- FinTech(フィンテック)
- 仮想通貨・暗号通貨
- OmiseGO(オミセゴー)の特徴、購入の仕方から将来性までを徹底解説
当サイトには広告・プロモーションが含まれています。
当サイトでは、複数企業と提携し情報を提供する広告収益モデルで運営しています。 当サイトを経由しサービスや商品のお申込みが発生した場合、各企業から報酬を受け取る場合がございます。東南アジアから広がる、実用性を主目的にした仮想通貨
仮想通貨が投資対象となって定着しようとしている現在、主要銘柄であるビットコインだけでなく、その他の銘柄となるアルトコインにも注目が集まっています。
投資対象としても人気ですし、開発者としての莫大な利益を狙って、自身(あるいは企業)が新しいアルトコインを世に送り出そうとしています。
そんな中、2017年6月に資金調達(いわゆるICO)を終えて世に送り出された新銘柄があります。
「OmiseGO(オミセゴー)」と呼ばれる銘柄です。現状(2018年1月時点)は日本国内の取引所で扱いはありませんが、日本の製造業やビジネスマンが注目する東南アジアの決済サービスの利用に特化した仮想通貨で、日本人投資家も目が離せない銘柄になります。
ここではそんなOmiseGOがどんな仮想通貨であり、いち早く取り引きを始めるにはどうすればいいかを調べてみました。
目次
OmiseGOとは一体どんな仮想通貨?
OmiseGOはどんな銘柄なのか、まずは簡単な概要から見ていきましょう。
OmiseGO(オミセゴー) | |
---|---|
通貨略号 | OMG |
発行日(取引開始日) | 2017年6月23日 |
発行枚数(発行上限) | 140,245,398 OMG |
OmiseGOは東南アジア諸国など数ヶ国に拠点を置く企業「Omise Holdings Pte. Ltd.」(通称はOmise)が運営しており、日本人創業者が2013年に立ち上げたばかりの若い体質の企業と言えます。
日本と東南アジアの決済がよりスムーズに行くことを目的としている仮想通貨ですので、実生活やビジネス上で、投資対象としてよりも実用目的の側面が強い銘柄です。
東南アジアは全体的に景気が上向いており、各国へ日本の企業が多数進出しています。
そのときに決済に利用できる仮想通貨は非常に理に適ったものであり、OmiseGOは今後も注目されることでしょう。
東南アジアで注目を浴びているOmiseGOの特徴を紹介
OmiseGOが注目される特徴を挙げていきます。
OmiseGOは今後投資対象としても伸びるはずですが、なによりも実際に商品やサービスの売買における決済で利用しやすいという点が強みになります。
では、そこには具体的にどんな魅力があるのかを見ていきたいところですね。
イーサリアムベースの通貨
OmiseGOは配布当初はアルトコインのトップ銘柄であるイーサリアム保有者へエアドロップされています。
エアドロップは投資家などがすでに保有している仮想通貨銘柄に対し、定められたパーセンテージの新銘柄を無料で引き渡すことです。OmiseGOはイーサリアム保有者に対し一定数が配布され、すでにそれは完了しています。
OmiseGOがイーサリアムと関わりがあるのは、OmiseGOのアドバイザーにイーサリアムの開発者が名を連ねていることから一目瞭然です。
すでに成功した銘柄のシステムをベースに開発され、開発者もバックにいるという点で、OmiseGOはとても信頼性の高い銘柄であるということもまた大きな特徴になります。
国は関係なく法定通貨と仮想通貨を自由に使える。決済サービスに特化した仮想通貨
OmiseGOの最大の特徴が決済サービスに特化しているところです。
しかも、東南アジアというマーケットで展開され、日本の企業家たちも見て見ぬふりのできない存在になっています。
海外送金が困難な企業だってありますし、個人送金の場合は時間もかかって為替リスクや金利の問題も発生します。そんなときにOmiseGOを利用することで素早い送受金が可能になり、企業間の経済活動も活発化します。
東南アジアはスマートフォンの普及率が高いので、クレジットカードを取得できない中・低所得層もOmiseGOを利用できるようになり、消費活動も促進されます。
OmiseGOはそんな日本と東南アジアの経済を根底から変えるパワーを秘めているのです。
