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世界中の投資家による仮想通貨への投資目的は大きく分けてふたつあり、長期的に運用して利益を求める方法と、投機目的、つまりギャンブルのように短期的に売却益で大きく儲けたいというケースに分かれます。
投機の場合、ビットコインは値が上がりすぎていることから向いて折らず、アルトコインが注目されています。
中でも新興銘柄、あるいは人気のないマイナーな銘柄が主に利用されるのが昨今のトレンドです。
その中で、特に今話題になるのが「カイカコイン」です。
カイカコインは開発の目的がイマイチはっきりしていないため、仮想通貨市場においては最も先行き不透明とされる銘柄です。
本来であればそういった銘柄は敬遠されるのですが、世界的に見ても投資熱が高まっている仮想通貨の市場ではそういった状態もまた投資への動機となり、注目されることになります。
ここではそんなカイカコインの実体を探ってみることにしましょう。
目次
カイカコインってなに?始まりや特徴を紹介
ここではまずカイカコインの基本情報を調べてみました。
カイカコインはどのように登場し、これからどうなっていくのかを占っていくためにも、基本的な部分はしっかりと押さえておくべきです。
株式会社カイカとは
CICCの発行元である株式会社カイカについても少し解説しておきます。
株式会社カイカは株式会社フィスコのグループ会社の1つです。
フィスコは市場調査を通じて、投資に関するアドバイスをする会社です。
M&Aによる拡大戦略をとっており、金融関連だけでなく、旅行や農業関連の会社もグループ子会社化しています。
2015年からはフィンテック部門にも乗り出し、オンライン金融決済システムの開発を手掛けています。
カイカの歴史を簡単にまとめてみました。
カイカの歴史 | |
---|---|
1989年 | 株式会社サンジャパンとしてソフトウェア開発事業を開始 |
2003年 | ジャスダック証券取引所(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場 |
2005年 | 株式会社サン・ジャパンから株式会社 SJホールディングスに商号変更 |
2015年 | 株式会社ネクスグループとの資本業務提携 子会社化 |
2017年 | 商号を株式会社SJIから株式会社カイカへと変更 |
非常に長い歴史を持ちながら、カイカとう名称はつい最近変更されたばかりであることが分かります。
SJIならば知っているけれど、カイカは知らない・・・という人もいるかもしれませんね。
カイカコインの知名度が今一つなのは、社名変更からあまり時間がたっていないということもあるのかもしれませんね。
業績や会社の信頼度
ソフトウェア開発やシステム構築では長い歴史と実績を持つ株式会社カイカは上場企業であることからも、信頼度が高い企業であることが分かります。
ネクスグループの子会社となり、フィスコのグループ会社になってからは、フィンテック分野にも参入しています。
仮想通貨の分野でもフィスコグループで発行しているトークンの開発に携わったり、Zaifの運営するテックビューロが主導するICOプラットフォームCOMSAのシステム開発にも参加しています。
信頼できる技術と歴史、実績を持つ株式会社カイカの直近の業績についても確認しておきましょう。
2016年度 | 2017年度 | 2018年度予測 | |
---|---|---|---|
売上高 | 5,337 | 5,300 | 8,762 |
営業利益 | 238 | 296 | 1,040 |
経常利益 | 131 | 728 | 1,257 |
当期利益 | 392 | 661 | 1,080 |
ここ数年の業績を見ると、非常に順調に成長しています。
※SJIから株式会社カイカになってからはさらに大きな成長をしており、フィンテック分野、仮想通貨分野で大きな存在感を発揮する企業になるかもしれません。
カイカコインは2016年に発表された
そんなカイカコインは2016年10月に発行が始まり、2017年2月に取引所への上場が行われました。
同年12月に運営会社が開始した配布は終わっています。
その際の発行枚数は3億枚になり、使用可能な範囲が狭いのですが、その分、マイナーなアルトコインゆえに短期的な売買ではボラティリティ(流動性)が高く、投機を第一目的に売買する投資家にはかなり注目度が高い銘柄です。
カイカコイン | |
---|---|
発行単位 | CICC(カイカコイン) |
発行枚数 | 300,000,000 CICC 最小取引単位:0.00000001 CICC |
発行者 | 株式会社カイカ |
配布先 | 2016年10月期期末時点の株主のうち、「CAICAコイン」の受取を希望し、所定の手続を完了した株主を対象。 |
配布の対価 | 無償 |
配布総数 | 24,741,061 CICC |
カイカ社留保分 | 275,258,939 CICC 株主に対して配布した24,741,061 CICCを発行総数300,000,000 CICCから控除した275,258,939 CICCがカイカ社留保分となります。 |
配布方法 | 株主には、2016年8月末日を目処にサービス開始を予定す るフィスコ仮想通貨取引所にて口座開設をしてもらい、同口座を通じて配布する予定。詳細は株主へ郵送にて案内。 |
取引所 | テックビューロ社の仮想通貨取引所「Zaif」、及びフィスコ仮想通貨取引所にて口座開設後、同口座を通じて取引可能。 |
マイナーになっている事情としては取り扱う取引所が少ないからということがあります。
ですので、よほどアンテナを張っている投資家でない限り、カイカコインの存在すら知らない人もいるくらいです。
配布方法は?
