当サイトには広告・プロモーションが含まれています。
当サイトでは、複数企業と提携し情報を提供する広告収益モデルで運営しています。 当サイトを経由しサービスや商品のお申込みが発生した場合、各企業から報酬を受け取る場合がございます。「健康ミネラルむぎ茶」「理想のトマト」「TEAs’TEA」など多くのヒット商品を生み出し売上高は4,000億円超
「お〜いお茶」で有名な大手飲料メーカーの伊藤園。
日本茶部門では高いシェアを誇り、国内だけでなく海外でも事業展開しています。
伊藤園の株主優待はどのような内容なのでしょうか。
ここでは、伊藤園の株主優待情報や企業情報、投資情報などについて、紹介します。
飲料メーカーの株を検討している方や、普段から伊藤園製品を愛飲している方は、ぜひ参考にご覧ください。
目次
誰でも知っている会社、その隠されたポテンシャルとは
伊藤園という会社はおそらく誰でも知っているはずです。お~いお茶をはじめとした製茶事業の日本最王手であり、お茶の名所静岡の製茶会社が前身です。
1966年創立の会社で、伊藤園の屋号を使用し始めたのは1969年からです。創業当初は茶葉の生産を手掛ける会社でした。
意外かもしれませんが、最初に清涼飲料水としてのお茶の発売はウーロン茶で、煎茶の発売が始まったのはその4年後からです。
売上高は1990年に500億円を突破し、1995年には1000億円、翌年の1996年には東証2部上場を経験し、1998年に東証1部に市場変更、2001年に売上2000億円を達成しています。
第1種優先株式は2007年9月期において東証1部に上場し、証券コードは25935となっています。
事業展開は関東を中心に、
- 百貨店やスーパーにある「茶十徳」
- 高島屋内に展開しているTea.Pi.O(ティピオ)
- 首都圏10店舗のITOEN TEA GARDEN
などの茶葉専門店を展開しているほか、自販機におけるベンダー事業も独自展開しています。
売り上げの約91%がドリンク部門での売上であり、さらにその約51%が日本茶の販売によるものです。年間で260万ケースを出荷し、日本茶部門の売り上げシェアの40%を持つ、日本最大の茶系飲料会社です。
その伊藤園には、実は第1種優先株という普段株価を見慣れている人も知らない人が多い高配当株が存在します。なかなか耳慣れない言葉かもしれませんが、この第1種優先株にこそ隠れた妙味があります。
株式会社伊藤園の株価や配当
事業の種類:食料品 | 優待の価値:2,000円相当 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食料 | 4月末(4月30日までに株主名簿に記録された場合) | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
2001円 | 2.49% | 0.74% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
200,100円 | 100株 | 40円(予定)第1種優先株は50円 |
伊藤園の株を保有するメリットとは
同封されている通信販売における割引購入券
また1000株以上保有する人には3000円分の優待に変わり、割引率も50%に上昇します。それぞれ優待として配られる商品は伊藤園の主力商品ばかりなので、必要なくなるという心配はいりません。
また日ごろから口にする機会が多い茶系商品なので、割引率が高いのは非常に便利であるといえます。
伊藤園は、グループ会社として、国内ではタリーズコーヒーのフランチャイズ展開、ヨーグルトのチチヤス株式会社、伊藤忠商事との提携において「エビアン」の輸入を行う伊藤園・伊藤忠ミネラルウォーターズを展開しています。
その他にも上記下述べたように、茶十徳、Tea.Pi.O、ITOEN TEA GARDENにおいては、茶葉専門店として事業展開があります。
食料品業界の弱い部分と強い部分とは
過去10年間を振り返ると、2009年リーマンショック、2015年増税を除き右肩上がりに業績を伸ばしてきています。
生活必需品としての茶系販売に加え、カフェ部門でも黒字が増加しており、安定した収益が見込めます。しかし今後、再増税の際の消費の落ち込みには注意が必要です。
2015年の落ち込みの際に見られたように、前年比で45%以上の収益の悪化があり、一時的に赤字転落の危機がありました。しかし順調に売り上げは回復し、2014年段階の経常利益率と同等場で回復しています。
2017年4月予想では、経常益で前年比29.4%、最終益では39.3%の伸びを予測しています。個別ブランドの強化戦略によりベンダー事業での販路拡大が期待でき、コスト削減が進んでいます。
また海外展開においては、茶葉部門での抹茶グリーンティーが米国、豪州、東南アジアでの日本食ブームにも乗り、売上高を上昇させています。
今後については他社競合におけるベンダー事業や、傘下のタリーズコーヒーの出店数の増加、海外反販路拡大などで高収益になる可能性が高く、食料品部門でのけん引役ともなりやすい銘柄であるといえます。
また配当性向では優先株式については概ね2.7%前後を推移しており、収益の増加が高配当銘柄へとつながるカギになるでしょう。
配当や優待でも株の収益は上がる
伊藤園の株の購入を考えている人であれば、どちらかといえば年足においてインデックス型の投資商品と同じようなチャートを形成しており、また扱いっている商品も必需品的な側面が強いため、長期的な投資家に向いているといえます。
これから先に増税の問題や業界全体の流れが変わったとしても、顕在しているニーズには十分に収益の機会がうかがえます。
そのため、一般人にはあまり知られていませんが、2種類目の株価として高配当型の優先株投資は、インデックス型のポートフォリオを形成する投資家に向いています。
信用取引の買い残を見ても非常に少なく、投機的資金の介入もあまり見られません。そのため繰り返しになりますが、長期投資用の銘柄であるといえます。
予想売上高+3.5%で4,925億円
営業利益が+3.8%で226億円
経常利益が+2.2%で220億円
利益が+2.2%で140億円と増収増益予想です。
第1四半期業績
売上高が前年同期比+5.7%の1,364億5,100万円
営業利益が前年同期比−3.1%の63億2,300万円
経常利益が前年同期比+7.3%の61億4,100万円
利益が前年同期比+3.2%の36億9,200万円
経常利益の進捗率は約27%と堅調に推移しています。
必要投資金額は20万円前後。中長期で運用したい投資家におすすめ
今回は非常に身近な銘柄である伊藤園を取り上げましたが、株式の分野においては数少ない1部上場企業での複数種類の株式を上場している会社です。
株式での資金調達は種類がたくさんありますが、単純に配当が高いというだけでも企業にはリスクとなります。それでも上場しているということは、収益の見通しが立っているということです。
株主優待に関しては、利便性と実用性の両面において優秀であるといえます。
特に普通の人にとっては割引での購入は難しいため、資金を増やす可能性を高めながら伊藤園商品の割引が受けられるということは投資対象として非常に魅力的であるといえます。