれば−2σのライン上にバンドウォークが出現するのを確認したうえで信用売りや買いポジションの損切りをするといいでしょう。
まずは過去チャートを確認してバンドウォークの動きを確認してスタートしよう!
ボリンジャーバンドは逆張りを狙える指標ですが、バンドウォークが出現した際は順張りで利益を狙うことが可能です。
大きなトレンドが発生して、ボリンジャーバンドがエクスパンションすると、バンドウォークが出現する可能性があります。
いきなり、本番でバンドウォークを狙って売買するのではなく、まずは保有銘柄もしくは狙っている銘柄の過去のチャートを確認して、バンドウォークの動きについて目に焼き付けましょう。
相場に100%はありませんが、バンドウォークをうまく活用することで大きな利益を得ることが十分に可能です。
ぜひ、売買タイミングの参考指標の1つとして取り入れてみてください!