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- 『100万突破』ビットコインはバブルなのか?それとも飛躍的革新か?
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ビットコインが11/26に1BTC=100万円の節目を一時突破しました。
当初こそ無価値だったビットコインも10万円~80万円と価格を上昇させ、ついには100万突破という偉業を成し遂げました。
一体ビットコインは今後どこまで値上がりするのでしょうか。
果たしてこの値上がりはバブルで、やがて崩壊するのでしょうか。それともビットコインの価値は本物であり、今後も暴落することなく上がり続けるのでしょうか。
目次
ビットコインの値上がりの推移!8月から11月にかけて価格は暴騰!
ビットコインが誕生し、取引されるようになったのは2009年頃からです。その当時は利用者も少なく、ごくごく内輪で取引されていました。ピザ1枚に対して1万ビットコインが支払われたなんて逸話があるほどです。
しかし、ほとんど価値のなかったビットコインも価格が暴騰し、バブルのような勢いで上昇しています。
特に2017年の8月から11月にかけての値動きは非常に驚異的です。8月の時点で30万円台だったビットコインが11月の末までには100万円を突破したのです。
8月の時点でビットコインを10枚300万円で購入した場合、11月の100万突破以降に売れば3000万円で売却できるため2700万円の利益となります。ビットコインがまだ無価値だった頃に、ピザを売って1万ビットコインを手に入れた人などは、もはや億万長者でしょう。
今はビットコインを無価値だと判じることは難しく、ビットコインを軽視していた機関、投資家なども注目し始めています。
その影響力は非常に高く、2018年にはビットコイン関連の先物商品が米ナスダックにて上場する可能性まで出てきました。
広まった理由は簡易な決済、送金方法や送金手数料の低さ
ビットコインはそもそも投機対象ではなく、簡易な決済手段として注目されていました。
特に海外に送金する際などは仮想通貨を使った方がメリットは多かったのです。
- スマホなどで簡単に決済できる
- 手数料が安い
- 行く手間がはぶけるのでスムーズ
などの魅力があります。例えばビットコインを通じて海外送金をする場合と、銀行を介して行う海外送金とでは手数料が段違います。
法定通貨を使用し銀行を介して海外送金を行う場合、日本の銀行に送金を依頼する必要があります。依頼を受けた日本の銀行は、今度は海外の銀行へ送金し初めて海外送金が可能となります。
そのため銀行を介して海外送金を行う場合、日本の銀行と海外の銀行の二箇所に対して手数料を支払う必要があります。
一方、国内から海外にビットコインを送金する手間は非常に少なく、コストもほとんどかかりません。
送金方法は海外の取引所の口座へ送信するだけです。仮想通貨の送金方法はアドレスに向けて送るだけなので、まさにメールを送信するような手軽さで送金ができます。
そういった利便性をきっかけに普及しはじめ、だんだん価値が今のように高くなっていきました。
ささやかれる「バブル」の噂。たった一年で暴騰したビットコインの価値は偽物?
ビットコインが暴騰する度に、様々な人たちが「ビットコインはバブルだ」と囁いています。
バブルといえば、日本の不動産バブルやITバブルなどが有名です。バブルが発生した当時、多くの人たちはその経済的な恩恵を享受したものですが、大抵のバブルは悉く崩壊し、多くの人たちが崩壊に呑み込まれ、損失を被ったものです。
1986年12月から1991年2月までの間に発生した日本の資産価格の急上昇が有名です。この時代、地価が急激に高騰した結果、日本全体の地価はアメリカ全体の地価の4倍にまで膨れ上がったと言われています。
現在、そんなバブルを彷彿とさせる現象が仮想通貨の世界で発生しているのでしょうか。
そしてなぜビットコインの価値はここまで高騰してしまったのでしょう?
急騰した原因は投機目的の資金流入による活発化
ビットコインはもともと中国のチャイナマネーが大量に流れ、価格が高騰したという経緯があります。
しかし中国政府はICOを全面禁止にするばかりか、ビットコインの取引も規制するなどの措置を中国政府は講じていました。
そしてついに9月30日に中国取引所を閉鎖、結果として中国発の大量のビットコイン売りが発生しました。
一時はビットコイン取引の8割は中国で行われていると言われていましたが、一時は下りを見せましたがやがて価値は再浮上。
中国の規制の規制にもかかわらず暴落しなかった理由は意外なことに、大量に購入しているのは日本人だったのです。
現在ビットコイン市場の約6割は日本人が買い支えているようです。
もともと日本人はFXがブームになるなど、投資に対する関心が高い国民気質がありました。
さらに日本は中流階級の人口も多く、個人でも資産を持っている人が多数います。資産を持っている日本人が大量に投機目的でビットコインを購入し、大量のマネーが流れ、それが呼び水となってビットコインの価値を上昇させた可能性が高いのです。
それに加え、ビットコインの急激な価格高騰を受け、欧米などの海外の投資家からのマネーの流入も増えてきています。
2017年12月にはビットコイン先物が上場する予定とのことで、今後は個人投資家のみならず、機関投資家の莫大な投機マネーがビットコインに流れ、さらなる暴騰を引き起こす可能性があります。
バブルは崩壊!?そのシナリオは?