カイカコインの配布方法は非常にシンプルで、運営企業である株式会社カイカの株主に配布されました。
先にも述べましたが、すでに発行枚数の3億枚は株主に配り終えており、一般の人が入手するには取引所の売買で手にするしか今は方法がありません。
株主に配布されたのは、カイカ社が株主たちに仮想通貨を体験してもらいたいというコンセプトからで、残念ながらそれ以降のビジョンが不透明であることから、一部の投資家にとってはカイカコインは長期的に運用するものではないと判断されてしまっています。
業績や会社は信用できるのか?
では、注目度の低いカイカコインですが、運用企業の株式会社カイカ自体は業績的には信頼できるのかということがまた気になってきます。
このカイカ社自体は特に悪い会社であるという話はありません。
金融系情報サービス事業者であり、日本や中国で展開するなど、それなりの実績はあります。
なにより、創業は1989年ですので、すでに30年近くの社歴もありますので、企業としての問題はなさそうです。
ただ、気をつけたいのがカイカコインはカイカ社の株価とはまったく連動していないので、カイカコインの相場を分析する際にはあまりカイカ社の実績は関係ないようです。分析の際には見誤らないように気をつけたいところです。
カイカコインの特徴とは?
カイカコインにはどんな特徴があるのでしょうか。
仮想通貨は相場変動を分析するにあたって、その特徴や誕生経緯などが非常に大切になります。カイカコインはほかの銘柄とは違う点があるのか、まとめてみました。
金融系の情報サービス事業が発行するトークン
まず基本情報にもあったように、カイカコインは金融系情報サービスの事業者が発行している仮想通貨銘柄だという点は大きな特徴です。
特に運営企業である株式会社カイカが株主に対して仮想通貨を実際に手にして体験してもらうということを大きなコンセプトにしています。
確かに理論や理屈で仮想通貨を理解しているのと、実際に手にして取引をするのでは全然違ったことがわかってきます。
そういう点ではこのカイカ社がカイカコインを発行したことは将来的に仮想通貨市場に好影響を与えると考えられます。
しかし、逆に言うと、銘柄としての最大のコンセプトがこれだとすると、カイカコイン自体の将来的可能性の範囲が狭められてしまい、今後どんな展開をしていくのが読み取れず、不透明な印象を持たせてしまうのは否めません。
カウンターパーティを利用してできた通貨
そんなカイカコインはカウンターパーティという、ビットコインのブロックチェーン上に存在する仮想通貨のプラットフォームを利用して発行された仮想通貨になります。
カウンターパーティーではXCPをバーンすることで独自トークンを発行することができます。
同じくカウンターパーティーを利用したトークンには以下のようなものがあります。
上記以外にもありますが、XCPはビットコインのブロックチェーンを利用しており、発行されたCICCもビットコインのブロックチェーンを利用しています。
そのため、セキュリティ面や安定性に優れたトークンと言えます。
カウンターパーティーについては下のページで詳しく解説していますので参考にして下さい。
関連記事: カウンターパーティーの特徴とは?将来性や値動き、購入方法
一般的には仮想通貨はビットコインやそのほかの独自に構築されたブロックチェーン上に存在していると思われますが、実はブロックチェーンでできていない仮想通貨もあります。
例えばIOTAといった技術で構成された銘柄もあり、必ずしもブロックチェーンでできているわけではありません。
ですが、カイカコインはビットコインのブロックチェーンを利用した仮想通貨ですので、技術的には信頼性が高い銘柄だといえます。
使い道や何に交換できるかなど
現時点ではっきりしているのは、カイカコインが使えるのは、カイカ社のセミナーなどに利用できるトークンであることで、それ以外では投機的に売買する以外の使い道はありません。
