100株以上の保有で1,500円相当の自社製品詰め合わせ

マルイチ産商という企業をご存知ですか？

スーパーに並ぶ商品などを卸している企業で、信州サーモン押し寿しやりんご和牛信州カレーなど、多くのオリジナル商品も手掛けています。マルイチ産商は投資対象としてどれくらい魅力的なのでしょうか。
ここではマルイチ産商の株主優待情報や企業情報、投資情報について紹介いたします。

マルイチ産商はどんな企業か紹介します

マルイチ産商は、生産食品、冷凍食品、加工食品、惣菜など、幅広い食料品ラインナップを扱う総合食品卸売の企業です。

売上高1,800億円を越える総合食品卸売企業

水産物を中心として、畜産物やお菓子、牛乳などの加工食品や日配品、冷凍食品など、スーパーで見かける食品の多くを取り扱っています。
連結売上高は1,800億円を越える企業であり、多くの事業所、グループ会社を持っています。

月1回市場の掃除や節電行動、義援金の寄附など社会・環境活動・省エネ活動も行っています。
「ゆたかな食と生活文化を創造する」ことをテーマに、フルライン流通と地域密着の強みを活かした事業展開を行っています。

水産・食品・畜産のオリジナル商品を多数展開

マルイチ産商では、オリジナルの食品や水産物、畜産物を手掛けています。

• 信州サーモン押し寿し
• 蒲焼のたれ
• 子持ちからふとししゃも
• 松田牛乳ドーナツ
• オブセ牛乳焼きブレッド
• オブセ牛乳ミルクジャム
• 信州わさびドレッシング
• りんご和牛信州カレー
• もてなし美人シリーズ
• 珈琲カリント
• 長野こしひかり
• りんご和牛／信州牛

など、開発・製造・販売を行っています。

創立60年以上の老舗企業、名古屋証券取引所市場第二部に上場

マルイチ産商は、資本金37億1,986万円で従業員数562名の企業です。
1951年に株式会社長野中央魚市場として設立し、水産物の卸売事業を開始する。1962年には株式会社長野中央市場へと社名を改称。

1970年代にかけて長野食品流通センターや松本食品流通センターを設置。
加工肉の生産を目的とした株式会社長野ミートを設立。1984年には大信畜産工業株式会社を子会社化。株式会社長野ミートを合併します。

1988年には流通加工子会社としてファーストデリカ株式会社を設立し、同年名古屋証券取引所市場第二部へ上場します。
2003年には物流子会社マルイチ・ロジスティクス・サービス株式会社を設立、2010年株式会社ナガレイを子会社化し、2012年には三共物商グループを子会社して養殖魚事業へ参入します。

2015年には水産品加工業者である信田缶詰株式会社を子会社化し、株式会社ヨネクボを持分法適用関連会社化します。

マルイチ産商の株価や配当、優待の内容

株主優待の内容紹介

マルイチ産商の株主優待は100株以上保有の場合受け取れます。

マルイチ産商水産関係の多くのグループ会社を持ちます。

マルイチ産商の業績について

マルイチ産商の2016年度の業績は売上高が前年対比＋6.6%の1,846億2,400万円、営業利益が前年対比＋35.5%の15億3,500万円、経常利益が前年対比＋23.9%の19億2,500万円、利益が前年対比＋53.2%の9億4,400万円で増収増益です。

2017年3月期の会社予想は、売上高が＋8.3%の2,000億円、営業利益が＋6.8%の16億4,000万円、経常利益が＋3.9%の20億円、利益が＋16.5%の11億円の増収増益予想です。
2017年2月に発表された第3四半期業績では、売上高は1,472億3,200万円、営業利益は18億3,700万円、経常利益は21億3,700万円、利益は13億7,600万円で、経常利益の進捗率は106％、利益の進捗率は125％と順調に推移しています。

水産事業の営業利益は仕入価格の上昇もあり同1.4%減、一般食品事業はローコスト体制の取り組みにより営業利益は同13.6%増、畜産事業は売上拡大により営業利益は同15.5%増、その他の事業で営業利益は同78%増となっています。
業績は順調で通期予想も上振れする可能性があります。

PERは20.51倍と期待値も高く、高い業績も織り込み済と考えられます。

マルイチ産商はこんな投資家にオススメ

株主優待目的もキャピタルゲイン、インカムゲイン目的としても検討したい銘柄です。

マルイチ産商の株主優待は、必要投資金額97,900円で株主優待は1,500円相当、優待利回りは1.53%と悪くありません。
優待内容は自社製品の詰め合わせとなっていて嬉しい内容となっています。株価はここ1年上昇トレンドが続いており、第3四半期の業績も良いことから、通期予想を上振れする可能性が高いです。

そのことも織り込み株価は高値を維持し続けています。
PERからも投資家の期待が高く、割高感が出ています。投資するのであれば、株価が下がったタイミングで判断したいところですが、業績がこのまま順調に推移すれば、一時は下がらない可能性もあります。

ひとまずは、通期業績の発表を待つしかありません。優待目的としても、キャピタルゲインやインカムゲイン目的としても、検討したい銘柄の一つです。

10万円以下の少額投資対象銘柄、利回りも悪くない

マルイチ産商の株主優待はレトルトカレーです。
あると助かる食材であり貰って嬉しい内容ですね。1,000株以上の保有であれば3つから選択できるのも嬉しいです。

配当利回りと優待利回りを合わせると3％近くあり、必要投資金額も10万円以下で少額投資を対象としている方にも検討しやすい銘柄になっています。
株価は若干割高感がありますが、業績も順調です。

優待目的としても、売買益目的としても検討余地があります。気になる方や、普段からマルイチ産商の製品を食している方などは、ぜひ検討してみてください！