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リップルにはグーグルやSBIが出資し、メガバンクも活用を表明している

2017年12月28日

リップルはビットコイン、イーサリアムに次ぐ仮想通貨界第三位の実力をもつ仮想通貨です。
仮想通貨と言ってもリップルは本来、国際的な決済や送金を瞬時に直接行うためのシステムであり、XRPという通貨単位はその際の手数料やブリッジ通貨として利用されるものです。他の仮想通貨と全く違う特徴をもつリップルですが、中央管理者がいるという点でも特徴的です。

リップルの決済・送金システムには価値のインターネット化という想いが込められており、そこに共感したグーグルが出資するなど注目を集めています。

リップルとはそもそもどんな仮想通貨なの?中央管理者がいて利用目的が明確

リップルはとても大きな注目を集めている仮想通貨です。
ですがリップルがどのような特徴を持っているかというと、実はよく分かっていない人も多いのではないでしょうか。
リップルの特徴を

  • 中央管理者がいる
  • 利用目的が明確

この2点からまとめておきましょう。

リップルはリップル・ラボが運営している送金システム

リップルは2004年にカナダのRyan Fugger氏らによって開発されました。その後リップル社を設立しています。
現在はクリス・ラーセン氏がCEOを務めるリップル・ラボによって運営されています。リップルは分散型技術を利用した決済・送金システムのことで、グーグルや名だたるベンチャーキャピタルが出資しています。

リップルは他の仮想通貨と違って明確な運営元が存在し、そのシステムや取引を保証しています。
価値のインターネット化」を理念に掲げ、リップルネットワークという決済・送金システムを運営しているのがリップル・ラボなのです。リップルネットワークの目的は国際送金を安価に高速で行うことです。

これまでの国際送金には為替手数料が高額であることや送金に時間がかかるなどの問題がありました。これらの問題の解決のためにリップルは開発されています。そのため、世界のメガバンク6行がリップルの技術を採用することを決定しています。

リップルは送金手数料や為替の仲介通貨として使われ即時決済が可能

リップルの最大の特徴はその利用目的です。
ビットコインなどの仮想通貨はモノやサービスを購入する手段として使われる決済通貨です。ですが、リップルは決済のために使われるものではなく、リップルネットワークを利用した送金の手数料や、両替の際の仲介通貨としてのみ利用されます。

リップルネットワークを利用した送金は銀行を介在しないため、従来の手数料は必要ありません。
その代わりにXPRというリップルの仮想通貨を手数料として支払います。また、日本からアメリカに送金する場合、銀行で送金すると円を米ドルに両替する為替手数料がかかっていました。
リップルではこれを

円→リップル
リップル→米ドル

と両替することで為替手数料を低く抑えることも可能です。銀行を使った送金に比べて「格安の送金手数料」を実現しているのがリップルなのです。

ブリッジ通貨としての仮想通貨を使うことはビットコインなど他の仮想通貨でもできます。しかし、リップルはその決済にかかる時間を数秒に縮めることで「即時決済」が可能になっています。

リップルでの取引承認システムはコンセンサスシステムを採用している

リップルでの取引情報の承認はコンセンサスシステムを採用しています。
ビットコインではPoWが利用され、その他にもPoSなどの方法があります。PoWでは計算量に応じて承認者が決められ、報酬が与えられます。
PoSでは所有している仮想通貨量に応じて承認の権利が与えられ報酬がもらえます。この時に報酬を得る行為をマイニングといいます。

リップルではマイニングはできません。リップルでは独自に開発したコンセンサスシステムで承認作業をするのです。
リップルのコンセンサスシステムでは特定の承認者によって合意が形成されます。合意が形成された時点で承認されたことになり、情報が記録されます。

特定の承認者のことをValidatorと呼び、結託して悪意ある行為をしないことなどが条件で選ばれるようです。
コンセンサスシステムの特徴は計算を必要としない点です。ビットコインでは計算量が膨大であるため、承認時間の長大化や消費電力などの問題点も指摘されていました。リップルのコンセンサスシステムでは承認作業は5~10秒で完了します。

リップルは世界のメガバンク7行が採用を決定した国際送金システム

リップルが注目を集めている最大の理由は国際送金が格安の手数料で瞬時に行えるからです。
世界のメガバンク7銀行が採用を決定し、2018年からはリップルネットワークを利用した送金が実際に始まります。
その中で日本の銀行も動きだしています。

