優待はこだわり野菜・果物の詰め合わせまたはジェフグルメカード

デリカフーズという企業はご存じですか。ひょっとすると、ファーストフード店などで食べるカット野菜はデリカフーズが製造しているものかもしれません。

デリカフーズはファミリーレストランやファーストフード店などにカット野菜や丸野菜を提供している企業です。海外にも展開を始めており、野菜を活かしたコンサル事業も行っています。

デリカフーズの株主優待はどんな内容なのでしょうか。また、投資対象としてどれくらい魅力的なのでしょうか。ここでは、株主優待情報や企業情報、投資情報について、紹介します。
特に、食に関わる企業や、卸売企業に興味のある方は、参考にご覧ください。

「野菜の専門商社」として業務用のカット野菜や丸野菜などを提供

デリカフーズは創業が昭和54年、設立平成15年、資本金13億7,713万円、従業員数370名の東証一部上場企業です。
「野菜の専門商社」として、農業の発展と健康増進に貢献するため、全国のファーストフード店やファミリーレストラン、コンビニなど、外食・中食・給食産業向けに業務用のカット野菜や丸野菜を提供しています。

グローバル展開も加速しており、カット野菜の技術を元にコンサル事業を展開したりなど、東南アジア市場への進出も始めています。東京・大阪・名古屋などの主要エリアに豊富な物流網を持ち、配送効率の高い365日各店舗配送機能の環境が整っています。

MA製品など、カット、パッケージ、運搬など、鮮度の高い野菜を提供できる技術力にも定評があります。必要なものを必要な時に必要な分だけ提供するため、常に安定した価格で販売することができます。
1年を通して安定供給に向けた産地の開拓や育成、野菜の加工や保存、販売、野菜・青果物の研究開発、カット野菜や旬の野菜を活かしたメニューの提案など、野菜の専門商社として、新鮮な野菜を顧客に届ける事業を展開しています。

外食・中食・給食産業向けに多くのカット野菜などを製造

デリカフーズは、外食・中食産業向けに、

• キャベツの千切や角切・みじん
• 白菜角切
• 大根つま
• 大根おろし
• 人参細切
• 長葱スライス
• 白髪葱
• オニオンスライス
• 小葱スライス
• 小松菜カット
• レタス千切
• 胡瓜スライス
• 南瓜スライス
• ブロッコリーカット
• むきじゃが芋
• 椎茸スライス
• ぶなしめじほぐし
• エリンギスライス
• ベビーサラダ
• 焼き野菜ミックス
• コールスロー
• ベビービーツ
• ささがきごぼう

など、他にも多くの商品を製造しています。

創業30年以上愛知県に本社を構えるデリカフーズの歴史

デリカフーズは、昭和54年にデリカフーズ株式会社として設立されました。昭和59年には東京デリカフーズ株式会社を設立します。平成2年には大阪デリカフーズ株式会社も設立します。平成9年に名古屋市中川区へとデリカフーズの本社を移転し、名古屋デリカフーズ株式会社に名称を変更します。

平成9年には株式会社メディカル青果物研究所を設立します。平成15年には持株会社であるデリカフーズ株式会社を設立します。翌年の平成16年にはデザイナーフーズ株式会社を完全子会社化します。平成17年には東京証券取引所第二部に株式を上場します。平成26年にはエフエスロジスティックス株式会社を東京都足立区に設立します。同年、東京証券取引所第一部に指定替えします。

デリカフーズ株式会社の株価や配当

デリカフーズの株価や利回り、必要投資金額について確認しましょう。権利確定月は9月末日ですので間違いないようにしましょう。また、必ず過去からの株価の推移なども確認してください。

100株以上保有で「こだわり野菜・果物の詰め合わせまたはジェフグルメカード」

デリカフーズの株主優待は100株以上保有で、こだわり野菜・果物の詰め合わせまたはジェフグルメカードが受け取れます。

デリカフーズのグループ会社及び関連会社は下記のとおりです。

2017年度3月期予想は増収減益第3四半期段階で経常利益進捗率は約80％

第3四半期段階での通期予想に対しての経常利益の進捗率は約80％、利益の進捗率は約81％と比較的順調に推移しています。売上高は前年同期比増となりましたが、野菜価格の高騰や設備投資、人件費増などが原因で、営業利益、経常利益、利益はそれぞれ前年同期比減となっています。

株価は年初来高値1,175円、年初来安値990円、PER25.04倍、PBR1.19倍、自己資本比率は38.2%です。株価はここ1年ほど、緩やかな上昇を続けています。

株主優待目的としても対象になり株式投資初心者でも手が出しやすい投資額

デリカフーズの株主優待は必要投資金額が114,100円で、1,500円相当のこだわり野菜・果物の詰め合わせまたはジェフグルメカードが受け取れます。優待利回りは1.31%と悪くありません。
また、配当利回りも1.31%です。必要投資金額も高くないため、少額投資を希望している方や株式投資初心者でも、株主優待目的として投資を検討できる銘柄と言えるでしょう。

2017年度予想は増収減益で第3四半期段階で経常利益進捗率は約80％、利益進捗率は約81％と悪くありません。
ここ1年緩やかな上昇トレンドを続けていますが、株価は若干割高感が感じられますが、期末の業績次第では大きく変動する可能性があります。できれば、もう少し割安感が出てから買って、大きなキャピタルゲインも狙いたいものです。

株主優待は選べてどちらも嬉しい内容主婦におすすめの優待銘柄の1つ

デリカフーズは、多くの業務用のカット野菜や丸野菜を外食・中食産業向けに製造販売しています。株主優待はこだわり野菜・果物の詰め合わせか、ジェフグルメカードを選べるようになっており、どちらも満足度の高い内容となっています。

必要投資金額も10万円は超えるものの、少額投資希望者にとっても手が出せる範囲です。株価は上昇を続けていて、割高感もありますので、投資をするのであれば株価が落ち着いた段階で判断したいものです。
食に関わる企業や、卸売企業に興味のある方は検討してみてはいかがでしょうか。