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ソーシャルレンディングはここ数十年に生まれた金融商品の中でも、トップクラスに条件の良い商品だと言われており、近年その魅力から市場規模を急拡大させています。
今回はそんなソーシャルレンディングの持つ特性のうち、安全性やメリットに関する事項を網羅的に解説します。
ソーシャルレンディングを利用した資産運用が各種メディアで取り上げられている理由や、マンション投資などの手間がかかる副業と比較されている理由がお分かりいただけると思います。
当記事ではソーシャルレンディングの持つメリットや安全性について
1.金融商品としての投資リターン
2.元本の安全性
3.投資ハードルの低さ
の3つに分類し解説を行います
もう少し具体的にご説明すると
1.金融商品としての投資リターン:ソーシャルレンディングの仕組みがもたらす利回りの高さや手数料の安さなど、収益性に関してのメリットについて
2.元本の安全性:貸し倒れやデフォルトに伴う元本割れのリスクなど、ソーシャルレンディングにおける元本の安全性について
3.投資ハードルの低さ:最低出資額の小ささや、分配タイミングの早さなど、ソーシャルレンディングの投資・運用のメリットについて
のような内容になります。
目次
- 1.金融商品としての投資リターン
- 1-1.銀行預金に比べて高リターン
- 1-2 毎月分配
- 1-3 運営会社からの高い還元率
- 1-4 リターンの源泉は事業収益
- 1-5 これまでリーチできなかった案件に投資できる
- 1-6 キャンペーンを行っている
- 2.元本の安全性
- 2-1 経済情勢の影響を受けにくい
- 2-2 類似商品のない分散投資先
- 2-3 貸金業法による担保、代表者保証による元本、配当の保全
- 2-4 融資先は法人
- 3.投資ハードルの低さ
- 3-1 少額、分散投資が可能
- 3-2 ボラティリティがほぼないので気軽に投資できる
- 3-3 投資後も手間がかからない
- 3-4 満期が短い
- 3-5 長期投資では高リターンが狙える
- 3-6 融資をその投資スキームに取り込んだ画期的な商品
- 3-7 熟練したプロに手間のかかる作業をすべて任せられる
1.金融商品としての投資リターン
この章では、ソーシャルレンディングにおけるリターンについて、他の金融商品と比較しながらどのような優位性を持っているのかを解説していきます。繰り返しになりますが、ソーシャルレンディングはその仕組み上、非常に投資家への還元率が高い商品であり、投資家にとっては様々なメリットがあります。
1-1.銀行預金に比べて高リターン
ソーシャルレンディングと銀行は、預け入れた資金が融資され、金利が上乗せされて分配されるという点において、同じスキームの商品であるとも言われますが、そのリターンに関しては大きな差があります。ソーシャルレンディングで得られる金利は、銀行預金に比べると遥かに魅力的です。
銀行においては、普通預金の金利が0.001~0.02%、定期預金で0.01~0.25%と言われており、特にここ数年は低金利政策で低迷しているのに対して、ソーシャルレンディングで平均的に投資家に約束されるリターンの金利は5~14%と圧倒的に優位です。
ソーシャルレンディングを新しく始める方の多くは、この高い金利に魅力を感じているケースが多く、最大の特徴となっています。
1-2 毎月分配
現状ほとんどのソーシャルレンディングサイトが得た金利の配当について、毎月分配を採用しています。運営会社によっては四半期に一度分配する方式を取っている場合もありますが、いずれにせよ短期でリターンの分配が行われます。
株式や投資信託の配当は年1~2回、あるいはファンドが満期を迎えた後というものが多いとされており、資金が寝ることが少ないですし、急な出費等、投資家の個人的な資金需要にも耐えられる場合が多いのではないでしょうか。毎月分配されるリターンを別の案件に再投資することで、複利的な運用を行い、リターンを増大させることも可能です。
毎月分配型の投資信託では、配当を行うことにより運用元本を取り崩してしまい、リターンの絶対額の低下が起きる場合があります。しかしソーシャルレンディングのリターンは全額融資によって得られた利息から支払われ、元本は取り崩されませんのでそのような心配はありません。
1-3 運営会社からの高い還元率
