• チャートパターン「フラッグ」「ペナント」とは?特徴や売買ポイント
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フラッグ・ペナントが出現したら売買チャンスでもある!

2017年7月22日

相場が保ち合いの時に出現するチャートパターンのフラッグやペナントをご存じですか。
これらのチャートパターンは形状が特徴的で、押し目買いや戻り売りを狙ったり、トレンドラインをブレイクしたタイミングを狙って利益を得ることが可能です。
フラッグやペナントのチャートパターンの特徴や売買ポイントは、どちらもトレンド発生時によく出現していたりしますので、しっかりと特徴を理解し、「出現=売買チャンス」にできるようしっかりと特徴を抑えていきましょう。

レンジ相場に出現するチャートパターン「フラッグ」とは?

相場にはトレンド相場とレンジ相場があり、フラッグはレンジ相場のチャートパターンです。
上昇相場で出現する上昇フラッグ、下降相場で出現する下降フラッグがあり、それぞれのチャートパターンに特徴があります。

これらを理解しておくことで売買チャンスが広がります。ここでは、上昇フラッグ・下降フラッグの特徴や売買ポイント、水平フラッグについて、確認していきましょう。

上昇フラッグ・下降フラッグはトレンドラインが平行になる

下降トレンド、上昇トレンドの中で、下降フラッグや上昇フラッグが出現することがあります。
下降フラッグは下降トレンドの中で一時的に高値・安値を切り上げるも再び下降トレンドに戻るもので、サポートラインとレジスタンスラインが平行になるのが特徴です。

下降トレンドの中で右肩上がりに動くため、上昇トレンドに転換するように見えますが、その後、価格がサポートラインを割り込み下降トレンドになります。それまでの下降トレンドと一時的な右肩上がりの部分がフラッグ(旗)のように見えます。

一方、上昇フラッグは上昇トレンドの最中に一時的に高値・安値が切り下げるも、再び上昇トレンドへと戻るもので、レジスタンスラインとサポートラインが右肩下がりに平行になります。上昇トレンド中に右肩下がりに動きますので、下降トレンドへと転換するようにも見えますが、その後、価格がレジスタンスラインを突き抜け上昇トレンドになります。

フラッグは、一見するとトレンド転換にも見えますが、上昇フラッグも下降フラッグともにサポートラインとレジスタンスラインが平行になるのがポイントです。

上昇フラッグと下降フラッグの売買のタイミング

上昇フラッグと下降フラッグが出現した場合、どのタイミングで売買するのが効果的なのでしょうか。
売買ポイントとなるのは、それぞれサポートライン・レジスタンスライン付近まで近付いたタイミングと、ラインをブレイクしたタイミングの2点です。上昇フラッグは、平行するサポートライン・レジスタンスライン内を高値・安値を切り下げながら価格が上下します。そのため、それぞれのライン付近まで近付いた時に押し目買い・戻り売りを狙えます。

また、再び上昇トレンドへと戻るため、価格がレジスタンスラインを突き抜ければチャンスです。一気に上昇する可能性もあるため、買いポジションで利益を狙うか、売りポジションを保有してる際は損切りしましょう。
レジスタンスラインをブレイクした後は、レジスタンスラインがサポートラインへと変わり、価格が戻ってくる可能性があります。

その時は再び押し目買いを狙うチャンスです。下降フラッグの場合もサポートラインやレジスタンスラインに近付いたタイミングで押し目買い・戻り売りが狙えるのと、価格がサポートラインを割り込んだ時が狙い目です。

サポートラインをブレイクした後は一気に下落する可能性もあるため、売りポジションで利益を狙うか、買いポジションの場合は損切りポイントとして損失拡大を防げます。サポートラインを割り込んで下落した後はサポートラインがレジスタンスラインの役割になるため、価格が戻ってきた際に戻り売りのチャンスでもあります。

水平フラッグとは?

