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昭和パックスという企業は、創業以来産業用包装容器メーカーとして重包装袋やフィルム製品、コンテナや包装機械装置システムの生産で販売を伸ばしてきました。
製袋業務とフィルムを含む樹脂業務がその柱ですが、それぞれの分野で多様化したニーズに対応している成長途中の企業でもあります。その昭和パックスの配当や株主優待について注目します。
昭和パックスという企業の姿
昭和パックスは昭和10年に昭和製袋工業株式会社として設立されました。創業当初から重袋用クラフト用紙を利用した重袋の生産を手掛けてきました。セメントや砂糖、米、肥料などの包装に利用されています。
昭和パックスが生産している重袋用クラフト紙は、非常に強度が強く幅が10センチ程度あれば人間を吊り上げることが可能となります。またセメントなどの湿気意を嫌うものに関しては、合成樹脂を加えることにより、水分の灯火を遮断します。
昭和パックスが現在の屋号になったのは平成元年のことであり、その5年後の平成6年には自社ビルでの本社社屋を建設しました。その後平成16年にはジャスダック市場に株式を上場しています。
現在では連結子会社として株式会社ネスコ、九州紙工株式会社、タイを拠点とするタイ昭和パックス株式会社、山陰パック有限会社、山陰製袋工業株式会社を持ち、少しずつ海外進出も果たしています。
昭和パックス株式会社の株価や配当
事業の種類:パルプ・紙 | 優待の価値:新潟産コシヒカリ5kg(おおよそ3,000円) | ||
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優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食料 | 3月 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
1,450円 | 1.93% | 2.06% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
145,000円 | 100株 | 21円(予想) |
昭和パックスの株主優待はやはり米
昭和パックスの株主意優待は、工業系の会社ではおなじみのお米です。新潟産コシヒカリで5kg受け取ることができます。
工業系の株式会社は、総じて自社製品が一般人に必要な場合が少なく、食料品になる場合が多いです。
昭和パックスの場合はフィルム分野において農業用のハウスのビニルを生産していることもあり、農産物といったつながりがあります。
農業分野での昭和パックスの貢献は大きく、重袋製造で培った引っ張り方向や引き裂き耐性に優れる技術は、多くの農業フィルムや液体用フィルムのエスキューブという商品にも応用されており、民間人でも様々な場面で見かける製品が多いです。
特に粉粒用エルコンコンテナでは産廃業者や近年では除染した汚染土壌を保管するコンテナとして重用され、その全天候に対する高耐久性が注目されています。
その昭和パックスが提供する株主優待のお米ですので、米そのものよりも袋に注目が行ってしまうかもしれません。
この優待は3月末時点で500株以上を保有しなければならず、昭和パックスに投資するのであれば標準的な株数であるといえます。
農業用や災害対策用での需要が増加
昭和パックスの製品は、非常に多くの場面で利用されています。普段の場面では冬季に橋などで見かける凍結防止剤が入っている袋なども昭和パックスの製品が使われています。また農業用のフィルムやハウス用フィルムなども手掛けており、販売経路が非常に多いことが特徴として挙げられます。
また日本の産業として産業用加工資源の中間基地として輸出に力を入れており、販売額の増加に合わせて重袋の生産量も増える傾向にあります。そのため輸出量が増えた近年では収益が増加し、また農業分野では通年型の農業で時期を遅らせる手法が一般化しており、ハウスは欠かせないアイテムとなりました。
さらに原発事故などでも除染された汚染度を入れる容器に産業用コンテナが利用されており、大規模災害が起こった際の土嚢としても機能している場面は記憶に新しいのではないでしょうか。そういった側面からコンテナ及びフィルム関係の消費量はひそかに伸びています。
これから大きな成長産業として注目されているのです。特に2016年から2017年の間に収益性が向上し、1株当たりの利益が前年の2倍を記録するなど、好調な収益下にあります。そのため海外戦略なども進めやすい状況にあり、さらなる高収益の可能性を秘めています。
植物性繊維の未来を買う投資家には昭和パックス
植物性繊維を製袋として扱う昭和パックスには、日本の次世代産業の期待が寄せられています。日本はセルロースナノファイバーや、樹脂繊維を使った技術など、次世代の産業として特化戦略を設けています。
そのため製紙業界や繊維を扱ってきた製袋業界などは、その期待感から長期投資の対象となってきました。製紙会社は特に早くから注目されていましたが、繊維を製品化するという点においては製袋業の技術が必要不可欠になる可能性が大きいです。
そのため現在の株価は高値安値と比べると中くらいに位置していますが、なのファイバーなどが本格的な生産に入った場合は、高騰しやすい銘柄であるといえます。したがって、早くからセルロースなのファイバーに投資をしてきた投資家にとっては未だ穴場な銘柄であるといえます。
「長期投資型で、技術力関係の株が好きな、産業特定型のポートフォリオを持つ」投資家にお勧めできる銘柄なのです。
昭和パックスの隠れた知名度
昭和パックスの名前だけを聞いて、イメージがぱっと浮かぶ人は少ないでしょう。しかしこれまでに紹介したように誰しもがいずれかの場面で少なくとも目にしている可能性が高い企業です。このように日本中どこにでもシェアを持ちながら、名前自体は知られていない企業の株価は、割安な傾向にあります。
企業名からわかる通り、昭和時代から続くまだ若い企業であるといえますが、日本の輸出産業を支える重要な企業として容器の面から支えてくれている企業です。
こういった機会に普段使われているこの容器はどこの会社のものなのかを確認するきっかけになるかもしれません。