• クロエの自動資産運用の成績は?1万円から始められるロボアドバイザーの評判はいかに
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ベンチャー企業エイト証券のクロエの機能は最先端!メリット・デメリットをご紹介

2017年6月19日

クロエを提供するエイト証券はどんな会社?

 
エイト証券株式会社は2001年設立のユナイテッドワールド証券株式会社が前身となっています。
現在は香港の8SL HOLDING LIMITEDという会社が筆頭株主になっており、社長はじめ役員も変わっているので別会社といってもよさそうです。

エイト証券株式会社の概要

エイト証券株式会社も筆頭株主の香港の会社もベンチャー企業なので、グループ全体がベンチャーのネット証券と言えそうです。

エイト証券株式会社ではロボアドバイザーとして「クロエ」の他に「8Now」を2015年からリリースしています。ロボアドバイザーの世界ではアジアの先頭を走る企業です。

Apple、Amazon、Googleがそれぞれの世界を変えてきたように、エイト証券は投資の世界で最新の技術を駆使し、安価でシンプルなスタイルを創り出そうという気概にあふれた会社です。

エイト証券が提供しているロボアドバイザーのクロエの一押しポイント

  • 1万円からでも投資を始められる
  • 円建てで投資が完結する

低資金で手軽に、為替の変動に一喜一憂せずに安心して資金を運用できるところがクロエのおすすめポイントです。

クロエについての基本情報まとめ 


クロエ
企業名 エイト証券株式会社
サービス開始日 2017/02
投資対象の詳細 株式・債券・短期金融商品・コモディティ・REIT・その他ETF
ファンド 東証上場ETF
ロボアドバイザータイプ 投資一任型
運用手数料 運用資産評価額の0.88%(年率 税抜)
最低投資金額 1万円
トータルコスト 手数料0.88%+信託報酬)

資産運用をシンプルにするクロエ(ロボアドバイザー)の特徴

1万円からの少額投資で始められ、円建てで運用が完結するクロエの特徴について詳しく見ていくことにしましょう。クロエはエイト証券が提供している投資一任型のロボアドバイザーです。

これまで一部の富裕層だけが享受してきたトップレベルの資産運用をテクノロジーによって誰にでも利用できるサービスになっています。ポートフォリオは東証上場ETFで構成され多様な地域、セクターの商品に国際分散投資されます。

また、目標を達成するために常にモニタリングし、リバランスを随時おこなってくれます。

クロエ(ロボアドバイザー)は簡単3ステップで自動的に資産運用してくれる

まず、簡単な質問に答え、表示されているリストから目標を決めます。次に、構成されたポートフォリオに入金し、あとは自動的にクロエが運用してくれます。

クロエでは目標設定のゴールベースアプローチ方式を採用している点が他のロボアドバイザーとの大きな違いです。年齢、年収、目標、投資金額を設定し、投資のスタイルを「積極型」「安定型」「保守型」から選ぶことで、どのように資産を運用していくかをクロエが自動的に判定してくれます。

クロエが目標を実現するための運用方法を提案してきたら、次にすべことは提案を承認することです。
目標は複数登録することができるので目標ごとに設定を調整し、自分がなっとくできるものを承認しましょう。

提案を承認すると、あとは入金し、クロエが自動的に運用してくれます。スマホのアプリから運用実績を確認することができます。

2015年の「8 Now!」に続いてリリースされたクロエ

エイト証券はロボアドバイザーの先駆者として「8 Now!」を2015年5月にリリースしています。そして2017年2月9日に「クロエ」がリリースされました。
2016年中には他社のロボアドバイザーがリリースされているので、エイト証券では最初期のロボアドバイザーと現時点では最新のロボアドバイザーを提供していることになります。
エイト証券は投資の世界をシンプルに誰でも参加できるように変革していきたいと考えているので、今後も新しい製品がリリースされるかもしれません。

50ヵ国、4,324の株式・債券・37業種に分散投資

クロエは東証に上場しているETFから、50の国、4324銘柄、37業種にわたって株式・債券・短期金融商品・コモディティ・REIT・その他ETFなど多岐にわたる銘柄を投資の対象としています。
様々な地域から多岐にわたる銘柄を選ぶことで分散投資することができ、リスクの低減につながります。

東証に上場しているETFを対象としていますが、東証上場ETFは世界を投資対象にしたETFも多く、世界分散投資ができるという点では他のロボアドバイザーと同じです。

円ベースで投資することによるメリットとデメリット

クロエの投資の対象は東証上場のETFのみです。他のロボアドバイザーは海外のETFを対象にしているものも多く、この点もクロエの特徴だといえます。

海外のETFを対象にすると米ドルベースでの資産運用となります。また、海外のETFは信託報酬が低いため、低コストで運用できます。米ドルベースで資産運用するということは為替による影響を受けるということも意味します。