この点がカイカコインの最も大きな弱点で、将来的にどうなるのか、現状の使い道の狭さに加えて先行きが読みにくいのが難点です。
ただ、一方では投機を好むギャンブラー的な投資家に好まれ、一般的な評価のわりにはボラティリティの高い銘柄だとも評されています。
カイカコインはZaifからのみ購入可能【Zaifの口座開設手順を解説】
結論からいうと、カイカコインを入手できるところは「Zaif(ザイフ)」です。
マイナーな割にボラティリティが高いのは、このZaifに上場していることが一因とされます。
金融庁が認めるホワイトコインリストにもカイカコインは載っていますから、一般的な評価と比較すると十分に信頼性があるともいわれています。
1. 書類を用意する
Zaifの場合、日本の取引所になりますから必要な書類をあらかじめ用意しておかなければなりません。
特に本人確認書類が若干面倒ですが、避けては通れません。
もし本人確認書類を用意しない場合はZaifにおいては「ウォレットクラス」でしか口座開設ができません。
このクラスは仮想通貨を保有するだけの、まさにウォレットの機能のみ。
カイカコインを売買したい投資家は「トレードクラス」で口座を開設してください。
20歳以上で本人確認書類や各種Zaif側からの情報開示に応じることのできる投資家なら問題なく口座開設が可能です。
本人確認書類は後述する書類のうちのいずれかを画像ファイルに取り込み、それをZaifへ送信するだけです。
その手順はあとで紹介しますが、いずれかのひとつなので国内の取引所の中では書類数が少ない方であり、口座開設をしやすいメリットがあります。
2. Zaifのホームページで登録
Zaifのホームページを開くと「無料登録へ」のボタンがいたるところにありますので、そこをクリックしましょう。
そして、その次に出てきた画面でメールアドレスを入力するだけです。
そして、「私はロボットではありません」のボックスにチェックをし、「登録」ボタンをクリックします。
すると、登録アドレスにメールが送信されますので、メール内の登録完了リンク用のURLをクリックしてパスワード設定にて登録が完了します。
ここまではあくまでも登録が完了しただけで、取引はまだできません。次のステップに進みましょう。
3. 個人情報を登録する
アカウントページを開くと「登録情報」という項目があるのでクリックしましょう。
といっても難しいことではなく、名前とフリガナ、それから生年月日や住所、なにかあったときの連絡先、あとは職業、Zaifにおける取引の目的を入力するだけです。
入力が完了したら「変更」というボタンを押します。これで個人情報の登録は終了します。
4. 電話番号認証を行う
次に登録のウィザードに従って「電話番号認証」を済ませておきましょう。
まず、アカウントページの「本人確認」をクリックします。そこに現れる「電話番号認証」に進んでください。
これも本人確認の一種で、携帯電話、あるいはスマートフォンの電話番号を入力すると、その番号にSMSで認証コードが送信されてきます。
そのコードを受け取ったらすぐさまZaifの電話番号認証画面に入力すればいいだけです。
この認証には時間制限があるので、できるだけ一気に済ませたいところです。
5. 本人確認書類の送信
続いて本人確認書類の手続きに入ります。
これがZaifへの登録時に一番面倒なことに挙げられる手続きですが、以下の本人確認書類を送るだけです。
画像ファイルにして画面に出てくる指示に従いながら送信できますので、簡単です。
あらかじめ画像ファイルを用意しておけば、あとは送信するだけで本人確認が完了します。これで登録もあと少しです。
・パスポート
・運転免許証
・在留カード
・特別永住者証明書
・外国人登録証明書
・官公庁もしくは特殊法人が発行した身分証明書(ただしこの場合は写真付きのもの)
