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ヨシムラ・フード・ホールディングスは、さまざまな理由で成長が維持できていない中小食品企業を再成長させる企業です。独自の中小企業支援プラットフォームを展開しています。
グループ内には、チルドめちゃ旨餃子、チルドシウマイピロー、白石温麺、ピーナッツバタークリーミー、ゼリーの時間などを製造販売する企業もあります。食べたことがある人も多いのではないでしょうか。
ここでは、ヨシムラ・フード・ホールディングスの株主優待情報や企業情報、投資情報について、紹介します。食品メーカー銘柄などを探している方は、参考にご覧ください。
目次
少子高齢化やマーケットの縮小などで成長が難しい中小食品企業を再成長させる
ヨシムラ・フード・ホールディングスは、平成20年設立、資本金10億4,828万円、従業員数515名(連結)の企業です。食品の製造や販売を行う中小食品企業の支援などを目的として、平成20年に設立された企業です。確かな技術力がありながらも、少子高齢化やマーケットの縮小、後継者不在などが理由で、成長が難しい中小企業をグループ化し、グループ内で強みを活かし弱みを補える中小企業支援プラットフォームにより、中小食品企業の活性化を図り、経営を安定化させ成長を再加速させます。
プラットフォームでは、営業や製造、仕入・物流、商品開発、品質管理、管理など、各機能に合わせてグループ企業を横断する仕組みです。現在11社のグループ企業があり、チルドシウマイピローや業務用冷凍かきフライ、ピーナッツバタークリーミー、ゼリーの時間、むさし野とんかつなど、さまざまな製品を製造販売しています。
グループ企業にて焼売、白石温麺、ゼリーの時間、榮川大吟醸榮四郎などを製造
ヨシムラ・フード・ホールディングスのグループ企業では、
楽陽食品株式会社の
- チルドめちゃ旨餃子
- 昔ながらのエビ入り焼売
- チルドシウマイピロー
- 楽名菜チルド肉焼売など
白石興産株式会社の
- 白石温麺や吟熟めんうどん
- ひやむぎなど
株式会社オーブンの
- 業務用冷凍かきフライ
- 鳥なんこつ揚げ
- ささみカツなど
株式会社ダイショウの
- ピーナッツバタークリーミー
- チョコレートクリーミーなど
純和食品株式会社の
- ゼリーの時間のみかん・白桃・ミックス・ぶどう・マンゴー
- 国産甘夏ゼリー
- 国産ピオーネゼリーなど
榮川酒造株式会社の
- 榮川大吟醸榮四郎などの日本酒
株式会社エスケーフーズの
- むさし野とんかつやひれかつなど
株式会社雄北水産の
- ねぎとろ
- まぐろ切り落としなど
他にも多くの製品を製造販売しています。
設立間もないヨシムラ・フード・ホールディングス設立以降11社が子会社化
平成20年にヨシムラ・フード・ホールディングスの設立に伴い、同年、株式会社ヨシムラ・フード、楽陽食品株式会社が子会社化。平成22年には白石興産株式会社、株式会社ジョイ・ダイニング・プロダクツ、株式会社桜顔酒造が子会社化。
平成25年には株式会社オーブン、平成26年には株式会社ダイショウ、平成27年には株式会社雄北水産、平成28年には純和食品株式会社、榮川酒造株式会社、株式会社エスケーフーズが、それぞれ子会社化。
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスの株価や配当
ヨシムラ・フード・ホールディングスの株価や利回り、必要投資金額などについて、紹介します。
権利確定は2月末日と8月末日の年2回です。投資を検討する場合は、株価の推移なども確認しましょう。持株会社なので、グループ会社の詳細や状況も確認すると、より投資判断を下しやすくなるでしょう。
事業の種類:食料品 | 優待の価値:1,200円相当 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食料 | 2月末日 | 8月末日 | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
2,826円 | 0.00% | 0.42% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
282,600円 | 100株 | 0円 |
100株以上保有で年1回グループ製品がもらえる株数に応じてグレードアップ
ヨシムラ・フード・ホールディングスは100株以上保有で株主優待を受け取れます。
■500株以上保有の場合、年2回それぞれ3,000円相当のグループ製品
ヨシムラ・フード・ホールディングスのグループ会社及び関連会社は下記のとおりです。
ヨシムラ・フード・ホールディングスのグループ会社及び関連会社 |
---|
株式会社ヨシムラ・フード(食材の提供など) |