特に円高になると運用のパフォーマンスが下がってしまうというデメリットがあります。

その点、クロエは円ベースでの投資になります。円ベースで投資するので為替による影響をほとんどうけることなく運用することができます。

ただし、海外ETFに比べて国内ETFは信託報酬が高いのでコスト面でのデメリットがあることを忘れてはいけません。

クロエが提案してくれるポートフォリオを承認すれば自動運用開始

クロエは投資の判断を自動的に行い、注文、リバランスなどを自動で行います。

設定した目標ごとのポートフォリオをそれぞれ承認することで、投資一任契約を結ぶことになります。あとはポートフォリオに従ってクロエが自動的に取引を繰り返すので資産運用が手軽にできます。

また、クロエはポートフォリオのパフォーマンスを常にモニタリングし、追加手数料なしに随時リバランスも実施してくれます。リバランスとは市況の変化により崩れたポートフォリオバランスを調整する作業のことです。

リバランスを行うには保有しているETFの一部を売却したり新しいETFを購入する必要があります。
リバランスの判断やリバランス実施は高度な知識が必要になりますが、クロエが自動的にリバランスのタイミングの判断や売買も自動的に行ってくれます。

業界最安水準の手数料0.88%

クロエの手数料は1%程度が多いロボアドバイザー業界では低めの設定で0.88%となっています。

この手数料の他には銘柄の購入・売却手数料はかかりません。円ベースでの投資なので為替に関る手数料は当然ながらかかりません。解約手数料も無料なので急な出費で口座から出金したいときにも手数料なしで出金することができます。

この0.88%という手数料の設定により、ETF信託報酬が高いというデメリットをカバーしています。

最低投資金額1万円から手軽に資産運用を始められる

エイト証券ではクロエを「1万円から始めるロボ・アドバイザー」と位置付けています。

必要最低投資金額が1万円と他社のサービスの100万円や30万円、10万円と比べると非常に低く設定されています。

「どんな人でも資産の大小に関わらず、誰もが世界トップクラスの投資へアクセスできるべき」だと考えているエイト証券らしく資産が少なく、1万円からでも資産運用を始められます。

しかも1万円以上は1円単位で投資することができるのでちょっと資金に余裕ができた時などに追加投資することができます。

現状では自動追加投資の機能はついていませんが、機能が実装されれば連絡をしてくれるとのことですから、期待してもよさそうです。

手数料は低めに設定しているが、トータルでは少しコスト高

手数料は低めの0.88%に設定されていますが、国内ETFでの信託報酬が海外に比べて高いため、手数料と信託報酬のトータルコストとしてはそれでも少し高めになってしまうことが推測されます。

為替リスクをとって手数料を低くするか、為替リスクなしだが手数料が少し高めを選ぶか、といいう観点からクロエの利用について考えてみるのもいいかもしれません。

エイト証券のロボアドバイザーであるクロエには他のロボアドバイザーとは違った特徴がいくつかあります。ゴールベースアプローチという方式や日本初となる東証上場ETFのみを投資対象としている点が目立った特徴です。

クロエ(ロボアドバイザー)がもっている機能をご紹介します

クロエはエイト証券が提供しているロボアドバイザーの1つで、特徴的な機能がいくつかあります。

ゴールベースアプローチ方式を採用している点がとくに珍しく、操作もスマホアプリで行う点、1万円から資産運用できる点など、手軽さが目立つロボアドバイザーです。
そんなクロエの機能について詳しくみていきましょう。

目標から最適ポートフォリオを提案してくれる

クロエではゴールベースアプローチという方式を採用しています。
通常のロボアドバイザーは運用についてのいくつかの質問からポートフォリオを提案してくれます。しかしクロエでは資産運用の目的を決めることで最適ポートフォリオを提案してくれます。

もちろん重要な年齢や年収は聞かれます。しかしそこから先がクロエの特徴的な部分になります。次の段階ではクロエがあらかじめ用意した目標から自分の資産運用の目的を選ぶことになります。目的には「結婚」「マイホーム」「老後資金」「車」「パソコン」「スマホ」「医療」「旅行」などが用意されています。

目標を選ぶと想定投資期間が設定されます。特に「パソコン」「スマホ」では1年が想定期間に設定されており、短期の資産運用も視野に入れている点も他のロボアドバイザーとの違いです。

