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- 利回り10%は可能なのか?実現するために理解しておくこと
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「もっと利回り高く稼げないかな。。」多くの投資家が考えるのではないでしょうか。
リスクがなければ利回りは高いに越したことはありません。通常、中長期の株式投資であれば利回り2〜3%程度です。
もし、利回り10%ペースで稼ぐことができれば、あっという間に大金を手に入れれます。
利回り10%を目指すと考えた場合、本当に実現できるのでしょうか。
また、10%を目指すにあたって、理解しておくことやリスクはないのでしょうか。ここでは、利回り10%実現へ向けて大切なことを紹介します。10%に限らず、高利回りを狙っている方は、参考にご覧ください。
目次
利回り10%のために理解すべきこと
利回り10%を目指して資産運用するのは相当難易度が高いです。
インデックス投資、ドルコスト平均法などの長期積立投資の場合は、安全性は高いですが年利2〜3%が良いとこです。
また、他の方法でも年利10%を目指すのは難しいでしょう。中長期投資で安定的に増やそうとする場合、年利には限界があります。
しかし、どうしても年利10%を目指す場合は、中長期投資で安定的に年利2〜3%を得ながら、並行して短期売買を行っていくことです。
しかし、デイトレードなどのように短期売買を行っていく場合、成功すれば大きな利益も得れますが、相応のリスクが伴います。
または、高利回り商品に投資することです。
例えば年利10%の利益が目指せる商品の1つが外国為替証拠金取引であるFXです。
米ドル円、ユーロ円、豪ドル円など通貨ペアの為替差益と金利差益(スワップポイント)で利益を得ます。
1ドル=100円のときに買い、1ドル=105円のときに売れば5円分の利益が生まれます。
さらに、レバレッジも掛けれるので、10万円の資金で50万円分の取引をすることも可能です。
FXであれば高金利通貨を保持し続けスワップポイントで年利10%を目指すことも可能ですし、スキャルピングやデイトレードなど短期売買を重ね、年利10%の利益を得ることも可能です。
しかし、株価よりも値動きが激しいため、一瞬にしてロスカットになり資産の大半を失う可能性もあります。
「リターンが高い=リスクが高い」ですので、年利10%を実現するためには、株式投資であれば中長期投資に短期売買を加えて年利10%の利益を目指す方法、もしくは、他の高利回り商品で目指すしかありません。
どちらにせよ、高いリスクを負うことになります。
今の日本では難しく、国内株式の配当利回りは高くて4〜5%
前述の通り、利回り10%を目標にした場合は、国内株式の長期投資だけでは難しいでしょう。
Yahoo!ファイナンスによると、2017年3月現在で配当利回り(会社予想)が高い上位企業は(開示企業のみ)、1位が利回り5.51%で㈱KG情報、2位が利回り4.97%でインヴァスト証券㈱、3位が利回り4.84%で㈱ハウスフリーダム、4位が利回り4.83%で太陽化学㈱、5位が利回り4.77%で㈱藤商事、6位が利回り4.64%でアールビバン㈱、7位が利回り4.57%で㈱マックハウスです。
上位企業でも5%を超える企業は1社のみで、あとは高くても4%台です。
一般的に4%台でも高い方で、例えば有名企業の日産自動車㈱は利回り4.17%と4%台ですが、㈱NTTドコモは利回り2.97%、㈱サイバーエージェントは利回り0.78%、㈱セブン&アイ・ホールディングスは利回り2.05%、㈱スタートトゥデイは利回り0.87%などとなっています。
当然、配当利回りを開示していなくて利回りが高い企業もありますが、開示している企業では、利回り10%にはとても届きません。
過去の国内株式、海外株式のリターンは10%未満、もっと高いリスクを負う必要
少しデータは古いですが、2005〜2015年の10年間の年率換算のリターン平均は日本株で約5%、外国株で約7%です。
株式投資も当然リスクを負いますが、それでも利回り10%には届きません。さらに高いリスクを負って利回りを高める必要があります。
高利回り投資のコツと注意点
利回り10%を目指すからといって、すべての資産を高利回り商品や短期売買への投資に注ぎ込むことはいけません。
今後のさまざまな出費へ向けてお金を貯めるために投資を行うわけです。
短期的に考えすぎて全財産を注ぎ込むのは大変リスキーです。ある程度必要な資産は預貯金で運用したり、換金しやすい投資商品で運用を心がけましょう。
全財産を注ぎ込み失ってしまうと身動きが取れなくなってしまいます。必要になる資金とは別に、余裕のある資金を使い高利回り商品などへの投資を行いましょう。
ただでさえリスクが高い運用方法ですので、資金計画だけは綿密にしなければなりません。全額注ぎ込むことは絶対にNGです。
理解していない商品に投資しない
投資商品のことを理解していない状態で投資をしたとしても絶対に上手くいきません。
雑誌やインターネットサイト、人からの勧めなどの情報を鵜呑みにして投資をしても大抵は損をします。
それが本当に良い投資商品だったとしても、自分が理解していないため、適切なタイミングで売買できず、通常以上にリスクを負ってしまいます。
高利回り投資に限らず、投資を行う場合は、その投資商品をしっかりと理解することが大事です。
理解していないまま始めても良い結果は期待できません。理解することで自分で考え、投資判断ができ、投資スタイルが確立します。
投資結果が悪くてもすべて自己責任
どんな投資をする場合も損失を負う可能性があります。100%勝てる投資はありませんし、リターンが高い投資ほど損失を負う可能性が高まります。
どんな投資をしてどんな結果が出たとしても最後は自己責任です。リスクを知ったうえでリターンを求めて投資したのは自分の判断です。
そのため、いかなる理由があっても結果については自己責任となります。
利回り10%を目指すのであれば、尚更損失を負った場合は自己責任であることを強く理解し、取り組むようにしてください。
年利10%は実現可能相当なリスクを負う必要
利回り10%を目指すには無理をしなければなりません。
リスクもなく利回りが高い投資などなく、リターンを求めるのであれば、それ相当のリスクも受け入れる必要があります。
そのうえで、短期売買や高利回り投資を行えば利回り10%の実現も可能です。
ただし、全財産を注ぎ込んだり、分かっていないのに始めたりすることはNGです。
また、損失を負ったり資産を失っても自己責任となります。それでも利回り10%を目指す場合は、覚悟を持って臨むようにしてください。