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- アルトコインは円建てとBTC建てどちらがいいのか?その違いも解説
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アルトコインをビットコイン建ての価格でみたことはありますか?
アルトコインを「○○円」のように円建てでみている方もいるかと思います。
しかし、実は円建てでみるよりも、ビットコイン建ての価格で見た方がいいのです。
では、なぜアルトコインをビットコイン建ての価格でみたほうがいいのでしょうか?
今回は「そもそも円建て・ビットコイン建てって何?」というところからわかりやすく解説したいと思います。
目次
アルトコインの円建てとビットコイン建ては何が違うのか?
「円建て」と「ビットコイン建て」の違いは
アルトコインを
- 円の価格でみるか
- ビットコインの価格でみるか
です。ここではややこしいので、あるアルトコインをイーサリアムと仮定してみていきましょう。
もちろん、イーサリアム以外のアルトコインでも計算式は当てはまります。取引をされている方はぜひ参考にしてみてください。
イーサリアムを使って円で見るか、ビットコインでみるか
例えば、1BTC(ビットコイン)が100万円だとします。この時に1ETH(イーサリアム)の価格が10万円だったとしましょう。
通貨ペアとしてあらわすと
BTC/円=1,000,000円
ETH/円=100,000円
となります。では、1ETHは何BTCになるのでしょうか?
つまり、ETH/BTC=0.1BTCになります。1ETHは1BTCの1/10の価格ということです。
数学が苦手な人は少し混乱してしまったかもしれません。まとめると、円建てでみたとき1ETHは10万円。ビットコイン建てでみると1ETHは0.1BTCになります。
このようにして、同じ1ETHでも円でみるのか、ビットコインでみるのかで価格が違うのがおわかりになったと思います。
アルトコインの円建て価格はビットコインに左右されることとその理由
アルトコインの円建て価格はビットコインの価格に左右されます。
理由は単純で、アルトコインの円建て価格はビットコインの価格を基準に計算されているからです。
なぜ、ビットコインを基準に計算されているのかというと、ビットコインの取引量が一番多く、基軸通貨となっているためです。
基軸通貨とは取引の際に、使われる通貨のことです。国内・海外問わず、送金の際はビットコインが使われるのが基本になっています。
先ほどの例と同じくBTC・ETH・円でもう少し詳しくみていきましょう。
例えばある時に
BTC/円が100万円→200万円の2倍になったとします。この時に、ETH/BTCの価格は0.1BTCのままで変わりません。さて、ETH/円はいくらでしょうか?
計算は先ほどの例の逆です。
ETH/円は20万円。つまり、ETH/円も2倍の価格になるのです。
仮想通貨を取引するときは通貨単体ではなく、円をクロスした通貨ペアとして考えるために起こる現象です。
通貨単体の価値は変わらなくとも、もう一方の通貨が急激に上昇/下降すると円で換金する際の価格は、急激に動いた通貨の価格に連動して動くことになります。
わかりづらい人は「ビットコインの価格につられてイーサリアム/円の価格も上昇(下降)する」とだけ覚えておけば問題ありません。
円建てとビットコイン建てどちらがみたほうがいいのか?
結局、アルトコインは円建てとビットコイン建てどちらでみたほうがいいのでしょうか?
冒頭でも述べたとおり、答えは「ビットコイン建てでみたほうがいい」です。
その理由はビットコインが基軸通貨となっているため、アルトコインの価格はビットコインの価格につられて動くからです。
「今日の1ETHは0.1BTCだな」という風にチェックできることが理想です。最初はわかりづらいかもしれませんが、毎日みていたらすぐ慣れると思います。
しかし、それでも、円でみていたほうが体感としてわかりやすいでしょう。最後はそんな方のためにいくつか方法をご紹介します。
円建ての価格をみるときに心がけておくこととは
円建ての価格(アルトコイン/円)をみるときに心がけておくことはたったの2つです。
2つの心がけ
- ビットコイン/円の価格とアルトコイン/円の価格をチェックする
- たとえば、イーサリアム/円の価格が上昇していたら、ビットコイン/円もみるだけでOKです。それをすることで、ビットコインの上昇につられて動いているのか、またはイーサリアム単体の価格が急上昇しているのかがわかると思います。
- 円建ての価格とビットコイン建ての価格の両方をチェックする
- ビットコイン建ての価格は毎回チェックしなくとも構いません。取引するときは円建てでみて、ビットコイン建ての価格は1日の終わりに日足だけ確認するなどでいいでしょう。
ビットコイン建てで価格をみる、またはビットコイン/円の価格をなぜチェックしなければいけないのか。繰り返しにはなりますが、ビットコインが基軸通貨になっているからです。
例でもありましたが、イーサリアム/円の価格が2倍になっていたとしても、それはただ単にビットコインの価格が上昇していたからという場合もあります。
ビットコインの価格をチェックすることで動いた理由や状況を知ることができるのです。これを知っておくと、何か急激な動きがあった時にも対処できます。
アルトコインを取引するときはビットコインの動向も必ずチェックする
アルトコインは円建てでみるのとビットコイン建てでみるのと2つ見方があります。ぜひビットコイン建てで価格をチェックしましょう。なぜならビットコインは仮想通貨の中で基軸通貨となっているために、動いた理由や状況をしることができるからです。
それでも、ビットコイン建ての価格で毎回チェックするのは疲れるという方は
- アルトコイン/円の価格と同時にビットコイン/円の価格も必ずチェックする
- ビットコイン建ての価格も時間があるときにみてみる
というのがおすすめです。
知らなかった方はぜひチェックしてみてください!!