ソーシャルレンディングのリターンが高い理由として、リスクの高い融資先に投資しているから、と説明されることがあります。この説明は必ずしも正しくありませんし、またそれだけではありません。ソーシャルレンディングという仕組みそのものによるところが大きいのです。
ソーシャルレンディング運営会社は、資金を集めて融資を実行するために銀行や証券会社のように、多数の支店を抱えたり、窓口の従業員を雇用したり、立派な店舗などを構える必要がありません。インターネットを活用することで、融資を行うための資金を集めるコストを著しく下げることが可能です。
ソーシャルレンディングでは、このような理由から銀行や証券会社などの既存の金融機関よりも中抜きする手数料が小さいので、その分投資家に還元が行われています。また、当然融資先にもその分安い金利で貸し出しを行うことが可能ですので、長期的には優良な融資案件が既存の金融機関ではなくソーシャルレンディング方面に集まってくるかもしれません。
1-4 リターンの源泉は事業収益
株式、FX、投資信託においてはその利益の大半はキャピタルゲインです。これらの金融商品では投資した商品の値動きとその決済が起きただけで、増資等に応募しない限りは相場と対峙するのみです。
一方、ソーシャルレンディングにおいては、投資した資金が融資先の事業にダイレクトに使われます。ソーシャルレンディングによって調達した資金で、融資先は事業を成長させることが可能で、この事業によって得た利益の一部が利子として投資家に還元されます。
一概には言えない部分もありますが、一般的には相場の動きによって短期的に得られる利益よりも事業の利益によって生み出される収益のほうが大きいと考えられますので、ソーシャルレンディングのほうが高いリターンを得られるという計算ができます。
また、投資を行う際のマインドという点においても、ソーシャルレンディングの方が実体として経済に貢献している実感が得られると思います。
1-5 これまでリーチできなかった案件に投資できる
世の中の金融商品の多くには、最低出資金が設定されています。これは一定の金額以上その商品を購入する意思のある投資家のみが、その案件にアクセスできるという意味なのですが、高い利回りの案件ほどこの最低出資金が高いケースが多いとされています。また、マンション投資や電力発電などの高リターン案件は、初期投資に多大なコストがかかるため一般の個人投資家はそもそもエントリーできません。
しかしインターネットを通じて多数の投資家から初期投資に必要な資金を少額ずつを調達するソーシャルレンディングの仕組みを利用すれば、こういった案件に個人投資家が参加することが可能になります。更にソーシャルレンディング自体の最低出資金は各運営会社ごとに異なりますが、数万円からとなっており、1万円から投資可能なソーシャルレンディングサイトもあります。
実際に、国内ソーシャルレンディングで最も案件の種類として多いと言われているのは、不動産投資のメザニンローンです。このメザニンローンというのは、非常に利回りも高く、安全性も高い旨味のあるローンなのですが、やはり一定以上の資金を保有している投資ファンドがこれまでほぼ独占していました。こういった案件に個人でも数万円から投資が行えるというのは、ソーシャルレンディングが普及したおかげと言えるでしょう。
1-6 キャンペーンを行っている
現在、多くのソーシャルレンディングサイトは新規の口座開設に対して、キャンペーンを行っています。ダイレクトにキャッシュバックを行う運営会社もあれば、キャンペーン期間ということで期待利回りを高く設定している運営会社もありますが、非常にお得なケースが多く、投資家にとっては魅力的です。
運営会社によっては、新規口座開設に限らず、運営会社の募集総額が節目を超えたり、複数案件への出資などの条件をクリアすることで参加できるキャンペーンを行っているケースもあり、口座開設後もその恩恵を受けることが可能です。
2.元本の安全性
これだけの好条件を謳うソーシャルレンディングですが、実際にリスク面が気になる方も多いかと思います。この章では、ソーシャルレンディングの構造上の安全性についてや、リスクを低減するための各社の取り組みを解説していきます。
2-1 経済情勢の影響を受けにくい