6. Zaifからのハガキを待つ
本人確認書類送信後はしばし待機です。
本人確認書類画像などを元にZaifが審査を行い、問題なしと判断されれば登録住所に簡易書留が郵送されます。
簡易書留は必ず本人か同居する誰かが受け取る必要があります。
受取人がいないと郵便受けには入れてもらえず、投資家は再度アカウントページで再送依頼を出さなければなりません。
7. Zaifの口座に入金する
簡易書留の受け取りがZaifでも確認されれば、すぐにZaifの口座に入金できるようになります。
Zaifは日本の取引所ですから日本円での入金も問題ありません。
Zaifでは
・銀行振込による入金
・コンビニ決済入金
・ペイジー入金
の上記の入金方法あります。
8. カイカコインは取引所にて売買
入金が完了したら、取引所にてカイカコインを売買します。
簡単売買ではカイカコインの扱いはありません。
また信用取引などもなく、現物取引のみになります。取引所ではカイカコインと日本円、あるいはカイカコインとビットコインの通貨ペアで取引ができます。
詳しい売買の手順については事項で解説します。
Zaifでのカイカコインの購入可能と手順を紹介
Zaifでは、カイカコイン、つまりCICCを日本円、またはビットコインで購入することができます。
分かりやすく日本円での購入方法をステップごとに見ていきましょう。
Step1. Zaifにログインする
Step2. ログイン後、画面上部「取引」をクリックして取引画面に移動
Step3. 上部「BTC/JPY」→「トークン」→「CICC/JPY」の順にクリック
Step4. 「1CICCの価格(購入価格)」、「買いたい量(購入量)」を入力し、「買い注文」ボタンをクリック
以上で注文は完了です。
注文が約定すれば、CICCがあなたのものになります。
ちなみに、もしビットコインでCICCを購入したい場合には、ステップ4で「CICC/BTC」を選択すればOKです。
カイカコインの売買をしたいという人はZaifの口座開設をまず済ましておきましょう。
Zaifは口座開設の申請は簡単に完了できますが、本人確認の手続きに時間がかかります。思い立ったが吉日です。早めに口座開設しておきましょう。
また、これから口座開設される方は必ず二段階認証を設定してください。
すでに口座をお持ちで、二段階認証を未設定の方はすぐに設定することを強くおすすめします。
管理画面にログイン後のアカウントページから設定できます。
仮想通貨の取引はすべてが自己責任です。売買だけでなく、保管も自己責任であることをお忘れなく。
取引の前に知っておきたい。気になるカイカコイン値動き
他サイトや当サイトでも先行きの不透明さにちょっと不安が残ることは紹介していますが、一方でカイカコインを短期的に売買しようという、投機性を狙った層も少なくありません。
ですので、今後カイカコインはどういった値動きをしそうなのか、これまでの値動きなどと合わせて、様子を窺ってみることにしましょう。
カイカコインの具体的なレートでいうと、公開時は株主に分配されたこともあり、爆発的な価格を表示していますが、すぐに価格は落ち着き、2017年12月までは10円台あるいは20円未満のあたりで価格が推移していました。
カイカコインの価格推移を表にしました。
日付 | 安値 | 高値 |
---|---|---|
2017/2/27 | 2円 | 1,000,000円 |
2017/12/11 | 16円 | 130円 |
2018/1/15 | 33円 | 62円 |
2018/2/12 | 25円 | 39円 |
2018/3/12 | 15.1円 | 24.7円 |
それが12月の仮想通貨市場全体の高騰が起こり、高値は130円をつけたこともあります。
