規制や暴落にも負けずに高騰し続けるビットコインの魅力とその理由とは？

中国の規制を受けて一時的に暴落こそしたものの、その後に高騰を果たしたビットコインのレートは今や60万円を超え、70万円に迫る勢いです。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いという表現そのままに高騰し続けるビットコインなのですが、果たしてこのような高騰はどこまで続くのでしょう。
ビットコインは今まで何度も暴落し、存在を危ぶまれてきましたが、悉く危機を乗り越え、高騰し続けてきました。

流石にここまでくると政府としては無視できなかったようで、ついには決済手段として認められるようになったほどです。
ただのネット上の通貨だったはずのビットコインがここまで値上がりする背景にはどのようなカラクリがあるのでしょうか。

ビットコインが高騰する理由とは？そもそも一体誰がビットコインの取引をしているの？

株が値上がりする理由は複数あります。例えば、企業の業績が伸びたり、合併や買収をしたり、さらには新製品を発表するなど、企業の利益が増える時、株価は値上がりしやすいです。

では、ビットコインが値上がりする理由とは一体何なのでしょう？
そもそもビットコインに限らず、仮想通貨はどのような仕組みで値上がりし、そして値下がりするのでしょう？

ビットコインが高騰する理由とは？仮想通貨の価値が変化する仕組み

ビットコインに限った話ではありませんが、モノの価値が上がるということは、それだけ多くの人に必要とされている、つまり需要があるということです。
ただし、需要があるといっても供給量が多いと価値は下がってしまいます。モノの価値はこの需要と供給のバランスによって決まります。

ビットコインの価値が上がっているということは、それは即ち多くの人々から必要とされているということでしょう。
どのような理由から必要とされているのかはさておき、ここで重要なのはビットコインは円やドルなどの法定通貨と違い、通貨の量に上限があるということです。
つまり、供給を増やせないという特徴があります。

ビットコインは確かにマイニングをすることで量を増やすことが可能ですが、マイニングには膨大な電力と高度なコンピュータ設備が必要です。仮にマイニングに必要な環境が揃っていたとしても、いざ採掘するには時間がかかります。

それに加え、ビットコインには発行枚数に上限が設定されています。
2100万枚の上限に達してしまうと、これ以上の増産が不可能となります。だいたい今のペースだと、2140年にはビットコインの採掘は終了すると言われています。

これが円や米ドルなどの法定通貨の場合、お金を刷ることでいくらでも供給量を増やすことが出来ます。
しかし、供給量を増やすとインフレになり、様々な社会問題が発生する恐れがあるため、極端に供給量を増やすことはないです。ただ、法定通貨はビットコインと違い、上限なくお金を増やせるという特徴があります。

ビットコインに上限がある以上、どれほど需要があったとしても供給量は増やせません。
つまり、法定通貨と違い、ビットコインはインフレになる可能性が極端に低く、それだけに世の中に普及すればするほど需要が高まり、高騰するのでしょう。

取引の半分以上が中国！チャイナマネーがビットコインに流入！

いくらビットコインの発行枚数に上限があるとはいえ、誰も買わなければやはりビットコインの価値は上がりません。そもそもビットコインは一体誰が大量に購入しているのでしょう？
以前、中国がICOを規制するという報道がなされた時、ビットコインは大暴落をしました。その時の状況を見れば、一体誰がビットコインを大量に購入しているのかは自ずとわかるでしょう。
ビットコインは世界中の人たちが購入できる仮想通貨ですが、その大部分は中国です。中国のチャイナマネーがビットコインに流入し、その価値を高めているのでしょう。

実は中国はマイニング大国としても知られています。ビットコインのマイニングといえば、そのほとんどが中国の組織となります。
ビットコインのマイニングには本来、高度なコンピュータ設備と、大量の電力エネルギーが必要となるのですが、このどちらも中国ならば安価で購入することが可能です。
そのような背景もあってか、中国はマイニングが盛んであり、ビットコインに対しても力を注いでいるようです。

そのような最中にICOの規制が起きたわけですから、ビットコインを今のうちに売ってしまおうという動きが起きたとしてもおかしくはありません。

現在の仮想通貨の価値はどのくらい？ビットコインは値上がりし続けてる！

本来ビットコインを購入していた層といえば、主に中国だったのですが、現在はそこに日本などの他国の投資家も参加するようになっています。
その理由はやはり、ビットコインが投資対象として見られるようになったからでしょう。

