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- 買い煽り・売り煽りとは?知らないと損をする可能性も
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株式情報サイトを見て投資情報を得ようとした際に、書き込みが掲載してある掲示板に目がいくことはありませんか?
あの掲示板に書かれていることは、投資家の本音もあれば、他の投資家を欺くための書き込みの場合もあります。
「買い煽り」や「売り煽り」という言葉があるくらい、欺くための書き込みが多いです。
ここでは、買い煽りや売り煽りが、なぜ書き込まれるのか、煽り後の株価の方向性や煽りを逆手にとった投資方法などについて、紹介いたします。
目次
買い煽り・売り煽りについて考える
株式投資において、買い煽りや売り煽りという言葉があります。
買い煽り・売り煽りとは、多くの個人投資家が参考にする株式情報サイトなどの掲示板に「買わないと損!」「この銘柄は◯◯円までは上がる!」「今のうちに売っておかないと損する!」「この銘柄は成長が期待できない暴落する!」などの買いや売りを煽る書き込み・工作をすることです。
煽りを入れる人は、少しでも自分が得するように、株価を上げたり下げたりしようとします。
特定のサイトだけでなく、さまざまな株式情報サイトで見られます。
株式情報サイトなどに多い買い煽り・売り煽りとは
A株の株価が10万円の場合、「少しでも安く買いたい」と考えると、本来は株価が下がるのを待つしか無いことが多いです。
しかし、売り煽りの場合は、その銘柄に対するネガティブなことばかりが掲示板に投稿され、株主が売り煽りの影響を受けて株を手放してしまいます。
株が手放されることで、株価が下がり、売り煽りをしていた投資家が安い株価で買います。
株価が下がったタイミングで多くの投資家が買うのと、元々魅力的な銘柄な場合が多いため、その後、株価が上がることが多いです。
逆に売りから入りたい人は、「少しでも高値で売りたい」と考えます。
通常は株価が上昇するのを待つしかありません。
しかし、掲示板などに銘柄のポジティブな情報の買い煽りが並び、それを見た投資家が「この銘柄は急騰する!」と考え買います。
買いが入ることで株価が一時的に上昇するのです。
元々は売り傾向の銘柄である可能性もあり、株価が上がったタイミングで多くの売りが入るので、買い煽りが多い銘柄は、その後株価が下落することが多い場合があります。
買い煽りや売り煽りにより、掲示板の煽りの影響を受けた投資家は損する可能性が高いのです。
売り煽りが多いと株価が上がり、買い煽りが多いと株価が下がる可能性がある
前述の通り、そもそも売り煽りが入る銘柄というのは、その銘柄を安く買いたいから人がいるから煽りが行われます。
買いたいと考える投資家がいるということは、その銘柄に魅力があるためです。
つまり、買いたい人が多い人気銘柄に売り煽りが入る可能性が高い傾向にあります。
煽りを入れる人も、自分が買った後に株価が上昇しなければ、売り煽りをした意味がなくなります。
売り煽りを入れることで、煽りの影響を受けた株主が株を手放し株価が下がります。
株価が下がったことで、売り煽りを入れていた投資家や、他の投資家が一気に株を買います。
それにより、株価が上昇します。
売り煽りが多い=買いたい人が多いということですので、売り煽りが多い銘柄ほど、株価が上昇する可能性が高いです。
売り煽りに限らず、買い煽りも同様です。買い煽りをすることで、株価を上昇させ、売りから入ります。
また、買いで保有している株主は、少しでも売値を上げるために買い煽りを入れ株価を上げようとすることもあります。
絶対ではありませんが、買い煽りよりも売り煽りが多いと、株価が上がる可能性がありますし、売り煽りよりも買い煽りが多いと株価が下がる可能性があります。
買い煽り・売り煽りを活かした投資方法と注意点
掲示板に書き込まれる買い煽りや売り煽りを逆手にとって投資を行うことも大切です。
「この銘柄は絶対に上昇する!」などの買い煽りが多い場合は
株価を上げたい人が多くいる状態で高値で売る為に、株価が下がる可能性が高いのです。
そのため、明らかに買い煽りが多い銘柄に関しては、株価が下がることを見越した上で選択することをオススメします。
- 高値のタイミングで売る
- 株価が下がった時点で買う
- そもそも投資しない
上記3つのいずれかの選択になると思います。
信用取引ではない場合は、売りから入ることはできませんので、株価が下がった時点で買うか、投資しないかのどちらかです。
銘柄の情報を集め分析したうえで、株価が今後上昇しそうにない場合は、投資しない方が良いでしょう。
また、「この銘柄は成長できず株価が下がる!」など売り煽りが多い場合は
株価を下げたい人が多くいる状態で株価が下がった場合、買いたい人が多いから株価が上がる可能性が高くなるので、明らかに売り煽りが多い場合は、株価が上昇することを見越すことがポイントなります。
- 安くなったタイミングで買う
- 株価が上がった時点で売る
- 投資しない
上記3つの選択肢がありますが、材料が揃っていれば安くなったタイミングで買うことで、その後のキャピタルゲインへと繋がります。
買い煽りと売り煽りを見破らなければならないところもありますが、煽りを逆手に取ることで利益を得やすくなります。
ただし、1番良いのは買い煽りや売り煽りにも影響を受けないよう、自分の投資スタイルが出来上がっていることです。
煽りを意識すぎると失敗して損失を負うことも
買い煽りや売り煽りがあることを知っていても引っ掛かる場合があります。
株式情報サイトを見るとどうしても掲示板に目がいってしまいます。
その際に、すぐに煽りと分かる書き込みであれば対処できますが、リアリティのある書き込みも多数あり、「これは煽りではない」と思うような信憑性の高いと思われる情報提供しているものがあります。
それを信じて、買い・売りしてしまったは良いものの、実は煽りで、株価が自分に不利な方向へ動いてしまい損失を負ってしまいます。
特に売りから入っている場合は、損失を負うだけでなく、金利の支払いも生じてしまいます。
また、「買い・売り煽りが多いので逆手に取ったポジションを持とう」と考え、手を打っても、実は煽りではなく自分に不利な方向に株価が動き損失を負ったりします。
どちらも、「煽り」を意識しすぎたために起こる投資の失敗なのです。
失敗しないためには、煽りに影響を受けないように掲示板を意識的に見ないようにするか、自分の中で明確な投資軸を持ち判断することです。
煽りの影響を受けないように、投資基準・スタイルの確立が大事
特に投資初心者の方は、掲示板から情報収集をしがちなため、買い煽りや売り煽りから影響を受けやすいです。
煽りを逆手に取って売買するなどの投資方法もありますが、煽りに影響を受けないことが1番です。
そのためにも、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を行い、自分の投資基準やスタイルを確立し、売買を行うようにしましょう。