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- オーガーは未来予測を賭けの対象とした仮想通貨!その特徴と将来性を解説
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オーガー(Augur)という仮想通貨サービスをご存知でしょうか。
オーガーは未来予測を賭けの対象として扱うイーサリアムの技術を利用したプラットホームです。オーガー自体は賭けをするためのシステムで、オーガー内でやりとりされる仮想通貨はREPと呼ばれます。
オーガーで賭けをして勝つとREPがもらえ、負けると元金を失うという非常にシンプルなキャンブル的なものです。
もともと「Augur」は占い師という意味の英語で、未来の出来事を予測し予測が当たれば評判という意味のReputationという仮想通貨を受け取れます。占い師の未来予測が上がれば占い師の評判も上がっていくのと同じように、未来を予測することで報酬を得られるのがオーガーです。
目次
Augurが創り出す未来予測市場の概要と特徴
Augurは
- イーサリアムから生まれた未来予測のためのプラットフォーム
- 中央管理者のいない未来予測市場を目指している
という特徴を持っています。ではオーガーで行う未来予測とはどのようなものなのでしょうか。
オーガーはイーサリアムから生まれた未来予測市場のためのプラットホーム
オーガーは2016年10月から運用が開始された人気仮想通貨のひとつ。
仮想通貨イーサリアムから生まれたスマートコントラクトの機能を持つ未来予測市場のための分散型プロトコルです。
簡単に言うと、未来の出来事を賭けの対象とする胴元のいないギャンブル市場を作るために開発されたのがオーガーなのです。
REPを支払って賭け、配当をREPで受け取ることができます。未来予測ですから当たればオッズに応じて配当REPを受け取れますし、外れれば元金REPを失います。
オーガーが提供する未来予測市場とこれまでの未来予測市場の違い
オーガーでは中央管理者のいない未来予測市場を目指しています。
これはどういう意味かというと、誰でも自由に予測の対象となるイベントを提案し、予測市場を作り出せるということです。もちろんそのイベントには誰でも参加できますし、イベントの結果についても正確な判断がなされるような仕組みが設けられています。
これまでの予測市場は権力者や一部の人たち、つまりディーラーや胴元と呼ばれる人たちの恣意的な操作やルール作りによる不公正な運営がなされる可能性もありました。
オーガーは分散型プロトコルを利用することで仲介者を必要としない未来予測市場を実現しています。
また胴元が存在しないため手数料などの運営コストがかからず賭けの還元率が高くなることも特徴です。
オーガーが作り出す未来予測市場は分散型で中央管理者が存在しない公平・公正な市場を実現するものです。そこには2つの特徴があります。2つの特徴とはスマートコントラクトによる自動で分散的な取引、レポーターによる事実認定です。
未来予測市場の2つの特徴
- イーサリアムのスマートコントラクト技術を利用した取引が可能
- オーガーではイーサリアムのスマートコントラクトの技術をギャンブルに応用しています。未来の出来事の予測に関する条件と一連の記録、オッズ、賭け金の預かり、事実認定、配当金の配分などのルール―をブロックチェーンに記録していきます。既存のカジノやブックメーカーや先物取引のように胴元が介入する余地がないため、公平で公正な取引が可能になります。
- 分散型のレポーターによる事実認定でより公正・公平な運営
- オーガーでの未来予測はイベントの提案から配当金の配分までを自動で分散的に行うことで胴元が介入できない公正な市場を実現しています。未来予測の結果についても分散的なレポーターによる報告を利用することでより公正で公平な運営をしています。
イベントの予測に対してどの予測が正しかったのか、どの予測が事実として実現したのかを判定するのも重要な要素です。オーガーではレポーターと呼ばれるユーザーからの報告をもとに事実の認定を行います。
事実の認定は「群衆の知恵」という理論に基づいて行われます。「群衆の知恵」というのは多数派の報告が正しい予測として事実認定されます。この時レポーターはランダムに選ばれます。
