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「NISSIN」ブランドで二輪車用・四輪車用のブレーキ製品などを製造している老舗企業

2017年10月29日

日信工業はNISSINブランドとして大手自動車メーカーやバイクメーカーに製品を提供しているグローバル企業です。最近では、従業員が仕事と家庭の両立ができるよう多様な働き方等の実践企業であることを認定する長野県の「職場いきいきアドバンスカンパニー」の認証も取得しています。
ここでは、日信工業の株主優待情報や企業情報、投資情報などについて紹介します。これから優待株への投資を始める方や自動車・バイク関連の銘柄を探している方は、参考にご覧ください。

トヨタやホンダ、BMW、ハーレーダビッドソンなどでも使用される製品を製造する企業

日信工業は、「NISSIN」ブランドとしてブレーキ技術とアルミ鋳造を基に二輪車用・四輪車用のブレーキマスターシリンダーやディスクブレーキなどを製造している企業です。設立60年以上の老舗企業で、スペイン・インド・タイ・インドネシア・フィリピンなど、海外にも多くの生産・開発拠点を設けて迅速な製品供給やサポートを行っています。

トヨタ自動車や本田技研、ダイハツ、BMW、ルノー、プジョー、トライアンフ、ハーレーダビッドソンなどの企業にも日信工業の製品を使用しています。技術者育成支援や文化芸術活動、ゴミ拾いなどの地域活動も積極的に行っている企業です。

なにを製造しているのか?二輪車用製品と四輪車用製品を展開

日信工業ではブレーキ技術やアルミ鋳造を基にさまざまな製品を製造しています。

「二輪車用製品」では、

  • ブレーキマスターシリンダー(前輪・後輪)
  • ディスクブレーキ(前輪・後輪)
  • クラッチマスターシリンダー
  • 連動ブレーキ
  • 二輪車用ABS

「四輪車用製品」では、

  • ディスクブレーキ(前輪・後輪)
  • ドラムブレーキ(後輪)
  • リヤアルミナックル
  • エンジンマウントブラケット

などの製造販売をしています。

「実績や歴史」設立60年以上 1953年にアルミ製ブレーキピストンの鋳造や加工開始

日信工業は1953年設立で資本気は36億9,400万円、従業員数は連結で9,557人(2017年3月期)です。
1953年に自動車用ブレーキ部品の製造を目的に設立され、四輪車用のアルミ製ブレーキピストンの鋳造や加工を開始しました。1963年には四輪車用ドラムブレーキのホイールシリンダーの組立を開始し、1968年にはLUCAS INDUSTRIES社と技術提携をして四輪車用ドラムブレーキの生産を始めます。

1970年に四輪車用ブレーキマスターシリンダー&マスターパワーを、翌年には二輪車用マスターシリンダーの生産を開始します。1974年には二輪車用ディスクブレーキ、78年には四輪車用ディスクブレーキ、82年にはABSの生産を開始します。その後、インドネシアやアメリカ、タイ、フィリピン、ブラジルなどに子会社を設立していきます。
1997年には東京証券取引所市場第二部に株式を上場します。1998年にはISO14001の認証を取得。2002年には東京証券取引所市場第一部に指定、四輪車用アルミナックルの生産を開始します。

2008年には四輪車用エレクトロニックパーキングブレーキの生産を開始し、2012年にはインドネシアにALCARグループと合弁でPT.ALCAR CHEMCO INDONESIAを、メキシコにはNISSIN BRAKE DE MEXICO,S.A.DE C.V.を設立します。2014年には中国重慶市に中山日信工業有限公司重慶分公司を開設します。2015年にはオートリブ日信ブレーキシステムジャパン株式会社を設立、2017年には長野県より「職場いきいきアドバンスカンパニー」の認証を取得します。

日信工業株式会社の株価や配当

ここでは、日信工業の株価や配当、利回りなどの情報を確認していきましょう。
株主優待は半年ごとに年2回あります。株価はここ1年大きく変動しているため、今後も注視する必要があります。投資を検討する場合は特定の日だけでなく、過去からの推移なども参考にしましょう。

事業の種類:輸送用機器 優待の価値:6,000円相当(3,000円相当×年2回)
優待の種類 権利確定月・日 優待回数
飲食料 3月末日 9月末日 年2回
株価 配当利回り 優待利回り
1,778円 2.53% 1.12%
必要投資額 単元株数 1株あたりの配当
177,800円 100株 45円

