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優待は1,000株以上の保有で3,000円相当の自社関連商品

2017年10月20日

増田製粉所は小麦粉や乾麺を取り扱い、業界内では有名な老舗製粉企業です。初めて企業名を聞く方も多いかもしれませんが、製菓や製パン業者などに多くの小麦粉を提供しています。
ここでは、増田製粉所の株主優待情報や企業情報、投資情報について、紹介します。増田製粉所をご存じの方も、そうでない方も、ご覧になって投資の参考にしてください。

神戸に本社を構える小麦粉、ふすま、乾麺などを取扱う老舗製粉業者

増田製粉所は、神戸に本社を構える設立100年を超える製粉業者で、業務用小麦粉や家庭用小麦粉、ふすま、乾麺などを取扱い、製菓業者や製パン業者などに販売しています。子会社では、うどんやそばなどの製造販売も行っています。

製菓用の小麦粉に関しては、「できるだけグルテン形成が少なく、また泡立て気泡を優しく包んで壊さないもの」というコンセプトを掲げ、開発製造を続けています。オンラインショップも展開しており、多くの販路を設け、提供しています。

業務用小麦粉、家庭用小麦粉を幅広く製造販売している

増田製粉所は、

  • 宝笠異人館
  • 宝笠ドゥノール
  • 内麦ゴールド
  • 宝笠ゴールド
  • 特定笠
  • 宝笠
  • 北野坂
  • 麺司
  • カナダ100
  • サンバード
  • ロマンス
  • A-100
  • F-ピクナル
  • テゾーロ
  • ウーヴリエ
  • 麦のしらべ
  • 春よ恋
  • エクセル
  • 特龍門
  • 獅子珠
  • 緑宝車
  • 十字星
  • 花宝車
  • 青駒
  • 麺孔雀

など、宝笠印小麦粉シリーズと兵庫県産小麦粉シリーズ、業務用小麦粉、家庭用小麦粉などを製造販売しています。

設立100年以上AIBフードセーフティ監査においてEXCELLENT評価を獲得

増田製粉所は、設立明治41年で資本金5億円、東京証券取引所市場第二部に上場している企業です。
明治39年にアメリカのポーランドにあるセンテニアル製粉会社と共同で、製粉工場を建設し、増田増蔵製粉所として事業開始。明治41年に株式会社に改組し、株式会社増田製粉所を設立します。
昭和30年には神戸証券取引所に上場します。昭和36年に大阪証券取引所市場第二部に上場。

昭和37年に倉庫業及び港湾運送事業を開始します。昭和49年にはフラワーサイロを新設。昭和62年には加工技術センターを新設。平成8年には東京営業所を東京支店へ。平成12年にふすまバラ出荷設備を新設。平成15年には小袋工場新設をし、小麦粉パッカーライン、ふすまサイロを新設します。
平成16年に製品倉庫、テンパリングサイロ、フラワーサイロを新設します。平成17年には家庭用ミックス工場と自動立体倉庫を新設。平成19年にAIBフードセーフティ監査を受審、評価EXCELLENTを獲得します。同年、給気システムを製粉工場に新設し、平成21年には日東富士製粉株式会社と業務提携します。

平成23年には全国農業協同組合連合会へ畜産事業を事業譲渡します。平成25年に大阪証券取引所と東京証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部へ上場します。増田製粉所は、AIBフードセーフティ監査で高い評価を獲得。製品への異物混入防止など、AIB食品安全統合基準に基づいた活動をしており、食品安全対策に取り組んでいます。

株式会社増田製粉所の株価や配当

事業の種類:食料品 優待の価値:3,000円相当
優待の種類 権利確定月・日 優待回数
飲食料 3月末日 年1回
株価 配当利回り 優待利回り
375円 1.60% 0.80%
必要投資額 単元株数 1株あたりの配当
375,000円 1,000株 6円

株主優待は1,000株以上保有で3,000円相当のうどん、そばなどの自社関連商品

増田製粉所の株主優待は、下記の内容が贈呈されます。発送予定は7月です。

■1,000株以上の保有の場合、一律3,000円相当の自社関連商品
増田製粉所のグループ会社及び関連会社
カネス製麺株式会社
乾麺製造販売
兼三株式会社
神戸地区代理店

2017年度は減収増益予想第3四半期業績の進捗率は利益約106%と順調


2016年度業績
売上高 :87億2,200万円(前年対比+1.9%)
営業利益:37億6,000万円(前年対比+63.5%)
経常利益:3億9,000万円(前年対比+63.9%)
利益  :2億2,300万円(前年対比+42.0%)
2017年3月期の会社予想
売上高 :87億円(−0.3%)
営業利益:4億円(+6.4%)
経常利益:4億2,000万円(+7.7%)
利益  :2億5,000万円(+12.1%)
第3四半期業績(2017年2月発表)
売上高 :64億3,700万円(前年同期比−7.6%)
営業利益:4億100万円(前年同期比+52.2%)
経常利益:4億2,900万円(前年同期比+56.1%)
利益  :2億6,600万円(前年同期比+80.7%)

通期予想に対する第3四半期業績は、経常利益の進捗率が約102%、利益の進捗率が約106%で順調に推移しています。
株価の年初来高値は398円、年初来安値は327円、自己資本比率55.2%、PERは13.68倍、PBRは0.80倍です。株価は2016年10月以降、上昇トレンドとなっています。

第3四半期業績発表後、それまで緩やかな上昇トレンドだったのが、大きく上昇しています。株価は若干割高感があり、通期の業績が市場予想を下回った場合は、大きく株価が下落する可能性もあります。期末の業績に注目です。

株価は若干割高感優待利回りは0.80%、あくまでも売買益目的の対象銘柄として

増田製粉所の株主優待は、1,000株以上の保有が必要で必要投資金額375,000円、一律3,000円相当の自社関連商品が受け取れます。優待利回り0.80%で配当利回りは1.60%です。
優待利回りは決して高くありませんので、株式投資初心者の方や、少額投資希望者の方には、優待目的の銘柄としてはややハードルが高いです。投資を検討するのであれば売買益を目的として考えた方が良いかもしれません。

業績は順調で、第3四半期時点で通期予想を経常利益も利益も100%超えています。それもあり株価は上昇しており若干割高感が感じられます。今後の業績によっては更に上昇する可能性もありますが、ある程度は織り込み済と考えられますので、業績が市場予想に達しなかった場合は、株価が大きく下落する可能性があります。
投資を検討するのであれば、株価が下がり割安感が出たタイミングで判断をしたいものです。その際は、中長期で保有したうえで利益を狙いたいところです。為替も大きく変動する可能性がありますので為替相場にも注目しておきましょう。

優待を目的として投資するのには、投資初心者には若干ハードルが高い

増田製粉所は、1,000株以上保有していれば一律3,000円相当のうどんやそばなどの自社商品が貰えます。優待利回りは低いかもしれませんが、内容は食料品ですので嬉しい限りです。
第3四半期業績以降株価は上昇しており、割高感があります。投資を検討するのであれば株価が下がったタイミングで検討した方が良さそうです。投資初心者の方でも、普段から増田製粉所の製品を使用している方は、ぜひ応援してみてはいかがでしょうか。

著者情報
株主優待が大好き。 桐谷さんのように優待だけで生活するのが夢。 でも不動産投資やFXにも魅力を感じている今日この頃。

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