年末年始にかけてはジワジワと下がり、1月中に高値で100円になったこともありますが、40円台後半から60円台で推移していました。
2018年2月以降は各国の規制や取引所自体の様々なトラブルで仮想通貨の信頼瀬が下がってしまい、投資家の熱もやや冷めたこともあり、20円前後、つまり2017年12月の高騰前夜くらいの水準で推移している状態です。
このようにカイカコインの値動きは、日本の仮想通貨市場全体の需要にリンクしているように見られます。
ですので、今後も価格の推移は市場の需要を見ていくといいのかもしれません。
株式会社カイカの株価とカイカコインの関係性
分析に際しては、当然運営母体が消滅しては意味がないので存続に問題がないかを確認することは必須ですが、株価を参考にする必要はなさそうです。
カイカコインは将来性が不透明すぎるというデメリットはあるものの、短期的な投資(投機)には向いていて、十分なボラティリティがある銘柄です。
多くの投資家がデイトレード的にカイカコインに投資し、売却益を得ています。
カイカコインはマイナス面がちらつく銘柄ではありますが、十分に利益を得られる、魅力ある仮想通貨でもあると言えるでしょう。
カイカコインの下落リスク(材料)と心配事
カイカコインの下落リスクについて、次の2点から説明していきます。
・株式会社カイカがカイカコインのほとんどを保有している
カイカコインについては、発行当社はネタコインとして話題になることはあっても、仮想通貨の可能性や価格上昇についてはほとんど議論されていませんでした。
そのため、仮想通貨に対する熱が冷め、実需面、機能面に注目が集まると、価格の下落を招くリスクがあります。
現在は投機的に資金が流入し、価格の上昇につながっているようですが、いつまでも続くものではないでしょう。
カイカコインのメリットである、金融庁のホワイトリストや上場企業による発行という条件を兼ね備え、かつ機能的にも優れたコインが発行されたときには、カイカコインの値段は下がってしまうことも十分ありえます。
発行総数の大半を株式会社カイカが握っている
また、カイカコインの総発行数のほとんどを発行元の株式会社カイカが保有している点にも注意が必要です。
高値を付けているタイミングで、カイカが保有するCICCを市場に売却すると、CICCの流通量が増え、価格が下がるリスクがあります。
需要が高まり、その上で、流通量を増やすのであれば問題にはなりませんが、実需のほとんど見込めないCICCにとって、流通量が増えることは、CICCの値下がりに直結する大問題です。
価格上昇が期待できる材料
逆に、カイカコインの価格上昇を見込める材料もあります。
・カイカコインの用途の拡大が検討されている
カイカコインは現在Zaifでのみ取引されています。
株式会社フィスコが提供するフィスコ取引所もありますが、中身はZaifと同じですので、実質的にZaifのみとなります。
通常、取扱取引所が少ないことは、流動性が低いことを意味し、リスクと考えられます。
しかし、カイカコインは金融庁のホワイトリストに入っていることから、今後は国内の取引所でカイカコインを扱う取引所が増える可能性が高いです。
カイカコインの使用用途については後程詳しく説明しますが、現状ではほとんど使い道のないトークンと言って差し支えありません。
しかし、今後は株式会社カイカのサービスやグループ会社の商品やサービスの購入の決済利用が進む予定です。
注目すべきは、仮想通貨の取引に関する情報が詰まったレポートをカイカコインで購入できることです。
仮想通貨に投資して利益を上げようという人はこれからさらに増えていくでしょう。
価格上昇しそうな銘柄を探している人にとって、情報は何にも代えがたい取引ツールです。
その取引ツールを購入するためにカイカコインが必要、ということになれば、自然と値上がりしていくでしょう。
Zaifならボラティリティ高く、日本語で投機的にカイカコインに投資できる!