そもそもバブルというのはどこまで上がるとバブル景気であり、どこまで落ちると崩壊になるのかといった明確な定義はありません。あくまでその時の経験則で判断されるもので、あの経済はバブルだったと当時を振り返ることで、初めてバブルだと認知できます。
そのため、現状では本当にバブルかどうかはわかりません。
もしかしたらビットコインはまだ過小評価されている段階で、本当の価値はもっと高いのかもしれません。そうなると、今後も価値は上昇し続けるでしょう。
その一方で、ビットコインの現在の価値は過大評価だと市場から判断された場合、一気に価値が暴落する可能性もあります。いずれにしろ、本当にバブルかどうかは暴落するまで誰にもわからないでしょう。
バブル崩壊、早ければ来年
バブルはいつか崩壊すると言われています。
なにしろビットコインが本当に信頼できるモノかどうか現状のところ誰にもわからないため、いつかは信用が失墜し、崩壊するだろうと多くの投資家や経済学者が予見しています。
来年にビットコイン関連の先物が上場し、機関投資家が仮想通貨市場に参入する可能性が大きいからです。
機関投資家が参入するようになると、今まで以上に巨額のマネーが仮想通貨に投じられるようになります。そうなるとビットコインの価値は今まで以上に暴騰と同時に暴落する可能性もあります。
例えば機関投資家が一斉にビットコインは下落すると判断し大量の売り注文を入れると、それだけで大暴落を引き起こすことでしょう。
現在、ビットコインを購入している人のほとんどが個人です。
個人といっても人によっては大企業並みの資産のある大富豪などもいますが、やはり個人と機関投資家では使えるお金の桁が全く異なります。
2018年はビットコインにとって大きな節目となる年になるでしょう。
ビットコインバブルが崩壊したら起こりうる事
ビットコインは従来の通貨とは全く異なるものです。そのため確実な未来は誰にも予測できないでしょう。
もしかしたら大暴落を起こして価値が無料も同然になるかもしれませんし、反対に価値が暴騰して100万ドルにまで達する恐れがあります。日本円にしたら1億円相当にまで価値が上昇するかもしれません。
もしも今後ビットコインの普及が進み、当たり前のように決済手段として認知されるようになった時、いまさらビットコインを購入したいと思っても、価格が大暴騰した後では購入することは難しいでしょう。
ビットコインのバブルはちょうどハイパーインフレに似ています。
中央銀行の裁量次第でいくらでもマネーサプライを増やせる法定通貨と違い、ビットコインは上限があるため、これ以上増えません。
マネーサプライを増やすことで法定通貨の価値が下がる可能性がある一方で、ビットコインはマネーサプライとは無縁のものです。もしもビットコインの価格上昇がバブルではなくハイパーインフレだった場合、大暴騰はまだまだ続くでしょう。
ビットコインは数ある投資の一つとして
ビットコインはバブルかもしれません。しかし投資は自己責任のため、購入するかどうかは自分の意思で決めないといけません。
もしもビットコインがバブルで、今後暴落するというのであれば、購入しても損する可能性がありますし、ビットコインの価格上場が本物であれば、将来は値上がりした分だけの利益を獲得することができます。
どちらが正解なのか、現状では誰にもわかりません。
ただビットコインを契機に一度投資や経済について勉強すると良いかもしれません。
2013年にキプロスで金融危機が発生した時、多くの国民が預金封鎖を理由に現金を銀行から下ろすことが出来ませんでした。しかし、ビットコインを保有していた人は、仮想通貨経由で現金を入手することが出来ました。
日本でも今後、預金封鎖が起きないと誰が予測できるのでしょうか。
そもそも世界の経済というのは現在、とても不安定です。いつどのような経済危機が発生するかわからない以上、法定通貨しか資産がないという状況は非常に危険です。
安全資産の一つとしてビットコインを購入しておいても良いのかもしれません。