目標設定を終えると、次は「初期投資金額」と「毎月の投資額」を入力します。そうすることで最適ポートフォリオが提案されます。

最適ポートフォリオを3つの投資スタイルから選ぶ

目標設定が終わると、投資スタイルを3つの種別から選ぶことになります。投資スタイルが3つあらかじめ用意されているのでシンプルで簡単に最適ポートフォリオを構成することができます。

用意されている投資スタイルは「積極型」「安定型」「保守型」です。

「積極型」ではリスク水準が高位で収益獲得を重視した運用のポートフォリオが選ばれます。
「安定型」を選ぶと、リスク水準は中位になり、安定性と収益性を均衡させた運用のポートフォリオになります。「保守型」ではリスクを抑え、安定性を重視した運用のポートフォリオを提案してくれることになります。

自動リバランスの実施で最適ポートフォリオの割合をメンテナンスしてくれる

長期にわたって資産運用をしているとポートフォリオのバランスが崩れてきます。ある銘柄が値上がりすることでポートフォリオの割合が崩れることもありますし、その逆もありえます。

クロエは各ポートフォリオのバランスを常時モニタリングしており、バランスが崩れた時には随時リバランスを実施します。その際の手数料は無料です。

目標ごとに複数のポートフォリオで運用できる

クロエは目標設定型のポートフォリオを提案してくれます。ですから目標ごとに複数のポートフォリオを持つことができるようになっています。

例えば、車を購入するための運用はリスクを高くとって、マイホーム購入のための運用はリスクを中間に、そして老後資金のポートフォリオはリスクを低めに設定、などという使い方ができます。

口座開設から運用結果の確認まですべてがスマホアプリで完結できる

クロエの特徴的な機能の一つにスマホアプリで完結、というものがあります。PCや窓口ではなく、無料のスマホアプリをダウンロードすることで口座開設から目標設定やポートフォリオの承認、そして運用結果の確認までを完結できます。

PCと違い、スマホであればいつでもどこでも確認ができるので便利な機能だと思います。
ただし、スマホでの取引にセキュリティ上の不安を感じる人もいるかもしれません。

セキュリティ面では、クロエは堅牢なセキュリティ対策を施しています。

手軽に始められるメリットと、コストに関するデメリット

とにかく手軽に資産運用が始められるクロエにはたくさんのメリットがあります。

最低投資金額が1万円ではじめての人にもやさしい

クロエは1万円から資産運用が可能です。100万円や30万円、10万円と聞くとなかなか手を出せない人も1万円からであれば手を出しやすくなります。

また、初めての運用に不安のある人でも1万円から資産運用ができるとなれば不安もかなり軽減されるのではないでしょうか。

為替の変動による影響が少ない

クロエの投資対象は東証上場のETFのみとなっています。すべて円建てでの投資になります。とは言っても世界分散投資が行われるのでリスクの管理はできます。円建てでの運用ですから為替の変動を直接的に受けることはありません。

ただし、まったく影響を受けないわけではなく、海外資産へ投資しているETFの場合はそこでの為替の影響を受けることになります。

スマホアプリで完結できるので簡単・便利

PCでの設定や取引がメインになっているロボアドバイザーの中にあって、口座開設から運用実績の確認までのすべてをスマホアプリで完結できる点がクロエのメリットです。スマホであればいつでもどこでも確認できるので、普段忙しいひとでも手軽に資産が運用されている様子を確認することができます。

簡単にポートフォリオを構築してもらえる

ゴールベースアプローチ方式を採用しているクロエでは、投資の経験がないと答えるのが難しいような質問はありません。なんのために資産を増やしたいのですか、という目標を設定するだけです。投資についての考え方などではなく、目標からポートフォリオを提案してくれるので簡単に資産運用を始めることができます。

とにかく簡潔なクロエだが、国内ETFは海外ETFに比べると信託報酬が高い

クロエはとにかく簡単で手軽に誰でも資産運用が始められるように作られています。しかし、運用にかかわる費用については若干の注意が必要です。

クロエが投資の対象としているのは国内のETFです。銘柄にもよりますが海外ETFと比べると信託報酬が高い場合がほとんどです。というか、海外ETFは信託報酬が低く抑えられているのです。

手数料は0.88%と業界最安値水準ではありますが、トータルのコストでは他社のロボアドバイザーに比べると高くなってしまう可能性が高いと考えた方がよさそうです。

実際の使い心地

クロエを実際に使うにはスマホアプリを利用します。実際にアプリをダウンロードして立ち上げてみました。口座を持っていなくても運用プランの作成はできるようです。クロエからの質問に答えていくと、目標設定の画面にたどりつきます。

筆者の場合は年齢などから推測されたのか、「マイホーム」が候補として表示されました。

その後も目標金額などの設定をしていくと「マーケット状況別の運用予測」が表示され、しかも悪い場合、平均的な場合、良い場合の3つのパターンを見ることができます。シミュレーションまで簡単で簡潔に示してくれるので、投資初心者には分かりやすいですね。

利用者の実際の評価、使いやすさは?

