• トレンドの方向性や強弱が判断できるDMIの内容や特徴、使い方について
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RSIやストキャスティクスではわからないトレンド判断がDMIならできる

2017年7月18日

DMIというテクニカル指標を活用すれば、RSIやストキャスティクスではわからないトレンドの方向性や強弱が判断できます。
トレンド判断ができれば、高い確率でトレンド時に利益を出せる可能性があります。

DMIの内容や特徴、使い方について、特に株式投資を始めて間もない方や、他のテクニカル指標を使ってみたけどしっくりとこない方は、ぜひ参考にご覧いただき、DMIを試しに使ってみてください。

トレンド相場を判断できるDMIとは?+DI・−DI・ADXの内容や特徴について

DMIは多くの投資家が活用し、RSIやストキャスティクスなどの逆張り指標ではカバーできない、トレンドの方向性や強弱を判断できる指標です。DMIをどのように使えば、トレンド相場が判断できるのでしょうか。
また、3本の線はどのようなことを表すのか確認していきましょう。

DMIは位置関係からトレンドの強弱を確認できるのが最大のポイント

DMIとはDirectional Movement Indexの略で、トレンドの方向性・強弱に着目した指標です。RSIでは買われすぎ・売られすぎを判断し逆張り指標に使えますが、トレンド相場の時は効果的に判断できません。しかし、DMIであればトレンドの方向性・強弱を判断できるため、RSIでは判断できない部分を分析・予測できます。DMIでは、下記3つの位置関係からトレンドの強さなどを判断します。

+DI 上昇トレンド・上昇力を表す
−DI 下降トレンド・下降力を表す
ADX トレンドの強弱を表す

これらの+DI、−DI、ADXの位置関係だけで、トレンドの方向性や強弱がわかるため非常に便利です。
基本的には、+DIが−DIよりも上に位置する場合は上昇トレンドであることを示します。
また、+DIが−DIよりも下に位置する場合は下降トレンドであることを示します。ADXはトレンドの強弱を表す指標であり、上昇トレンド・下降トレンドなど相場の方向性は関係なく、ADXが上昇をすれば現在のトレンドが強く継続していることを表します。

逆にADXが下降すれば、現在のトレンドが弱い、もしくはトレンドがない状態なことを表します。DMIを使うことで、トレンドの方向性や強弱がビジュアルで見ることができます。

しかし、スキャルピングなどあまりに短期間でトレードを行う場合は、展開が速いため、あまりDMIを効果的に活用することはできません。

価格の変動幅を値動きを数値化してトレンドの方向性や強弱を判断

DMIはかなり複雑な計算で数値化しています。前日と当日の変動幅を比較して方向性を分析したり、実質変動幅を計算したり、方向性を実質変動幅で割り、方向性指標を計算したり、+DIと−DIの差の絶対値を方向性の比率で割り方向性指数を計算したり、DXの指数平滑移動平均線を計算したりなどします。

価格の変動幅を数値化することで、トレンドの方向性や強弱が判断できるようになります。

位置関係でみるトレンド判断や+DIと-DIがクロスする売買タイミング

+DIと−DI、ADXの3つの位置関係により、相場のトレンド判断ができます。
どのような位置関係であればトレンド判断ができ、売買タイミングはいつなのか。
位置関係から読み解くトレンド判断や売買タイミングについて確認しながら、非常にシンプルで覚えやすいからすぐに活用できるようになります。

ADXと+DI、−DIとを併用することでトレンド判断がしやすくなる

ADXを+DI、−DIと併用することで、トレンドの相場が上昇・下降トレンドか横ばいかを判断することが可能です。
ADXが25以上の場合は上昇トレンドか下降トレンドの可能性が高く、ADXが25未満の場合は上昇・下降のない横ばいトレンドの可能性が高いです。

つまり、+DIが高い位置にある状態でADXが25以上であれば上昇トレンド、−DIが高い位置にある状態でADXが25以上であれば下降トレンド、+DIや−DIのどちらかが高い位置にあったとしてもADXが25未満の場合はほぼ横ばい相場の可能性があります。
また、ADXが25以上の場合は、トレンド相場なので順張りで臨む投資家が多く、ADXが25未満の場合はレンジ相場の可能性が高いので逆張りで臨む投資家が多いです。
そして、+DIと−DIの幅が広く離れているとトレンドの強さを表しており、幅が狭いと膠着状態であることを表します。

売買のタイミングは+DIと−DIがクロスするタイミング ADXの位置にも注意

DMIの売買タイミングは非常にわかりやすいです。+DIが−DIを下から上へ突き抜けた場合は上昇トレンドになる可能性があり買いシグナルと考えます。

逆に+DIが−DIを上から下へ割り込んだ場合は下降トレンドになる可能性があり売りシグナルと考えます。

そして、ADXが大きければ、それらのトレンドが強いことを意味します。+DIと−DIがクロスした時が、売買のタイミングであり、イメージとしては移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスのようなものです。
+DIと−DIがクロスするタイミング、その際のADXの位置を見逃さないようにしましょう。

DMIはトレンドの方向性や強弱を予測する参考指標として有効

DMIを使えば、+DI、−DIM、ADXの3つの位置関係で、トレンドの方向性や強弱が判断できます。
売買タイミングも+DIと−DIがクロスするポイントとわかりやすいため、ADXの位置関係も含め、見逃さないようにしなければなりません。

DMIのテクニカル指標を使えば、トレンド判断がしやすくなるため、勝てる可能性が上がるかもしれません。すべてのDMIによって必ず必ず予測できるわけではありませんが、参考指標として活用できます。
興味がある方は、デモトレードも含め、試しに使ってみてください。

著者情報
オールマイティなトレーダーを目指して日々奮闘中 投資で5000万円貯める事が目標。 基本ビビりなので日々可愛い利益をコツコツ貯めています。

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