• 株を購入したい!でもその前に、ちょっと確認しておきましょう
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初心者がやってしまいがちな失敗とその対策をご紹介します!

2017年3月22日

株を購入したい!と思った時に、あなたは何をしますか?または何をしましたか?株の指標の読み方や、チャート分析の仕方などの勉強をした人もいるでしょうし、早速証券会社に問い合わせた人もいるかもしれません。

「株で失敗するととイタい目にあるよ」という助言を受けることが多いからか株についての知識や、失敗して損をしないための勉強をしっかりする人は多いです。
ところが、いざ株を購入する段階になるとその準備ができておらず、買い時を逃した、というケースもあります。

株の購入には準備が必要です。必要な手続きをしなければ株の取引はできないのです。株を購入する前に済ませておきたい準備について説明していきます。

株を購入する前に準備しておくこと、やらなければいけないこと

株を購入して自分のお金を投資するには何が必要なのでしょうか?株についての知識はもちろん必要ですが、その前に、実は準備しなければいけないものがあります。それが株を取引するための口座です。

株に投資するためには大きく分けると5つのステップがあります。まず口座を準備する、次に口座に入金しなければいけません。そうしたらあとは購入する銘柄を決めて、注文を出し、取引が成立するのをまちます。

この章ではまず、ステップ1の「口座を作る」について説明していきます。

株式は食料品や雑貨などのようにお店に並んでいるものではありません。株式市場という場所でのみ取引されています。

したがって、その市場で取引するためには市場で取引をしてくれる人の手を借りる必要があります。
それが証券会社です。証券会社の人に株の取り引きをお願いするときに使うのが口座なのです。

証券会社で口座を作るにはネット口座が便利で簡単ですのでおすすめできます。ネット証券では取引にかかる手数料などがかなり低く、またスマホなどでもいつでもどこでも株を買ったり売ったりできて便利です。ちなみに、口座の開設は無料です。

株を購入したい、株の取り引きを始めたいと思ったら、まずは証券会社で口座を作りましょう。
具体的な手続きは証券会社のHPをのぞいてみると説明されています。
意外に簡単ですし、口座の開設は無料なので心配せずに作っておきましょう。

株の購入は口座に入っているお金でおこないます

株の購入はお店で品物を買う時のように、その都度お金を払うのではなく、口座にあるお金を使って売買します。欲しい株があったからと証券会社に現金を持って行っても株を購入することはできません。

ですので、株を購入しようとするときには、まず証券会社の口座にお金を振り込んでおく必要があります。口座の開設時にはお金を振り込む必要はありませんが、株を購入しようとするときにはまず口座に入金しましょう。

入金の仕方はネット証券であればネットバンキングも使えますし、もちろん銀行振り込みでもOKです。入金する額については次に説明します。

お目当ての銘柄を自分の資金で購入できるかチェック

口座を準備し口座に入金をしたら、いよいよ株の購入です。株を購入するときにはまず買う銘柄を決めなければいけません。
いいなと思う会社の業績や各種指標などの客観的な数字を確認しよく検討してください。
いよいよお目当ての銘柄が決まったら注文です。

と、ここで注意しなければいけないのが口座に入っているお金です。
株は口座のお金で売買するわけですから、買おうと思っている株を買えるだけの金額が口座に入っていなければいけません。足らない分はちょっと貸しといて、というわけにはいきません。街の八百屋さんのように気軽に取引ができないのが株なのです。

自分が入金した額が、欲しい株の値段より少なければ追加で入金しましょう。足りているなれば問題ありません。

しかし、株の値段については注意しなければいけないこといくつかあります。それについては次の章で説明していきます。

初心者がよくやる間違い3つとその対策

株の値段をチェックするのに新聞の株式欄を見たり、口座を開設した証券会社のホームページなどのインターネットで確認することが多いと思います。
そこに表示されている株価がその会社の株の値段になります。この株価は「1株」あたりの値段を示していることに注意が必要です。

例えばAという会社の株価が100円になっていたとしたらA社の株は1株100円ですよ、ということです。
しかし、株の取引には「単元株数」というものがあり、その単元株数の単位でしか購入できません。例えば先ほどのA社の単元株数が100株だとすると購入できるのは100株、200株、600株、1300株など100株単位となり、125株だとか、38株の購入はできません。

以上のことを踏まえるとA社の株価が100円で単元株数が100株だとすると、最低でも100円×100株で10,000円が必要だということになります。

注文するときにはこの単位ごとに注文するので、100株注文したつもりで100単元、つまり100株×100単元の10,000株の注文をしてしまわないように「単元株数」には注意してください。

「今」上がっている株はいい株だと決めつける

株の値段というのは上がったり下がったりするものです。理由があるときもあれば理由がない時もあります。
初心者がよくやってしまう失敗の一つに、客観的な事実を考慮に入れず「気分」で取引してしまうことです。この失敗は初心者に限らず起こりえます。

業績や会社の経営方針についての特別なニュースもないのに上がり続けている株は危険です。急騰している株は売買の量が急激に増えていくことになるのでどんどん上がります。
しかし、その売買の量が減ってくると急激にさがり、場合によっては上がり始める前の水準よりも下がることもあります。

必ずしも「株価が上がっている=いい株・いい会社」というわけではありません。様々な指標や周辺ニュースに気を配り、しっかりと検討してから購入するようにしましょう。

実はこわい、操作ミスによる失敗

単元株数のところでも少し触れましたが、単位を間違える失敗は意外に多いようです。

例えばある株を指値(買いたい金額を指定する注文方法)で1,000円と入力したつもりが0の数を間違えたり、逆に売るときにも間違えたり。
チェックしておいてよさそうだったら後で買おうかな、と情報をキープしておくつもりが注文を出してしまう、だとか。

操作のミスはいつどのような形で起きるかわかりません。

いわゆるケアレスミスというやつなので、細心の注意を払うしかないのですが、株の取り引きをするときに落ち着いた気持ちの時にするようにしましょう。
自分の買った株が下がり続けている、どうしよう。と慌てているときに余計な操作ミスまで加われば致命的な損にもなりかねませんからね。

株を購入する時に確認しておきたいこと、やっておくこと

株を購入する時に確認しておきたいことをまとめてみましょう。

  • 証券会社に口座を開設する(ネット証券が手数料が安くおすすめ)
  • 口座に入金する
  • 目当ての銘柄について冷静によく調べる
  • 注文するときには単元株数や入力の数字に注意する
  • 落ち着いて取引する

以上の5つが注意すべきことです。上から3つまでは購入する前までに必ずしなければいけません。
特に1番目と2番目ができていなければそもそも株の取引はできません。

3番目から5番目は、例えば雑誌やテレビなどの情報に乗せられたりせず、落ち着いて冷静に検討することが必要です。

あなたの大切な資金を投資するわけですから念には念を入れて株の取引きにのぞみたいですね。

株は本来、目先の売買益を目的にするのではなく株主になってその会社を応援することで社会に貢献するのが目的です。
この気持ちを忘れずに、長く株式投資を楽しめれば最高ですね。

著者情報
自虐に突っ走る投資初心者。腹八分目を肝に銘じつつ、欲と恐れと戦いながらどこまで我慢できるか毎日チキンレース繰り広げてます。

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