レポーターに選ばれると正しい報告をすることが求められます。そのため、正しい報告つまり多数派の報告をしたレポーターにも報酬としてREPが与えられ、少数派の報告をするとREPが減少します。このことが不正を防ぐ大きな効果を産んでいます。
オーガーはギャンブル以外での利用方法も注目されている
オーガーは公平で公正な未来予測市場を実現するためのプラットホームとして人気を集めています。
私たちは過去の事実や情報はインタネットを通じて検索することで知ることができます。しかし、未来の出来事については推測、予測することしかできないのが現実です。しかし、群衆の知恵理論によれば多くの人が予測したことはおそらく正しいということになります。
つまりオーガーをギャンブルとしてではなく、重複未来の実現可能性をはかるためのツールとして利用することもできるのです。
未来予測のためにオーガーのイベントに賭けてもらうという使い方
もし、来年の景気がどうなるのか知りたい場合、オーガーで来年の景気の予測イベントを提案します。
そうすると賭けの勝ち負けではなく、未来予測そのものをすることも可能になります。オーガーのイベントに参加した人が景気は上向くと予測するのであれば、実際にそうなる可能性も高いでしょう。
それが群衆の知恵理論です。
また自動的に設定されたオッズからその未来が実現する可能性をはかることも可能です。
未来予想市場としてギャンブル的に利用する他にも、未来予想そのものとしてオーガーを活用することも可能なのです。
オーガーは重複社会インフラにも活用できる
未来予測市場というとギャンブルのイメージが強くありますが、実はギャンブル以外にも
- 保険
- 選挙
- 株価の予想
など多くの分野に応用できると言われています。
中でも保険業界には大きな変革をもたらす可能性があると注目されています。ブロックチェーンが金融業界に変革をもたらしているのと同じように、オーガーは保険の世界を変えると言われています。というのも、保険とオーガーの未来予測は似ている点が多いからです。
保険では、保険に加入するために保険料を支払います。オーガーでは賭けに参加するためにREPを支払います。
保険期間中に病気にならなければ保険料は無駄になりますが、病気だと診断されれば保険金がもらえます。オーガーでは期間中に病気にならなければ賭け金は没収され、病気であるという報告が事実認定されれば配当金を受け取れます。
このことからオーガーが成功すれば現在の保険会社は必要なくなり、オーガー自体が社会インフラとして機能する可能性もあります。
ただし、現在では法律やシステムの問題などまだまだ解決しなければいけない問題も多く残っています。
オーガーで使われている仮想通貨REPは1,100万REP発行されている
オーガーで使われている仮想通貨REPは1,100万枚発行されています。
これ以上の発行の予定はなさそうです。ビットコインやイーサリアムのようにマイニングという方法でREPを手に入れることはできないので基本的に取引所で購入するしかありません。
また発行枚数が決まっているため今後希少性が高まり、価格が高騰する可能性もあります。
オーガーで使われるREPの注目ポイントとこれまでの価格推移
オーガーの仕組みや特徴を理解したところでやはり気になるのは仮想通貨の値段ですよね。
仮想通貨は通貨でありながら現状では投資の対象としても利用されています。
オーガーの公開は2016年10月4日です。オーガーはイーサリアムの技術を利用して生まれた仮想通貨で、イーサリアムの特徴を活かしたICOという方法で資金調達しています。
6億円もの資金を調達したことで有名になりました。公開後、いきなり20倍に跳ね上がりましたがその後数日で利益確定売りにより価格が急落。
その後2017年3月ごろまで安定した値動きを見せていました。
2017年3月になると急激に価格が伸び始め、500円程度だったものが一時は4,000円を超えるところまで伸びています。
その後再び値段は落ち着きを見せ2,000円~3,000円で推移しています。
価格の推移を表にまとめました。
日付 | 安値 | 高値 |
---|---|---|
2016/02 | 167 | 298 |
2016/04 | 189 | 292 |
2016/06 | 394 | 1836 |
2017/03 | 534 | 1574 |
2017/06 | 2410 | 4328 |
2017/11 | 1613 | 5106 |
2017/12 | 2817 | 23974 |
2018/01 | 7967 | 15355 |