300株以上保有でロースハムやお菓子などの長野県の特産品が年2回貰える

日信工業の株主優待は3単元(300株)以上保有の場合に下記内容を年2回受け取れます。

■300株以上保有の場合、3,000円相当の商品(ロースハムなど)
■1,000株以上保有の場合、5,000円相当の商品(ロースハムなど)

日信工業は国内の関連会社や国内拠点だけでなく、スペイン・インド・タイ・インドネシア・ベトナム・フィリピン・中国・アメリカ・ブラジル・メキシコなど、多くの国に海外拠点を展開しています。

日信工業のグループ会社及び関連会社
関連会社
株式会社NISSIN APS
株式会社イシイコーポレーション
国内拠点
本社・開発センター
栃木開発センター
東部工場
直江津工場
海外拠点
Nissin R&D Europe,S.L.U.(スペイン)
Nissin Brake India Pvt.LTD.(インド)
Nissin Brake(Thailand)Co.,Ltd(タイ)
Nissin Brake Vietnam Co.,Ltd.(ベトナム)
Nissin Brake Philippines Corporation(フィリピン)
Shandong Nissin Imdustry Co.,Ltd(中国)

2018年3月期は増収減益予想第1四半期は前期比で売上高が+10%、利益が+22%


2017年3月期業績
売上高 :1,668億8,900万円
営業利益:122億7,800万円
経常利益:128億8,000万円
利益  :53億8,500万円
2018年3月期の会社予想
売上高 :1,750億円(+4.9%)
営業利益:125億円(+1.8%)
経常利益:130億円(+0.9%)
利益  :50億円(−7.1%)
第1四半期連結業績(2017年8月7日発表)
売上高 :444億4,700万円(前期比+10.7%)
営業利益:30億6,400万円(前期比−3.7%)
利益  :23億6,500万円(前期比+22.2%)

第1四半期段階の経常利益の進捗率は約23%となっています。
セグメント別では、日本はアルミ製品や二輪車用製品販売増加により売上高・利益ともに前期比増。北米は四輪車用製品は販売減少となるものの、アルミ製品の販売増加やなどにより売上高は前期比増も、原価率上昇などにより利益は前期比減です。

アジアは中国・ベトナム・タイなどの販売増加により売上高・利益ともに前期比増。南米・欧州はブラジルの二輪車市場の低迷などが原因で売上高・利益ともに前期比減となっています。
2017年8月10日時点のPERは23.14倍、PBRは0.78倍となっています。

優待を受けるには50万円投資が必要!初心者の株主優待目的としてはハードルが高い!

日信工業の株主優待は300株以上保有(533,400円)で3,000円相当の商品を受け取れ、優待利回りは1.12%ほどです。
配当利回りと合わせても3.65%ほどで、決して利回りが高いというわけではありません。しかし、優待内容は信州産のロースハムなど長野県の特産品と主婦には嬉しい内容になっています。ただし、株主優待を受けるには50万円ほどの投資が必要となるため、初心者にはややハードルが高いです。

株主優待狙いでの投資よりも、あくまでも利益重視のタイミングで売買し、100株〜でも長期保有でインカムゲインやキャピタルゲインを狙っていった方が現実的と考えられます。自動車やバイク関連の銘柄を持ちたい方や投資資金に余裕がある方におすすめです。

グローバルに活躍する

日信工業の二輪車用・四輪車用製品はトヨタやBMW、ハーレーダビッドソンなどでも使用されています。海外にも多くの生産・開発拠点を設け、グローバルに活躍する企業です。
ただし、二輪車・四輪車のブレーキ関係の製品が中心のため、自動車業界やバイク業界の景況に左右される側面も持ちます。

株主優待は3単元以上の保有が必要なため高額な資金が必要ですが、初心者の場合は優待を一旦置いておいて、1単元からの投資でも良いでしょう。今期の業績も第2四半期でどれくらい伸長できるのか注目です。興味のある方は、ぜひ検討してみてください。

著者情報
株主優待が大好き。 桐谷さんのように優待だけで生活するのが夢。 でも不動産投資やFXにも魅力を感じている今日この頃。

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