OmiseGOのホワイトラベルウォレットSDK
そんなOmiseGOですが、実用に合わせるためのセキュリティーも万全です。
アルトコインの一番人気銘柄イーサリアムをベースにしたフィンテックを採用しており、そのネットワークは堅牢です。
ホワイトラベルウォレットSDK(Software Development Kit)はそんなOmiseGOのネットワークから様々なサービスに横断的に接続できる柔軟性があり、まるで法定通貨のように自由にOmiseGOを市場で利用できるようになっています。
これがOmiseGOが決済サービスに向いた要因でもあります。
そういった点でOmiseGOはイーサリアムとの関係性を持ちながらも、より実用性に特化した特徴を打ち出しているのです。
気になるOmiseGOの購入方法とは
さて、そんなOmiseGOですが、開発時のトークンはすべてイーサリアム保有者などに配布済みになっています。
ですので、新たにOmiseGOを手に入れたい場合は取引所で購入するしか方法はありません。
ただ、日本の仮想通貨取引所はまだOmiseGOを扱っていないので、海外の取引所で口座開設をする必要があります。
この場合、日本の法律が適用されないのでややリスクがありますが、いずれにせよ東南アジアで利用する場合には海外との関わりが出てきますので、OmiseGOのために口座開設をしても損はないでしょう。
では、ここでは世界最大と言われるアルトコイン取引所「POLONIEX(ポロニエックス)」を例にアカウント登録の仕方などを紹介します。
POLONIEX(ポロニエックス)アカウント登録方法
- 1:POLONIEXのアカウントの登録(レベル1への登録)
- POLONIEXの口座開設は海外取引所なので英語サイトにはなりますが、まずは日本の取引所同様にPOLONIEXのウェブサイトにアクセスします。そして、レベル1のアカウントを開設しましょう。このレベル1のアカウントは認証されると1日2000米ドルまでの出金が可能なアカウントになります。
POLONIEXのサイトにアクセスするとトップ画面に「Create Your Account」というボタンがみつかります。アカウント作成という意味ですので、このボタンをクリックすればアカウント作成が可能になります。
ボタンクリックで出てきた画面で基本情報を入力します。といっても、口座名義人の名前と国籍、メールアドレスやパスワードを入れるだけですので、日本の仮想通貨取引所と大差ありません。
最後に「Create Account」というボタンをクリックすれば、登録したメールアドレスに最終確認のURLが届くので、アクセスしてログインして登録完了です。 - 2:より大きな取引ができるレベル2のアカウントにアップグレードをする
- 次に、もっと大きな売買をしたい場合はレベル2へアップグレードします。そうすると1日25000米ドルの出金が可能になりますので、大きな取引をしたい投資家は必須です。
この場合には住所や郵便番号、電話番号、生年月日、免許証もしくはパスポート番号などの本人確認書類(写真つきものも)が必要になります。
アップグレードは一度レベル1でログインし、サイト右上のメニューにある「My Profile」から行います。レベル2への登録(認証)には多少時間がかかる場合もあるので、早めに申し込むことをお勧めします。 - 3:セキュリティー向上のために2段階認証を設定する
- アカウント作成と同時にやっておきたいのがセキュリティー向上の施策です。POLONIEXではグーグルのアプリを使った2段階認証がお勧めです。この施策を有効化することは、海外の取引所というリスクに対して必須と言っても過言ではありません。ハッキング被害やパスワード流出を未然に防げるからです。
2段階認証の設定は簡単で、事前にグーグルの2段階認証アプリをインストール。そして、POLONIEXにログインしたときのメニューから「TWO-FACTOR AUTHENTICATION」を選択し、登録メールアドレスとパスワードを入力。あとは、グーグル二段階認証アプリを開き、QRコードから導き出せる6桁の数字をCode欄に入力、バーコード下の「16-disit key」という16桁のキーを保存してから「※I have backed up my 16-dist key」にチェックマーク。