楽陽食品株式会社(中華惣菜の製造販売など) |
白石興産株式会社(乾麺、そば粉の製造販売など) |
株式会社ジョイ・ダイニング・プロダクツ(食品の企画・販売など) |
株式会社桜顔酒造(日本酒の製造販売など) |
株式会社オーブン(冷凍食品の製造販売など) |
株式会社ダイショウ (ピーナッツバタークリーミー・チョコレートクリーミーの製造販売など) |
株式会社雄北水産(マグロを使用した商品の製造販売など) |
純和食品株式会社(ゼリーなどの製造販売) |
榮川酒造株式会社(日本酒の製造販売など) |
株式会社エスケーフーズ(とんかつの製造販売など) |
2018年2月期は2桁成長の増収増益予想 PER29.83倍株価は割高感
2016年度業績
売上高 :128億3,300万円
営業利益:3億2,800万円
経常利益:3億2,800万円
利益 :4億6,100万円
2017年2月期業績
売上高 :162億4,100万円(前年対比+26.6%)
営業利益:4億9,300万円(前年対比+50.3%)
経常利益:5億3,000万円(前年対比+61.6%)
利益 :3億5,300万円(前年対比−23.4%)
2018年2月期会社予想
売上高 :190億8,800万円(+17.5%)
営業利益:5億7,600万円(+16.8%)
経常利益:6億700万円(+14.5%)
利益 :4億1,200万円(+16.7%)
セグメント別の業績では、製造事業が、積極的な販路拡大もあり売上高が前年同期比増、生産性向上を目的とした設備投資などにより原価率が低減し利益も前年同期比増です。
販売事業については、グループ全体の情報網を活用して販売力強化へ注力。それにより売上高も利益も前年同期比増。次期に関しては、M&Aによる事業拡大も展開。
製造事業においては、販売網である中小企業支援プラットフォームを通じて、空白のエリアに製品を導入。新製品の開発やラインナップ増強、新規市場開拓、積極的な設備投資などを行い、コスト削減と生産性向上を図る。
販売事業においては、企画・提案力の強化を行います。
株価は年初来高値3,280円、年初来安値2,068円、PER29.83倍、PBR3.37倍、自己資本比率42.4%です。
2018年2月期の会社予想は売上高、営業利益、経常利益、利益とすべて2桁成長を見通しています。株価は割高感が感じられますが、第1四半期業績次第では、株価が大きく下がる可能性があります。
製品を購入している方や、食品メーカーなどの銘柄を探している投資家にオススメ
ヨシムラ・フード・ホールディングスの株主優待は、必要投資金額282,600円で年1回1,200円相当のグループ製品が受け取れます。優待利回りは0.42%です。持株数に応じて優待内容がグレードアップし、500株以上保有の場合は年2回3,000円相当のグループ製品が受け取れます。優待利回りは変わりません。
優待内容はグループ企業が製造している日本酒やピーナッツバタークリーミー・チョコレートクリーミー、乾麺、そば粉などが期待できます。何れも飲食料なのでもらって嬉しいですし、特に主婦の方やお酒好きな方には満足度が高いのではないでしょうか。グループ企業が増えれば、優待内容の幅も広がっていくかもしれません。
株価は設立以来の高値圏に位置しており、PER29.83倍、PBR3.37倍、市場の期待もあり、割高感があります。
優待利回りは高くはありませんし、配当もありませんので、株主優待を第一に目的とするのではなく、あくまでも売買益を第一に考え投資した方が良いでしょう。
第1四半期の業績次第では、株価が大きく下がる可能性があります。投資を検討している場合は、すぐに判断しても良いですが、もう少し株価が落ち着くまで様子見しても良いでしょう。ヨシムラ・フード・ホールディングスのグループ会社の製品を普段から購入している方や、食品メーカーなどの優待銘柄を探している投資家にオススメの銘柄の1つです。
主婦やお酒好きの方には嬉しい!味に定評があり美味しい物が揃う株主優待
ヨシムラ・フード・ホールディングスは、少子高齢化やマーケットの縮小、後継者不在などで成長が難しい中小食品企業を再成長させる企業です。独自のグループプラットフォームを構築して、グループ内で強みを伸ばし弱みを補完しています。株主優待はグループ会社の製品で飲食料品が中心となっているため、邪魔になりません。
日本酒などがもらえる場合もあり、主婦だけでなく、お酒好きな人にとっても嬉しい内容です。味に定評のある製品が多いため、どの製品をもらっても満足度は高そうですね。
設立間もない企業ですので、知っている人は少ないと思いますが、グループ企業が製造する製品は1度は口にしたことがある人も多いのではないでしょうか。興味がある方は、ぜひ投資を検討してみてはいかがでしょうか。