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株式投資の楽しみの一つが株主優待ですね。今回は第三銀行の株主優待についてご紹介します。
第三銀行は三重県を基盤として地方銀行で100年以上続く伝統と歴史が信頼の証となっています。本店は三重県松坂市で東海地方を中心に大阪、奈良、和歌山、そしてもちろん東京に支店を約100店舗構えています。
第三銀行の株主優待は金融機関らしく、優待金利での定期預金にプラスして産直ギフトからさらなる金利の上乗せを選べるものです。優待金利とはどの程度の金利なのか、産直ギフトでもらえるのは松坂市のあの牛肉なのか、詳しく見ていきましょう。
目次
第三銀行は100年近い歴史を持つ地域密着型の金融機関で東海地方を中心に100店舗を展開
第三銀行は大正元年(1912年)10月20日創立の地域密着型金融機関です。
熊野市に本店を置く熊野共融合資会社としてスタートし、依頼三重県を中心に東海地方はもちろん、大阪、奈良、和歌山、東京に約100店舗の支店を展開する地方銀行です。
現在は三重県の松坂市に本店を構え、東証1部に上場する地方銀行の雄として地域経済の発展に寄与しています。
第三銀行は地域密着金融機関を目指し、地域社会への貢献、地域経済の活性化に取り組んでいる
第三銀行は三重県に本店を構え、東海地方を中心に展開している地域密着金融機関です。
経営理念に「地域社会に奉仕し、顧客に信頼され親しまれる第三銀行」を掲げ、地域社会への貢献活動、環境への貢献活動、地域経済調査を通じて地域経済の活性化、地域の活性化に尽力している金融機関です。
平成24年に創立100周年を迎えた第三銀行は大正元年(1912年)に創立
大正元年(1912年)に創立された第三銀行は平成24年に創立100周年を迎えました。
100年以上も続く金融機関ですから、地域の顧客からの信頼も厚く地域社会の発展に貢献する金融機関として評価されています。
創立当初は熊野市に本店を置いており、店名も熊野共融合資会社でした。
昭和36年(1961年)に名証、大証の第二部に上場すると、昭和42年(1967年)には本店を熊野市から現在の松坂市に移転しました。昭和61年(1986年)には預金残高1兆円を達成し、平成元年(1989年)に現在の第三銀行へと商号変更しました。
融資先の80%以上が地域の中小企業や個人という地域密着型の経営をすすめ、環境への取り組みとして紙リサイクルシステムの導入もしています。
第三銀行の株価や配当
地域密着金融機関である第三銀行の株主優待は、金利がお得になる定期預金に加え、産直品や金利のさらなる上乗せを選ぶことができます。さらに優待は年に2回もらえるので非常に人気のある株式のひとつとなっています。
事業の種類:銀行業 | 優待の価値:— | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
複数採用 | 3月末日 | 9月末日 | 年2回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
1,861円 | 2.69% | — | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
186,100円 | 100株 | 50円 |
第三銀行の株主優待である定期預金の金利と6種の産直ギフトの詳細
第三銀行の株主優待は株式を100株所有することで受けることができます。
100株の取得にかかる費用は20万円弱となります。また、株主優待は数種類から選ぶことができるので、選択肢をよく検討して株主優待を受けるといいでしょう。
株主優待は優待利率の定期預金の権利と、産直ギフトかさらなる金利の上乗せを選ぶことができます。
定期預金は株主優待券を持っていないと利用することができない定期預金となっており、かなりの豪華な内容です。定期預金の金利は0.010%で100万円を預けたとすると利子として100円を受け取ることができます。
第三銀行では上記の定期預金の権利に加えて、産直ギフトかさらなる金利の上乗せも株主優待として受け取ることができます。産直ギフトは6種類用意されており、
- 北海道十勝ローストビーフ
- 三重モクモクバラエティギフト
- 博多福さ屋北海道産無着色辛子めんたい
- 三重水谷養蜂所ハンガリー産アカシアはちみつ
- ダロワイヨマカロンセット
- 高知馬路村ゆずのレアチーズケーキ
から1つを選ぶことができます。第三銀行の本店が松坂市ということで松坂牛を期待したいところですが、残念ながら松坂牛のギフトはありません。
産直ギフトのうち1つを選ぶほかにも、定期預金のさらなる金利の上乗せも選択できます。
「金利上乗せ方式」と呼ばれており、0.010%の金利にさらに0.35%の金利を上乗せしてもらえます。もしこの方式で100万円を1年間預け入れると3600円の利子を受け取れる計算です。
第三銀行の株式に投資する前にチェックしておきたい業績情報
第三銀行の株主優待は産直ギフトなど、魅力的なものも用意されています。
そんな第三銀行の株式を購入する前には第三銀行の業績もチェックしておきたいものです。そこで、第三銀行の業績情報を調べてみました。
第三銀行は昨年度は減収減益となっていましたが、今期は増収増益が見込まれています。
2016年期には経常利益が60億円を超えていましたが、今期は増収増益にも関らず59億円の経常利益が予測されています。
今後は60億円をふたたび超えることも期待でき、さらに、同規模の他社が減益を続けていることから、第三銀行の業績は良好だという判断ができます。
第三銀行の株主優待を狙うならこんな人にオススメ
第三銀行は地方銀行であり、地域密着型の経営を進めています。東海地方を中心に展開しているため、東海地区の方にはなじみのある銀行かもしれませんね。
そんな第三銀行の株主優待は金利がお得な定期預金と6種の産直ギフトから1種を選ぶかさらなる金利の上乗せとなっています。
株主優待は年に2回受け取ることができますが、定期預金は1年定期となっています。資金によほど余裕がなければ年に2回も大きな額を預金しないでしょうから、産直ギフトの方がお得ではないかと思います。
その産直ギフトも北海道のものから地元三重県産のもの、九州や四国の特産品も選ぶことができます。
産直品は変更されることもあるので事前にチェックしておくのがよいでしょう。毎回様々なものの中から選べるという楽しみがあるのもギフトセットのお楽しみのひとつです。日本各地の特産品を試してみたいという人にはおすすめです。
また、第三銀行の株式は配当利回りが2.69%となっており、結局定期預金の利回りを大きく上回っています。
年に2回ギフトがもらえることや、定期預金が1年定期となっていることから、1年ごとに投資先を変える方法や長く持ってお得をずっと続ける方法など多彩な投資方法が考えられる点も第三銀行のおすすめポイントです。
第三銀行の株主優待は年2回受け取れるがあの松坂牛はギフトに含まれていない
第三銀行は三重県に本店を置く地域密着金融機関です。
株主優待として株主特典の定期預金と産直ギフトのセット、または定期預金のさらなる金利の上乗せを選ぶことができます。産直ギフトの方が利回り的にはよさそうですが、産直ギフトには三重県が誇る特産品である松坂牛は含まれていません。
株式投資の醍醐味のひとつとしての株主優待を投資の主な目的として利用する人も増えています。
その中で定期預金の利率アップという珍しい優待内容を持つ第三銀行は要チェックといえます。
株主優待の1部である産直ギフトの内容は変更される場合もあるので、第三銀行の業績と同じく、今後もチェックしておくことで将来への楽しみが広がりますね。