最後に「Enable 2FA」ボタンを押すだけです。
トータル安定しているOmiseGOの値動き、価格推移について
OmiseGOは2017年6月にトークンが配布され、同年7月14日には上場を果たしています。
ICO価格では0.2738米ドルだったOmiseGOは上場後どのような値動きを辿ってきたのか、ざっと振り返ってみましょう。
まず、上場直後のOmiseGOは一気に値下がりが起こっています。
ですが、これはなんら心配される値動きではありません。現在の仮想通貨市場では新規開発された銘柄がICOの絡みで配布され、上場されると一気に売りに出されるからです。
投機を目的にICOに参加している投資家も多いですから、彼らが売ると市場でだぶついて値が下がるわけです。
その後は順調に値上がりが続いています。2017年9月で1200円台になり、2018年1月下旬時点では1700円前後になっています。日々の変動幅は大きく、日によってかなり値が違っていますが、OmiseGOは大きな裏付けがあってトータル的には安定した価格を保っているようです。
OmiseGOと日本円の価格推移を表にまとめました。
日付 | 高値 | 安値 |
---|---|---|
2017/07 | 179 | 35 |
2017/08 | 1,344 | 123 |
2017/09 | 1,566 | 693 |
2017/10 | 1,141 | 762 |
2017/11 | 1,131 | 629 |
2017/12 | 2,620 | 841 |
2018/01 | 3,472 | 1,387 |
その安定した裏付けとは、タイの中央銀行との対談があり、タイ金融庁に採用されたというニュースや、タイのマクドナルドでも採用されたことなどのニュースで、確実に実用性がアップしたと見られます。
現在タイは東南アジア諸国の中でも経済的に発展し、近隣諸国に大きな影響を与える立場にあるため、タイから各国にも波及していく可能性が高いのです。
もちろん金融投資に絶対はありませんからなんとも言えませんが、OmiseGOはかなり手堅い発展をしているように見受けられます。
今後もそれに沿った値動きがされるのではないでしょうか。
OmiseGOを取引するならこの取引所がオススメ
OmiseGOを取引するには海外の取引所が必須ですが、ではどんなところがOmiseGOに向いているのでしょうか。ここではお勧めのOmiseGOを扱う取引所を紹介します。世界的に利用者が多い、マンモス取引所である「BINANCE(バイナンス)」です。
BINANCE(バイナンス)は世界最大とも言える仮想通貨取引所
OmiseGOを扱うお勧めの海外取引所の筆頭にあげられるのが「BINANCE(バイナンス)」です。
BINANCEがお勧めのなのは、仮想通貨の取扱銘柄が実に90種類にもおよぶ点です。日本の取引所ですと多くても10種類ちょっとでしょうか。それが100に近い銘柄を扱うので、海外取引所のダイナミックさを感じずにはいられません。
サイトも英語だけでなくいろいろな国の言語を扱っており、国際的な取引所であることが窺えます(残念ながら2018年1月時点では日本語はありませんでした)。
これだけ人気ですので、たびたびアカウント作成が凍結され、口座開設ができないこともしばしばです。そういった場合でも数日もしないうちに解除になるのですが、何度か凍結があったので、なる早でアカウントを作っておきたいところです。
手数料 | 0.1%ほどかかるが、海外の取引所の中では格安の部類 |
---|---|
日本円対応力 | 2018年1月現在、日本語対応はPC版のみで、それもグーグル翻訳を利用した上で日本語化される |
独自サービス | 独自トークンで手数料がさらに安くなる。またハードフォーク時は基本的にすべて入手可能とされるが、OmiseGOは配布済みで関係ない |
レバレッジ取引 | 現物取引のみのため、レバレッジは未対応 |
安全性 | 海外取引所のため、すでに用意される対策は問題ないにしてもハッカーの攻撃に不安あり。また、トラブルの際に日本の法が及ばないので対処が大変 |
スマホアプリ | 海外アプリなので日本語化が現状でされていない |
スプレッド | 独自トークンの利用などで手数料が抑えられるため、スプレッドもある程度吸収できる |