世界のメガバンク 日本の銀行
・サンタンデール銀行(Banco Santander S.A.)
・ウニクレディト銀行(UniCredit S.p.A.)
・スイス・ユニオン銀行(Union Bank of Switzerland)
・Reise Bank
・NBAD(アブダビ国立銀行)
・CIBC(カナダ帝国商業銀行)
・ATB Financial
・三菱東京UFJ銀行
・SBI Remit(SBIグループ)
・みずほ銀行

リップルがこのように注目を集めているのはなぜなのでしょうか。

リップルを利用するメリットは国際送金がスピーディかつ格安になること

リップルを利用するメリットは国際送金が瞬時にそして手数料もほぼゼロで可能になることです。
国際送金にかかる手数料や時間の長さは金融業界全体で問題視されていました。リップルを利用することでこれらの問題を解決できるため一種の革命とも言えます。

リップルネットワークにはゲートウェイと呼ばれる銀行のようなシステムが必要

リップルネットワークを利用して決済・送金するためにはゲートウェイと呼ばれる銀行のようなシステムが必要になります。
実際の送金時にはゲートウェイに現金を支払い、ゲートウェイから借用書であるIOUを受け取り、IOUを相手とやり取りすることになります。現金ではなくIOUというデータをやり取りするので即時の決済が可能になるのです。

さてこの場合、ゲートウェイには銀行と同じように信用が求められます。このゲートウェイはリップルネットワークでは銀行のような役割をしています。今後は銀行が実際にリップルネットワークのゲートウェイの役割を果たすのではないかと言われています。

リップルへの注目度や期待度は高いが、流通量はまだまだ少ない

リップルの発行数は1,000億枚ですでにすべてのリップルが発行されています。リップルは取引の度に手数料として支払われ消失していきます。その点でも他の仮想通貨とは異なります。
現在リップルの流通量は約400億枚と発行されているリップルに対して4割ほどしかありません。残りはリップル社が保有しているのが現状です。そのため、リップル社がリップルの価値をコントロールするのではないか、という懸念もありました。

しかしリップル社はマーケットの健全性を保つために約600億リップルのうち、550億リップルをロックアップすると発表し暴落の可能性を否定しました。

リップルの現在の価値とこれまでの値動きから今後の伸びを予想する

リップルはこれまでどのような値動きをしてきたのでしょうか。ブリッジ通貨としての役割を持つリップルは価格が上がる可能性は低いだろうとい意見もありましたが、2017年に100倍もの伸びを見せ、一気に注目されるようになりました。

仮想通貨の時価総額ランキングベスト3にも入っているリップル

現在1,000種類以上あると言われている仮想通貨の中でもビットコイン、イーサリアムは断トツです。
ベスト3は入れ替わりながら推移していますが、リップルがベスト3に入ることは珍しくありません。そんなリップルも2017年5月から一気に値を上げてきている仮想通貨で、リップル長者という言葉も生まれたほどにリップルの値上がりは劇的でした。

リップルの2014年から2017年にかけての値動きを振り返っておきましょう

リップルは2014年1月、2015年1月に高値を付けましたがそれ以降安値で推移しています。2016年にはほとんど値動きはありませんでした。
2017年3月ごろは0.6円という安値だったのですが、東京三菱UFJ銀行がリップルの採用を発表すると一気に4.2円まで上がりました。

2017年5月になるとロックアップの発表もあり、さらに値上がり50円もの高値を付けました。今後2018年に実際に運用が始まった時にはさらに注目を集め値上がることが予想されています。また、2014年、2015年の1月には値上がりしているため、2018年の1月にも値上がりする可能性があります。

リップルを取引するならココがオススメ

リップルを取り扱う国内仮想通貨取引所はまだまだ少ないのが現状です。
そのため、リップルに対応した独自サービスなども決して充実しているとは言えません。しかし、これからリップルが注目され広く普及すれば、もっと多くの取引所が取り扱い、さまざまなサービスが提供される可能性があります。