運営のカイカ社は実は「フィスコ仮想通貨取引所」の運営会社のグループ会社でもあるため、このフィスコ取引所でも上場しているので利用可能です。
ただ、フィスコ取引所はZaifの取引システムを利用しているので、それであれば本家のZaifの方がいいと考えられます。
Zaifは国内の取引所ですので、日本語で利用できること、日本の金融法が適用されることなど、安心感があります。
カイカコインを売買したい投資家はまずはなによりも先にZaifで口座開設をすることをおすすめします。
手数料 | カイカコインはマイナス手数料ではなくメーカー0%、テイカー0.1% |
---|---|
日本円対応力 | 銀行振り込み、コンビニ決済、ペイジー入金が可能 |
独自サービス | カイカコインではほぼ利用できないが、ビットコイン換金で利用可 |
レバレッジ | カイカコインは現物取引のみ |
安全性 | 日本の取引所で運営がしっかりしていることと、日本の法令が適用される |
スマホアプリ | スマホアプリもあり、便利 |
スプレッド | 単価が安いので気にならない? |
スワップポイント | 現物であることと、性質上短期に向いている銘柄 |
サポート力 | 日本語対応だが、電話サポートがない |
チャート、ツール | 使いやすいと評判はいい |
今後どうなっていくかを占う鍵はどこにあるのか?
実はカイカコインはブロックチェーン上の仮想通貨銘柄であり、ボラティリティも高いことから、マニアックな投資家には注目され続けていますが、一方で仮想通貨の根本的な理論である、ある事柄に反している部分があります。
そこにカイカコインの懸念と大きな将来性への鍵が潜んでいるようです。
無価値になる可能性はあるのか?
カイカコインの将来性において一番の心配事は、カイカコイン自体に価値がなくなってしまうことです。
仮想通貨は、例えばビットコインやイーサリアムはその価値がなくなることは考えにくい段階にきています。しかし、カイカコインはまだその懸念が大きいです。
そのひとつにあるのが、運営企業の株式会社カイカが今後カイカコインの使い道をどう打ち出してくるかです。
現状はカイカ社のセミナー関連の参加や商品への支払いにカイカコインがトークンとして利用できるのですが、それ以外に使い道はありません。
ほかの仮想通貨銘柄は例えばゲームコインなど目的が狭いものも確かに少なくはありませんが、本来はビットコインなどのように投資に利用しつつ、買いものなどにも利用できるというのが仮想通貨の姿です。
ゲームコインならまだ世界中のプレイヤーに流通しますが、カイカコインはカイカ社内でしか動かないので、今後の使い方の拡大が注目されるところです。
カイカ社は使い道の拡大は目標として掲げているようですが、現実的に不透明でわかりません。
このままただのカイカ社の商品券のような存在でしか存続できなければ、仮想通貨としての価値がゼロへと近づくことになるでしょう。
カイカコインを大きく揺るがす原因となり得るものは?
もうひとつカイカコインには大きな懸念があります。それはカイカ社が自社で運営しているということです。
カイカ社がカイカコインの枚数や使用目的をコントロールしているということは、仮想通貨の誕生の理念のひとつにあった、中央集権の貨幣を否定することに反していることになります。
各国の通貨は各国の政府や中央銀行が管理し、コントロールし、その国で流通する貨幣です。
規模が変わっただけで、カイカ社が行っていることはまったく同じことです。
仮想通貨はそれを嫌う人々に賛同された理論で、その信念の上に成り立っているものでもあります。
ですので、仮想通貨の根本が違っているので、今後カイカ社の運用の仕方次第では、どんなに魅力のある使い道を提示できたとしても、カイカコインは投資家に見捨てられてしまう可能性が出てきます。
このあたりがカイカコインの将来性を握っている鍵になりそうです。
まとめ
フィンテック分野のシステム開発をしている株式会社カイカが発行したトークンがカイカコインです。
カイカコインはこれといって特別な機能はありませんが、投機目的から急騰した銘柄の1つです。
特別な機能はないと言え、上場企業による発行である点、金融庁のホワイトリストに入っていることなど、安心して取引できる銘柄であることは間違いありません。
使用用途の拡大やカイカの親会社であるフィスコが運営するフィスコ取引所の動向次第ではさらなる値上がりも期待できます。
今後はますます多くの企業や個人が独自トークンを発行する「トークンエコノミー」の到来も予想されています。
トークンエコノミーが広がる中で、先行組としてのカイカコインがどれだけの存在感を発揮できるかにも注目です。