スワップポイント | 1日以上の保有でも手数料が無料設定になっている |
サポート力 | サイトの日本語も曖昧であり、日本支店もまだ設立されていないようで、日本人投資家が求めるサポート力には欠けると見る |
チャート、ツール | 初心者向けのベーシック、中級者以上のアドバンスなどがある |
OmiseGOの将来性を解説
日本人投資家が仮想通貨への投資で気にする点はその銘柄の将来性ではないでしょうか。
OmiseGOの場合、その環境はどんな未来をもたらすのでしょう。ここでは決済シービスに特化した銘柄OmiseGOの将来性について、大きなポイントをまとめて見ました。
金融を利用できない人たちのための決済方法として
OmiseGOはタイを中心とした東南アジアで利用される、あるいはこれから利用されていく仮想通貨です。
東南アジアは日本にとっても魅力のある投資先であり、今後、企業間や従業員の消費活動などでOmiseGOが活躍します。
東南アジアは現在経済的に急成長を続けています。
ですが、インフラなどは未整備な部分も多く、またクレジットカードや信用決済などが困難な人あるいは企業も多いのが現実です。しかし、世のスピードを鑑みると、その国だけに留まった事業を展開することは最早困難で、小さな企業であっても世界へと進出する、あるいは東南アジアへやってくる外国企業とビジネスを行う必要があります。
そんなときに、信用審査に引っかかってしまうような人でもOmiseGOを使うことで国際的なビジネスが展開できるなどのメリットが出てきます。
ですので、OmiseGOはしっかりとした地位を築くことができれば、間違いなく将来もっと利用されることになり、その価値は上がることでしょう。
企業や国から信頼を得ている
OmiseGOは東南アジアでしっかりした地位を築くことができるのか。
その点ではまずタイにおいて金融庁が決済サービスに採用を認めていることや、タイのマクドナルドがサービスに組み込むこと、タイの携帯キャリアでも利用できるようになるなど、進出は着実に進んでいます。
スマートフォンの普及率もタイは高いですから、すでに様々な電子マネーが一般人の生活に浸透し始めています。そのため、OmiseGOがタイ国内で普及するのは時間の問題です。
そんなタイは東南アジアでもイニシアチブを取る経済的に発展した国になっています。
タイ国内で普及すれば、自然と東南アジア各国でも利用されるようになるでしょう。この点でもOmiseGOは東南アジアにおいて将来性が高い仮想通貨の銘柄になります。
それから、OmiseGOは日本のSBIホールディングスやSMBCといった大企業も出資者として名を連ねています。ですので、バックもしっかりしている点で安心感があります。
インフラネットワークが開発、整備されている
OmiseGOはアドバイザーにイーサリアムの開発者がいるなど、システム自体に信頼性があります。
また、法定通貨と同じように利用できることを目的とする決済サービスに特化した仮想通貨ですので、様々なサービスに横断的に接続できるなど、ネットワークもしっかりと構築された状態でリリースされています。
現状、日本の仮想通貨取引所が扱っていない点だけがデメリットですが、OmiseGOはセキュリティーも含めて非常に扱いやすくて将来性が高いと言えます。
東南アジアでも浸透を始めているOmiseGO
浸透し始めているとは言っても、東南アジア自体で仮想通貨売買が発展していません。
ですので、現状は2000円に満たないレートで推移している状態ですが、これが爆発的に利用者が増えていけば、1単位あたりのレートはどんどん上がっていき、決済サービスだけでなく、トレーダーにとっても魅力のある銘柄になっていくと考えられています。
本質としては決済サービスとして利用され、東南アジアの信用審査になかなか通らない人がOmiseGOを使うことで国際的なビジネスに参入でき、OmiseGOそのものだけでなくアジア全域の経済・流通世界が発展していきます。
OmiseGOはただの仮想通貨ではなく、新しい法定通貨としての存在感も秘めている点でほかの銘柄と一線を画し、これまでのアルトコインとは違った地位を築くはずです。
そうなれば今後OmiseGOの需要は確実に上がり、実用性としても、投資対象としても魅力ある銘柄になることでしょう。