ここでは、リップルを取り扱うcoinchekやGNOコイン、BitTradeの手数料やセキュリティ、取引ツールなどの特徴について見ていきましょう。

coincheckは国内大手取引所であり多くの独自サービスや取引ツールが人気

coincheckはリップルやビットコイン、イーサリアムなど、非常に多くの通貨を取り扱う国内大手取引所であり、リップルも早い段階から扱っています。

マルチシグネチャやコールドウォレット、二段階認証、分別管理などのセキュリティを施すだけでなく、万一二段階認証をしていて不正ログインによるなりすまし被害に遭った場合は、最大100万円の補償を受けられるサービスも提供しているため安心して取引ができます。

スマホアプリは非常にシンプルで使いやすいですし、coinchecktradeviewも便利です。
そして、通貨を保有しているだけであれば、coincheckに貸し出して年率最大5%の利用料を受け取れるcoinecheck Lendingなどもあります。

また、coincheckと言えば多くの独自サービスでも人気ですが、「coincheckでんき」「ビットコイン寄付」などが、ビットコインのみでリップルは対応していません。ただし、今後リップルが今以上に昇進するようになれば、この手のサービスでも使えるようになるかもしれません。
coincheckのスプレッドはやや高めですので、その点には十分注意が必要です。

手数料 Taker手数料0%、Maker手数料0%
銀行振込手数料無料(振込手数料は自己負担)
日本円出金手数料400円
日本円対応力 銀行振込、コンビニ入金、クイック入金に対応。
コンビニ入金・クイック入金手数料は、3万円未満の場合756円
3万円以上50万円未満の場合1,000円
50万円以上の場合入金金額×0.108%+486円。
独自サービス 不正ログインによるなりすまし被害に遭った場合は1回最大100万円補償の「仮想通貨盗難補償サービス」
保有している通貨をcoincheckへ一定期間貸し出し利用料を得る「coincheck貸仮想通貨サービス」などを提供している。
レバレッジ リップルのレバレッジ取引はなし
安全性 二段階認証やコールドウォレット、SSL暗号化通信、マルチシグネチャ、アカウントロック、分別管理など。
スマホアプリ 指紋認証でアンロックでき、リップルも含め多くのアルトコインに対応している
ローソク足・線チャートの確認も可能。シンプルで使いやすいとも評判。
スプレッド 3〜4%前後(変動あり)
スワップポイント リップルはなし
サポート力 FAQ、問合せフォーム、電話など。
チャート、ツール 「coinchecktradeview」を使用。
現物・レバレッジ・信用取引ができ、coincheckの全取引や情報、チャートをひと目で確認ができます。
1分足〜日足まで切り替えが可能です。また、リップルは販売所形式で売買ができます。

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GMOコインは手数料無料!セキュリティも堅牢で初心者も安心

GMOコインは東証一部上場のGMOインターネットグループが運営する仮想通貨販売所です。
グループ内にはGMOクリック証券FXneoなどもあり、金融サービス提供ノウハウを活かして運営しています。
2017年11月よりリップルの取り扱いも始め、ビットコインやイーサリアム、ビットコインキャッシュなども売買できます。

GMOコインでは、リップルなど仮想通貨の取引手数料が無料となっています。
また、日本円出金手数料や即時入金手数料も無料であり、スプレッド以外のコストを気にせず取引することが可能です。

取引所ではなく販売所形式をとっているため、取引所のように実際に約定した価格が思っているよりも高い価格になることがなく、提示されている価格で売買を成立させることができます。2Wayプライス方式なので、価格もシンプルでわかりやすいため、初心者の方でも安心です。

手数料 取引手数料無料、日本円出金手数料無料。
日本円対応力 銀行振込、コンビニ入金、クイック入金、ペイジー入金に対応。即時入金手数料無料。
独自サービス 6秒間のレート確保時間など。
レバレッジ リップルのレバレッジ取引はなし。
安全性 預託された資産の分別管理、マルチシグネチャ、コールドストレージ、二段階認証、三井住友海上火災保険株式会社と連携しサイバー攻撃対策も実施。
GMOインターネットグループが運営。
スマホアプリ 現時点でリップルをはじめとしたアルトコインに対応していません。
スプレッド 現物3,000円など
スワップポイント リップルはなし
サポート力 Facebook、Twitter、公式サイト、知っトク!お役立ち仮想通貨講座などで情報を提供
チャート、ツール IFDやOCO、IFD-OCO注文なども可能で、一目均衡表やボリンジャーバンド、MACDなど多くのテクニカル指標を搭載。画面も見やすいが「ビットレ君」はビットコインのみ対応。