上昇フラッグの場合は高値・安値に切り下げのため右下がり、下降フラッグの場合は高値・安値を切り上げるため右肩上がりになりますが、切り上げも切り上げもほとんどなく一定間隔内を上下する水平フラッグが出現する場合もあります。
水平フラッグの場合は、レンジ相場と一緒でレジスタンスラインを突き抜けて上昇トレンドになるか、サポートラインを割り込んで下降トレンドになるかはわかりません。

上昇フラッグや下降フラッグ時同様、ライン付近の押し目買いや戻り売り、どちらかのラインをブレイクした場合が売買ポイントとして狙えます。

レンジ相場の三角形のチャートパターン「ペナント」とは?

レンジ相場で出現するチャートパターンはフラッグだけでなく、ペナントもあります。
ペナントは、長方形のフラッグとは形状が異なり、三角形のチャートパターンです。

ペナントの特徴を把握しておくことで、ペナントの出現をチャンスと捉えて売買チャンスに変えれます。
ここでは、上昇ペナントと下降ペナントの特徴や、売買ポイントについて確認していきましょう。

上昇ペナント・下降ペナントは急落や急騰の直後に形成されやすい

レンジ相場が三角形になるチャートパターンのことを、「三角保ち合い」や「ペナント」と呼びます。上昇トレンド時に出現する上昇ペナントと、下降トレンド時に出現する下降ペナントがあります。

上昇ペナントは、レジスタンスラインが右下がりでサポートラインが右上がりになり三角形が構成されます。高値・安値の値動きが除々に小さくなり、三角形の先端付近までくると、レジスタンスラインを突き抜け再び上昇トレンドに戻ります。
下降ペナントの場合もレジスタンスラインが右下がり、サポートラインが右上がりで三角形が構成され、値動きが除々に小さくなり先端部分まで進むとサポートラインを割り込み再び下降トレンドへと戻ります。
ペナントは相場が急落・急騰する際に出現しやすく、サポートライン・レジスタンスラインを抜けて再びトレンドに戻った際に、フラッグのように価格が戻ってくることが少ないです。

上昇ペナントと下降ペナントの売買のタイミング

上昇ペナントと下降ペナントが出現した場合は、どのようなタイミングが売買ポイントとして狙えるのでしょうか。
基本的にはフラッグと同じで、上昇ペナントの場合は、ペナント構成している中でレジスタンスラインに近づけば戻り売りのチャンス、サポートライン付近まで下がれば押し目買いを狙うチャンスです。また、レジスタンスラインを突き抜けて上昇トレンドへと戻りますので、ブレイクしたタイミングで買いポジションを持ち、売りポジションを保有している場合は損切りしてもいいでしょう。

下降ペナントの場合も、レジスタンスライン付近まで上がれば戻り売り、サポートライン付近まで下がれば押し目買いを狙うチャンスです。そして、サポートラインを割り込んで再び下降トレンドへと戻りますので、ラインを割り込んだら売りポジションを持つか、買いポジションを損切りしましょう。

どちらのペナント時も値動きが小さくなってきた場合は、押し目買い・戻り売りを狙うのではなく、ラインをブレイクしてトレンドになるタイミングを待った方がいいでしょう。

フラッグ・ペナントの特徴を知り出現に気付けることで売買チャンスが広がる

いかがでしたでしょうか。
フラッグやペナントのチャートパターンの特徴を理解しているだけで、トレンド時に出現したら「フラッグだ!」「ペナントが出現した!」と気付くことができ、保ち合いの中での押し目買い・戻り売りやラインをブレイクしたタイミングで利益を狙えるため、売買チャンスが広がります。

ただし、ダマシもあるため必ずしも予測通りに相場が動くとは限りません。

まずは、過去の相場を見返してフラッグやペナントがどんなタイミングで出現しているか、出現後どんな動きをしているかを自分の目でも確かめ、少しでも予測精度が高まるようにしていきましょう。

著者情報
オールマイティなトレーダーを目指して日々奮闘中 投資で5000万円貯める事が目標。 基本ビビりなので日々可愛い利益をコツコツ貯めています。

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