• IPO投資で資金が必要になるタイミングは証券会社によって違う!
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資金が必要になるタイミングは需要申告時・抽選時・購入申込時の3つ

2017年8月26日

IPO株に申し込む場合、証券会社によって買い付け資金が必要なタイミングが異なります。
それぞれのタイミングを把握しておかないと、当選確率を上げるために複数の証券会社から申し込みをしても「資金がなく申し込みできなかった」「資金が必要なタイミングがこんなに重なるとは思わなかった」など、申し込み・購入に支障が出てしまいます。

どんなタイミングで資金が必要なのか、自分の利用する証券会社はどうなのか、事前に把握した上で計画的に申し込みと資金管理を行っていきましょう。

最も早いタイミングで資金が必要!「需要申告時」の場合

IPO株の抽選に申し込む場合に最も早いタイミングで資金が必要になるのが「需要申告」のタイミングです。

証券会社によっては需要申告は資金がなくてもできますが、大半の証券会社は需要申告のタイミングで証券口座に買い付け資金がないと申し込みができません。どの証券会社が需要申告時に資金が必要なのか、その資金は拘束されるのかされないのか、事前に把握しておかないと購入できなくなる恐れもあります。

証券会社によっては需要申告(ブックビルディング)の時に資金が必要

証券会社によっては需要申告(ブックビルディング)の時に資金が必要になります。

需要申告とはIPO株の価格設定の際に用いられる方法で、期間内にどれくらい市場の需要があるかを把握して市場動向に合った価格を決定します。

IPO株を希望する投資家は需要申告を行うブックビルディング期間内に申し込みをすることで抽選に参加できるようになります。
需要申告時点では、資金拘束がある証券会社と買い付け余力が必要な証券会社、資金不要な証券会社とあります。

資金拘束がある場合や買い付け余力が必要な場合、資金不要で需要申告できるものなど

需要申告時に「資金拘束がある」証券会社は下記の通りです。

資金拘束がある場合は需要申告時に証券口座に買い付け資金が必要で、申告内容に応じた資金が資金余力から差し引かれます。
抽選が終わるまで資金拘束は続きます。

マネックス証券、SMBC証券など需要申告時に「買い付け余力」が必要な場合は、資金拘束がある場合同様、証券口座に買い付け資金が必要です。
ただし、資金拘束ではないため資金余力から差し引かれることはなく、需要申告後に別のIPO株へ応募することも可能です。

需要申告時に買い付け余力が必要な証券会社は下記の通りです。

大和証券、みずほ証券、auカブコム証券、楽天証券、SBI証券、東海東京証券 など

また、需要申告時に資金が不要な証券会社は次の通りです。
資金が不要なので、証券口座に資金がなくても需要申告ができます。

SBIネオトレード証券、岩井コスモ証券、松井証券、GMOクリック証券 など

「注意点」資金拘束がある際は他で使えない、資金拘束がない際は他で使いすぎない

需要申告(ブックビルディング)時に資金拘束されてしまうと、2週間程度資金が動かせないこともあるため、他の投資へ資金を充てることもできませんので、資金拘束がある場合は計画的に申し込みをしなければなりません。
また、資金拘束がない場合も注意が必要です。

資金拘束されないことを良いことに他の投資に資金を回してしまうと、抽選で当選した場合に資金が足りなくなる可能性があります。

1円で資金が足りなければ、抽選で当たっても購入することはできません。資金拘束がある場合もない場合も計画的に投資することが大事です。

「抽選時」に資金が必要な場合それまでに資金を使うことに注意

IPO株を手に入れるには申し込みをした後に抽選を受けなければなりません。
需要申告のタイミングで資金拘束や買い付け余力が必要な証券会社が多いですが、いくつかの証券会社は抽選を実施するタイミングで資金が必要になります。

抽選時に資金が必要となる証券会社はどこで、抽選時のどのタイミングで資金が要るのでしょうか。複数の証券会社から申し込みする際に、抽選時に必要な証券会社もある可能性がありますので把握しておきましょう。

需要申告後もしくは購入申し込み後に行われる抽選の際に資金拘束される

ブックビルディング期間に申し込みができれば、次は抽選が行われます。
需要申告のタイミングで資金が必要なくても、抽選実施のタイミングで必要になる証券会社があります。抽選は需要申告後に行われる場合と、購入申し込み後に行われる場合があり、証券会社によって異なります。

抽選時に資金が必要な場合は抽選日の一定時間(16〜19時など)のみ資金が拘束されますので、必要資金を証券口座に入れておく必要があります。抽選時に資金拘束のある証券会社は下記の通りです。

SBI証券、GMOクリック証券、松井証券 など

需要申告できたことで安心しすぎると購入できないことも

抽選のタイミングで資金が必要になる場合は、資金がなくても需要申告ができるため、他の投資に資金を回しがちです。
資金が必要な抽選のタイミングになって、資金が1円でも足りないと抽選は対象外となるため注意が必要です。

抽選当選後の「購入申込時」のタイミングで資金が必要になる場合も

ほとんどの証券会社が需要申告時か抽選時に資金が必要になります。資金拘束されるのが購入申込時というのは最後のタイミングです。
購入申込時に資金が要るのはどの証券会社なのでしょうか。また、どのような注意点があるのでしょうか。

IPO申し込みをする中で、購入申込時に資金が必要な証券会社を利用する場合もありますので「忘れていた」ということがないようにしましょう。

証券会社は少ないが当選後の購入申込時に資金が必要になる

IPO株の抽選は需要申告→抽選→当選後に購入申込をすることで手に入れることができます。

最もタイミングが遅いのが購入申込時です。購入申込時に必要ということは、需要申告時や抽選時の段階では資金が必要ありませんので、他の投資に資金を回すこともできます。当選後に証券口座に買い付け資金が必要です。

岡三オンライン証券、野村證券、いちよし証券

最後のタイミングなので資金コントロールをしっかりと行う

購入申込時に資金が必要になる証券会社は多くありません。ほとんどの証券会社が需要申告時や抽選時に資金が必要です。
購入申込時は最後のタイミングということもあり、それまでの工程で資金が必要ないため、他の投資に資金を回してしまうと必要なタイミングで資金が足りなくなってしまいます。

そうならないように資金コントロールをしっかりと行いましょう。

利用証券会社のタイミングを把握し計画的にIPO申し込みをしていく

IPO株の申し込み・購入にあたって、資金が必要になるタイミングは証券会社によって異なります。
需要申告時(ブックビルディング)・抽選時・購入申込時の3つのタイミングがあり、それぞれで資金拘束されます。

自分の利用する証券会社のタイミングを事前に把握しておくことで、資金管理ができるようになり、計画的に複数の証券会社からIPO申し込みができるようになります。

資金が必要になるタイミングが遅いからといって、他の投資などに資金を回して必要な買い付け資金が足りなくなるというのはありがちなので、十分に気をつけましょう。