ソーシャルレンディングの分配は株式やFX、不動産等の一般的な金融商品と比較して、景気の変動や天変地異などの経済情勢にインパクトを与える事象に直接的な影響を受けにくいと言われています。2016年に起きたチャイナショックやトランプショック時も、他の金融商品は大きく変動があったようですが、ソーシャルレンディングにおいては特段デフォルトが増えたりはせず、案件の募集時に投資家に約束した利回りが、安定的に分配されたようです。
もちろん個別の融資先企業が、何らかのマクロ的要因の影響で倒産することはあり得る話ですので、注意は必要ですが、しっかりと分散投資を行っていればそのリスクもかなり下げられるのではないでしょうか。
2-2 類似商品のない分散投資先
株式や投資信託において、複数の銘柄に投資を行っても、分散投資によるリスク軽減が十分に働かないことがあります。例えばリーマンショックのような事態においては、ほぼ全ての銘柄が大きく値段を下げましたので、複数の銘柄に分散投資しても、あまり意味がありませんでした。
一方で、ソーシャルレンディングは、これまでマーケットに流通していた金融商品とはかなり毛色の異なる特性を持つ商品ですので、個人投資家のみなさんが保有している金融商品とは異なるジャンルに分類されるはずです。
ソーシャルレンディングで募集されている中だけでも、様々な対象に融資を行う案件がありますので、複数のサイトを跨いで複数のジャンルの案件に投資を行えば、それだけで分散投資が可能とも考えられますが、既に他の金融商品を保有している方には是非ポートフォリオに組み込んでいただきたいものです。
2-3 貸金業法による担保、代表者保証による元本、配当の保全
融資を行う際に担保や代表者保証、公正証書を求めることにより、投資家元本と配当の保全を図ったり、回収時にサービサーが活用できることなどもソーシャルレンディングの強みの一つと言えます。
具体的には、融資先の返済が滞った際や返済が不能になった際に上記の強みが活きてきます。担保が設定されている案件であれば、返済に問題が生じても担保を売却することによって、元本と配当の保全が図れます。また、代表者保証は必ずしも元本と配当の保全を図れるものではありませんが、融資先の代表者の財産を担保にすることと同義ですので、その意味で返済への誠意や努力が期待できます。更に、融資時に公正証書を作成していれば、返済が滞った際に、時間と費用の掛かる裁判所での手続きを経ずに差し押さえなどの強制執行が行えます。サービサーに関しては、債権回収代行を行う企業のことを指すのですが、ソーシャルレンディングの運営会社が債権をサービサーに売却することで元本の補てんが可能です。
2-4 融資先は法人
現在、国内のソーシャルレンディングにおける融資先はほぼすべて法人です。法人の場合、ソーシャルレンディングで調達した資金は事業の運営、つまり利益を生み出す行為に費やされます。
一方で、個人向けの融資の場合、借りた資金の多くは個人的な消費に回ります。そういった点を鑑みると、もちろんケースバイケースですが、全体としては法人融資の方が元本の安全性が高く、延滞等も起きづらいと考えられます。
3.投資ハードルの低さ
ソーシャルレンディングのメリットとして、忘れてはならないのが、投資ハードルの低さです。高リターンかつローリスクなので、プロ投資家にしかエントリーできないマーケットなのではないかと疑念を抱く方も多いのですが、ソーシャルレンディングは初心者でもプロでも同じように高い利回りでの運用が可能な商品です。その理由を以下で解説していきます。
3-1 少額、分散投資が可能
ソーシャルレンディングにおいては、前章でも触れましたが、ほとんどの案件への最低出資金額は10万円以下です。全案件1万円から出資できるというソーシャルレンディングサイトも存在します。少額投資を行っていればリスクは小さく済みますし、金額を増やしていきたい場合は、現在20社近くある運営会社から案件が常に募集されているため、分散投資も容易です。
3-2 ボラティリティがほぼないので気軽に投資できる
株式やFXにおいては、同額を投資したとしても、銘柄の選定センスや取引のテクニックなどでパフォーマンスに大きな個人差がでます。初心者には勇気のいる世界かもしれません。
ソーシャルレンディングにおいては、そのようなことは現状ありません。同じ投資金額で同じ期待利回りの案件に投資すれば、素人でも何年も投資を続けてきた猛者でも利益は同じです。デフォルトする案件を見分けるテクニックというものがあれば、話は変わってくるでしょうが、現状デフォルトはほとんど起きていません。
