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- 仮想通貨フィスココインはどんな通貨なのか?特徴や購入方法、値動き・将来性について
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仮想通貨「フィスココイン」は、株式会社FISCOが発行する独自トークンで、フィスコグループのサービスで利用できます。
元々は株主優待を目的にCounter Partyを利用して発行されました。
ここでは、フィスココインの特徴や購入方法、値動きや将来性などについて紹介しています。使い道が広がれば需要が高まる可能性もある通貨です。興味がある方は、ぜひご覧ください。
目次
フィスココインとは?投資情報などを提供する株式会社FISCOの独自トークン
フィスココインは、フィスコマーケットリサーチなど金融サービスを提供する株式会社FISCOが提供する独自トークンのことです。
発行枚数は5,000万枚ですが、市場に流通しているのは約1,100万枚で、残りの約3,900万枚については株式会社FISCOが保有しています。
通貨略号はFSCCで最小取引単位は0.00000001FSCCです。
名称 | フィスココイン |
---|---|
通貨単位 | FSCC |
公開日 | 2016年10月 |
発行数 | 5,000万枚(追加発行なし) |
公式サイト | https://fcce.jp/ |
株式会社FISCOはJASDAQに上場しており、フィスココインのような外部へ向けた独自トークンの発行は日本の上場企業の中で初めての試みとなっています。
元々は株式会社FISCOの株主優待として発行され、2016年10月と2017年5月の2回にわたって実際に株主に配布されました。しかし、2017年8月に優待内容が変更になり、現在は株主優待としてフィスココインをもらうことはできなくなっています。
株式会社FISCOは、グループ企業のネクスではネクスコイン(NCXC)、カイカではカイカコイン(CICC)の独自トークンも発行していて、仮想通貨取引所FISCOの運営もおこなっているなど仮想通貨事業に力を入れています。
FISCOはテックビューロ(Zaif)へ出資していることもあり、FISCO取引所の取引システムはZaifが提供しているので取引画面が非常に似ている特徴を持ちます。
Counter Partyで発行され、フィスコグループで使える
フィスココインは、Counter Partyを利用して発行しており、ネクスグループが運営している「ネクスファーム」での野菜購入や、「ウェブトラベル」でのハワイ旅行購入など、フィスコグループのサイトで使うことができます。
フィスココインの発行枚数は5,000万枚とビットコインに比べると2倍以上ありますが、独自トークンと比べると少なめです。
- ビットコイン:2,100万枚
- ネクスコイン:2,000万枚
- フィスココイン:5,000万枚
- Zaifトークン:90億枚
- カイカコイン:3億枚
追加発行は予定していなく発行枚数も少ないなため、使い道が広がり利用価値が上がれば、価格が大きく伸びる可能性があります。
フィスココインはトークンエコノミー(仮想通貨経済圏)を構築するための実験的なものとしても考えられています。
フィスココインの利便性が高まり普及すれば、モノやサービスなどすべてトークンでやり取りできるため、法定通貨(円・ドルなど)を介すことなく、いろんな取引ができるようになります。
このような思想・アイデアもあり、フィスココインは発行されているのです。
どこでフィスココインが購入できる?国内取引所の2か所で売買が可能
現在フィスココインが売買できる国内取引所は、FISCOとZaifのみとなっています。
Zaifの方が取り扱うトークンも多く、FISCOはZaifの取引画面と似ているため、ここでは取引所Zaifでフィスココインを購入する方法について紹介します。
Zaifでフィスココインの購入手順
- 1.Zaifで口座を開設する
- Zaifの公式サイトを開き、無料登録をクリックして、メールアドレスを入力後「登録」を選択します。
登録メールアドレス宛に届いたメール本文内のURLをクリックして、パスワードを設定すれば登録が完了です。登録完了後はアカウントページの「基本情報」で必要情報の入力をしてSMS認証まで済ませます。
その後、本人確認書類の提出をして、ハガキを受け取り本人確認を済ませれば口座開設完了です。 - 2.口座に日本円を入金する
- マイページの「入出金と履歴」から「日本円」を選択し、入金金額を入力して「入金開始」をクリックします。
Zaifの銀行口座が表示されますので、銀行振込をして日本円入金をおこないます。
※銀行振込以外にコンビニ決済入金やペイジー入金も可能です。 - 3.フィスココインの購入