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BitTradeはBitGoと提携した堅牢なセキュリティ環境、TradingViewも利用できる

MT4を取り扱っていることやゴールデンウェイ・ジャパンのグループが運営していることでも注目されている取引所のBitTrade。
セキュリティ専門企業のBitGoと提携していて、コールドウォレットやマルチシグネチャ、二段階認証、ホットウォレットなど安心して取引ができる環境となっています。

スマホアプリはないですが、ブラウザ上で動作できる専用の取引ツールが用意されており、使い勝手も悪くありません。また、MT4でも有名ですが、テクニカル指標が充実していて使いやすいTradeingViewが採用されているため本格的な分析が可能です。

現時点では目立った独自サービスはありませんが、これからアルトコインにも対応したさまざまなサービスが出てくるかもしれません。

手数料 Taker手数料0.45%、Maker手数料0.25%、日本円出金手数料648円。
日本円対応力 銀行振込。銀行入金手数料は自己負担。
独自サービス 特に目立つ独自サービスは今のところありません。
レバレッジ リップルのレバレッジ取引はなし。
安全性 コールドウォレット、ホットウォレット、二段階認証、マルチシグネチャなど。
セキュリティ専門企業のBitGoとも提携。
ゴールデンウェイ・ジャパンのグループ会社が運営。
スマホアプリ アプリはないですが、ブラウザ上で動作できるスマホ向け取引ツールがあり、見やすく一通りの確認・取引ができます。
スプレッド 0.21円
スワップポイント リップルはなし。
サポート力 LINEで情報提供やサポートもしてくれます。
チャート、ツール 「TradingView」が使用できます。
100種類以上のテクニカル指標が搭載されていて直感的に操作できる画面が特徴です。
ブラウザベースなので動作も軽くどこからでもアクセスできます。

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リップルは銀行の送金システムとしての将来性が非常に有望視される

リップルネットワークによる即時、格安送金のシステムは金融業界で長らく課題とされてきたものを解決する非常に有効なシステムです。
そのことはすでに世界中のメガバンクが採用を決定していることからも分かります。

リップルは決済・送金システムとしては非常に有望でさらに普及が進む

リップルの決済・送金システムは国際取引においてなくてはならないものになっていくことが予想されます。
高くて時間がかかる従来の送金システムをこのまま使い続けていく理由がないからです。リップルネットワークに参加しない銀行からは客が離れていくでしょう。そのため、銀行にとってリップルネットワークに参加しないことの方がリスクになりえます。

2018年に実用試験が行われ、安全性や利便性が確認されれば間違いなく普及していくシステムと言えるでしょう。

仮想通貨としてのリップル(XRP)は今後も値上がりするのだろうか

リップルネットワークは今後ますます普及していくことが予想されますが、仮想通貨のXRPはどうでしょうか。
XRPはリップルネットワークに参加するために必要な仮想通貨ですので、利用者が増えれば大量のXRPが必要とされるため価格が上昇することもありえます。

ただ、現在流通しているXRPの量と同じだけの量をリップル社が保有しており、ロックアップによって市場には小出しにしか流通させません。
また、XRPはリップルネットワークを利用するたびに失われていくため、需給バランスが崩れた時のリスクは考えておかなければいけません。

2018年から国際決済・送金システムのリップルは本格運用される

リップルは送金が瞬時にそして格安の手数料で行える革命的な決済システムとも言えます。
仮想通貨の中でも珍しい特徴を持ち、2018年には大手銀行などで本格運用されます。本格運用が始まった時にどのような結果になるのか楽しみな面、問題点が発見される可能性もあります。今後もリップルに関する情報には注目したいですね。

数ある仮想通貨の中でも世界的に広く使われている仮想通貨はほとんどありません。
使えたとしても利用場面が限られているものがほとんどです。そんな中でリップルが世界のメガバンクによってどのように利用されるのでしょうか。仮想通貨全体の普及につながるような結果になることを期待しています。

著者情報
オールマイティなトレーダーを目指して日々奮闘中 投資で5000万円貯める事が目標。 基本ビビりなので日々可愛い利益をコツコツ貯めています。

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