また、これはデメリットでもあるのですが、現在の制度ではソーシャルレンディングで募集される案件の情報開示が制限されています。そういった意味で、どの案件に融資を行うか、個々人が精査することは難しく、その調査や判断にかかる時間を短縮できるというメリットがあります。おそらく株式やFX、投資信託ではパフォーマンスの良い人ほど調査にかける時間や手間が多いでしょう。
3-3 投資後も手間がかからない
ソーシャルレンディングでは、投資を行う前の調査や判断の手間も少なく済みますが、投資を行った後に関しても管理や判断の手間が生じません。投資した資金の運用は各ソーシャルレンディング運営会社が行い、融資から利息の回収までを行った上で、利益を分配してくれます。投資家は基本的に待っているだけで良いのです。
株式、FX、投資信託などの他の資産運用手法であれば、投資スタイルにもよりますが、基本的に値動きを常にウォッチし、売買のタイミングを探らなければなりません。含み損が出てしまえばストレスの元にもなるでしょう。ソーシャルレンディングにであればそれらの労力、ストレスから解放されます。
3-4 満期が短い
ソーシャルレンディングには満期が数ヶ月~1年という短期の案件が多数取り揃えられています。短期の案件に投資を絞り、リスクを抑えることや、機動的に資金を運用して投資の効率を高めることが可能です。
3-5 長期投資では高リターンが狙える
ソーシャルレンディングでは、満期が1年~3年と長期の案件も、短期の案件に比べると少ないですが提供されています。長期案件では投資を行った資金がソーシャルレンディング各社を通じて期間中ずっと融資されたままになるので、一定の利息が定められたタイミングで数年間支払われ続けます。こういったケースでは短期案件よりも資金の運用効率があがります。
3-6 融資をその投資スキームに取り込んだ画期的な商品
これまで国内では株式や不動産、エネルギーなどに投資を行うファンドは数多く提供されてきましたが、融資をその投資スキームに組み込んだファンドは、ソーシャルレンディングが日本で初めてです。これは貸金業法という法律による規制が大きく影響しています。
貸金業法は資金の借り手に元本と利息の強い返済義務を負わすことができる法律であり、トラブルの元にもなりやすいため営利目的で融資業務を行うには貸金業者の登録(実質免許)を行う必要があります。個人が融資を営利目的で行い、副業として貸金を行うことは、この貸金業の登録がハードルとなりこれまで不可能でした。
しかし、ソーシャルレンディングによって、運営会社を通した疑似的な融資ですが、免許を取得していない一般個人でも、資金を事業者に貸すことで収益をあげられるようになったのです。融資は事前に決めた利子に応じて安定的に、定期的にインカムゲインが得られるため、株式やFXなどのキャピタルゲイン狙いの投資とはまた違った魅力があります。
3-7 熟練したプロに手間のかかる作業をすべて任せられる
融資はその審査に間違いがなければ、非常に収益性の高いビジネスです。しかし実際に融資を実行するとなると、最も重要な融資先の審査に加えて、契約の締結や送金業務、利息や元本の取り立てや管理などの工数がかかり、一定の労力を必要とする事業でもあります。ソーシャルレンディング運営会社には、融資業務のプロ人材が揃っており、融資先の審査には一定の信頼が置けますし、その他の手間のかかる作業を一貫して請け負っていますので、融資に興味のある投資家としては非常にありがたい存在です。
ここまで、様々な観点からソーシャルレンディングの安全性やメリットについて解説してきました。いかがでしたでしょうか。
ソーシャルレンディングは日本においてはまだ歴史の浅い金融商品です。投資家数や、融資の総額、知名度など、あらゆる点において株式、や投資信託、FXなどの既存の金融商品にはまだまだ敵いません。その意味では、ソーシャルレンディング特有のデメリットも持ち合わせていますので、必ずそちらも確認してから実際の投資を行うようにしてください。
それでも、これだけの素晴らしいメリットを持つソーシャルレンディングは、間違いなくこの数年で大きく市場規模を拡大するでしょう。みなさんも乗り遅れることのないよう、これらのメリットの恩恵を存分に受けてください。
実際にソーシャルレンディングでの投資を開始してみようという方は、こちらのランキング記事を参考に口座開設を行ってください。