- 「取引」をクリックして「FSCC/JPY」を選択します。
売買注文の板を確認し、気配値をクリックして「数量」を入力、そして「買い注文」ボタンをクリックすれば注文が発生します。
フィスココインの値動きは?一時1FSCC=100円を超えるも下落傾向
フィスココインは、2016年10月に発行されてすぐに値下がりをし、1FSCC=3円前後で推移しました。
チャートは以下のとおりです。
公開から現在までの価格推移を表にしてみました。
日付 | 安値 | 高値 |
---|---|---|
2016/10 公開 | 6 | 25,252 |
2017/6/8 | 19 | 42 |
2017/7/9 | 41 | 86 |
2017/8/31 | 40.3 | 77.4 |
2017/12/19 | 63 | 148 |
2018/1/10 | 82 | 127 |
2018/2/9 | 36.7 | 40.5 |
2018/3/1 | 38 | 39.3 |
チャートと価格推移をみると
2017年6〜7月頃には、フィスココインをはじめ仮想通貨全般が注目され始めたこともあり、1FSCC=80円前後まで高騰をします。
その後、価格が下落するも12月頃に再び高騰します。
このときも、フィスココインだけではなく、ビットコインやイーサリアムなど仮想通貨全般が注目を集めたことで大きく価格上昇し、1FSCC=100円を超えることもありました。
2018年以降は仮想通貨全般、逆風により下落傾向でありフィスココインも下落が続いています。
グループ企業のトークンであるカイカコインやネクスコインと値動きが連動するケースも多いですし、ビットコインのブロックチェーンを利用していますので、ビットコインの値動きとも連動する傾向があります。
Zaifは大手国内取引所の1つで高機能な取引ツールも使用できる
Zaifでは、FISCCをはじめ多くのトークンを売買することが可能です。
取引所としてマルチシグやコールドストレージ対応はしていますが、セキュリティのため自身で二段階認証設定やウォレット管理はするようにしましょう。
手数料 | 取引手数料maker0%、taker0.1%。 日本円入金手数料は「銀行振込」振込み手数料負担。 「コンビニ入金」3万円未満入金:486円、3万円以上入金:594円。 「ペイジー入金」3万円未満入金:486円、3万円以上入金:594円。 日本円出金手数料は50万円未満:350円、50万円以上:756円 |
---|---|
日本円対応力 | 銀行振込・コンビニ入金・ペイジー入金対応 |
独自サービス | FSCCでは特になし |
レバレッジ | 信用取引最大7.77倍、AirFX最大25倍 |
安全性 | マルチシグやコールドストレージ管理。 自身での二段階認証やウォレット管理は必須。 |
スマホアプリ | 画面はシンプルでわかりやすく売買や送受信が可能でプッシュ通知にも対応している。 |
スプレッド | 3〜4%前後(変動有) |
スワップポイント | 最大±0.375% |
サポート力 | 問い合わせフォーム、チャット対応 |
チャート、ツール | TradingViewが使用できる。フィボナッチ・リトレースメントやRSI、MACD、パラボリックSAR、ストキャスティクスなどさまざまなツールを搭載している。 |
フィスココインの将来性は?コインの利便性向上とFISCOの業績・企業価値次第
現在フィスココインは、フィスコグループ内のサイトで商品やサービスを購入する際に使えますが、逆に言えばフィスコグループ内のサイト以外では使うことができません。
そのため、
フィスコグループが大きくなりグループ内でもっと便利に使えるようになる
ことで需要が高まり価値が上昇する可能性が出てきます。
そうして、取り扱う取引所もFISCO・Zaif以外に増えてくることが考えられます。
ただし、フィスココインは株式会社FISCOが発行しているトークンなので、FISCOの業績や信頼に影響を受けやすく、価値が大きく上昇・下落する性質を持っています。FISCOの動向もしっかりと注視するようにしましょう。
FISCOやフィスココインの「これから」に賭けて保有してみては?
フィスココインは、株式会社FISCOがCounterPartyを利用して発行している独自トークンであり、フィスコグループ内で使用できます。
国内取引所ではFISCOとZaifで売買が可能で、利便性の拡充やフィスコグループの拡大・発展によっては、今後価値の上昇が見込める通貨です。
国内の上場企業の中では初の試みであり、独自トークンがどのように発展するのか?トークンエコノミーは構築できるのか?など、注目されています。
フィスココインの「これから」に賭けて、価格が安い今のうちに保有しておくのもいいでしょう。ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。