「若い人や投資をしたことがない人でも投資を簡単に始められるサービスを目指しています」とエイト証券の広報担当者が言っているクロエですが、実際の使いやすさはどうなのでしょうか?

「投資というとまとまったお金が必要、というイメージがあったが数万円からの貯金感覚で始められるので投資を始めるきっかけになりそう」

「パソコンを使わずにスマホでできるので気軽な気持ちで始めました。少しずつ増えていく資金をみていくのが楽しみです。」という意見があるようです。

クロエ(ロボアドバイザー)はじめかた

エイト証券のロボアドバイザー「クロエ」の特徴や機能を見てきましたが、いよいよクロエの使い方をご紹介していきます。

クロエは1万円から世界分散投資ができる資産運用をしてくれるロボアドバイザーです。手軽に資産運用が始められることがウリにもなっているので、使い方も簡単です。

まずは運用資金を預けておく口座を開設しよう

クロエで資産運用するためにはエイト証券に口座を作る必要があります。口座は日本国内に住んでいる20歳以上であればだれでも開設することができます。

口座開設までの流れは手順としては少し複雑になります。ただ、実際に手続きしていくと直感的にできる手続きばかりですので安心してください。

開設までの手順は大きく「無料登録」と「口座開設」に分かれます。

「無料登録」の場合は・・・

  • クロエをスマホにダウンロード
  • アプリを立ち上げ、「運用プラン作成(無料)」を開始
  • 指示に従って目標を設定
  • 提案されたポートフォリオを確認
  • 保存>メールアドレスとパスワードを入力>無料登録



「口座開設」の場合は・・・

  • 無料登録後、メールが届くので確認する
  • 再びクロエを立ち上げ、登録のアドレス、パスワードで「ログイン」
  • 個人情報保護宣言を確認し「同意します」にチェック
  • 口座開設画面になるので必要事項を入力
  • 後日、登録した住所に「クロエ口座に関する書類」が届くので確認
  • 同封の「個人番号(マイナンバー)通知届出書」に必要書類を添付し返送。

口座開設完了後の資産運用の流れと手順

口座開設が完了すると注文手続きと入金をするだけで資産運用を開始してくれます。
注文手続きはクロエアプリを立ち上げ、あなたの目標>目標へ投資開始>資産運用を始めましょう>クロエ投資一任契約書を確認>同意しますにチェック>注文
で完了します。
その後、クロエ入金専用口座に入金すればOKです。

エイト証券の1万円から世界分散投資ができるロボアドバイザー「クロエ」について

とにかく簡単に始められる点が投資初心者にはうれしいのがポイント。
また、基本的な知識はあまりなくても、目標を決めることで運用方針を決定してくれるのも便利な機能です。

目標設定も複雑なことを考える必要はなく、あらかじめ用意されているものの中から選ぶので直感的です。運用シミュレーションもグラフではなく、具体的な金額を示してくれるのでわかりやすくシンプルに理解できます。

口座開設時に書類の郵送がある点やスマホアプリのみでPCでは使えない点で最初の手続きが多少面倒かもしれませんが、クロエを利用することで省ける手間に比べるとたいしたことはないでしょう。

自動積立ができない、トータルコストが高め、というデメリットもありますが、自動積立に関しては今後の対応も期待されています。トータルコストでは他のロボアドバイザーと差がつくのは当たり前で国内ETFはどうしても海外ETFに比べると高いからです。

円建てで為替の影響をほとんど受けない、というメリットとコストのバランスをどう考えていけばいいのかについては今後の運用実績が出される中である程度定まってくると予想しています。

全体的には「わかりやすい」「簡単・簡潔」なロボアドバイザーというのがクロエの印象です。
次のスマホ新機種のためにちょっとお金を貯めておきたい、車を買うための資金を銀行よりも利率が期待できる運用をしたい、というように資産運用が手軽にできる環境をクロエは提供してくれます。

著者情報
自虐に突っ走る投資初心者。腹八分目を肝に銘じつつ、欲と恐れと戦いながらどこまで我慢できるか毎日チキンレース繰り広げてます。

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