実際ビットコインこそ値上がりし続けていますが、その他のアルトコインに関して言えば、多少の値上がりこそあれ、ビットコインほどの急成長は見せていません。
ビットコイン以外の仮想通貨に関して言えば、非常に安価です。
仮想通貨の価値が高まっているというよりも、ビットコインへの注目度が高まり、価値が上がっていると言えます。

一時期暴落こそしましたが、むしろそれが注目を集めてしまったのか、現在では暴落前以上の値上がりをするほどです。一体、ビットコインはどこまで高騰するのでしょう？

ビットコインが分裂する前は1BTC＝49万まで値上がり！分裂後も高値を更新！

ビットコインは数々の危機を迎えつつも、全く値上がりが止まる気配がありません。
騒動で下落したといっても、一時的なものが多く、むしろその後に盛り返すことが多いくらいです。

ビットコインの騒動といえば8月の分裂騒動が記憶に新しいのですが、その際のレートについても特に下がることはなく、むしろ上昇したほどです。
ビットコインのレートは7月の時点では20万円代だったのですが、8月を迎える頃になると49万円まで上がり、9月に入ると50万円を突破しました。

仮想通貨の分裂というとマイナス要因に聞こえそうですが、実際のところを見るとむしろビットコインの価値を高める要因になっていのかもしれません。

いつから上がり始めていたのか？2017年5月頃より20万円代を突破！

ビットコインが注目を集めたのかつい最近なのですが、具体的に値上がりし始めた頃というと、2017年5月頃くらいかもしれません。

それ以降のビットコインというと、10万円を超えるか否かぐらいのところで上下に変動していたのですが、5月頃よりだんだんとビットコインの価値は右肩上がりの上昇を見せ、ついには20万円に達しました。
ちなみにこの頃というと、日経平均株価も上昇し始め、2万円に届くようになった頃合いでもあります。

今の仮想通貨はどうか？まだまだ高騰する予感のあるビットコイン

ビットコインは未だに急成長し続けている仮想通貨です。
現在のレートは60万円代ですが、時々高騰して70万円を突破することがあるため、このペースでいくと80万円代にまで上昇する可能性があります。

ただ問題があるとすれば、この上昇がバブルのようなもので、いつか弾けてしまわないかといった不安がある点でしょう。
そもそもビットコインは投資以上の需要があるのかというと、その点については甚だ疑問です。確かに一部のお店では決済手段として使えるようですが、では具体的にビットコインでショッピングをしている人がどの程度いるのかというと、それほど多くはないでしょう。

今後の仮想通貨の動き！投機マネー以外のお金が流入する可能性は？

ビットコインといえばかつてはチャイナマネーが流入することが多い仮想通貨として有名でしが、現在は異なります。

日本円は安定しているので信頼できますが、そもそも法定通貨とは必ずしも信用できるものではありません。
国によっては信頼できない法定通貨もあります。そのような法定通貨に信頼性がない国民からすれば、ビットコインは非常に信頼できる通貨ということもあり、購入する人が増えています。
さらに、一部の富裕層の中にも、自国の通貨を不安視するあまり、ビットコインを購入する動きが出てきています。このようなお金の動きが増えることで、今後ともビットコインの価値は高まるでしょう。

ただ、投機以外のマネーが動く可能性はどの程度あるのでしょう？

今後の仮想通貨は上がり続けるか、急落するか？バブルが弾ける可能性は？

ビットコインは今後、高騰が続く限り、その魅力に惹かれ、マネーが集まり、さらなる上昇をし続けるでしょう。

いってみれば、仮想通貨が上昇するためには、まだまだ上がる余地があると思われる必要があります。それは逆に考えれば、ビットコインがもう上がりそうにないと思われた時、バブルが弾ける可能性があることを意味します。

ビットコインは今後も上がり続けるでしょう。
しかし、残念ながらどれほど価値のあるモノでも、無限大の価値のあるものは存在しません。いつかは下がる時が来るでしょう。その下がる時を予測することは難しいですが、バブルが弾けたように、ビットコインもどこかで暴落する可能性は極めて高いです。

そもそもビットコインは不動産と違い、持っているからといって資産を増やすものではありません。不動産はどれほど値下がりしても、資産として持つことが可能ですが、ビットコインは違います。
ビットコインは値上がりしてこそ価値のあるものです。値上がりしないものだと判断された時、大量の売り注文が入ることでしょう。

ビットコインは今後も高騰するの？投資をするなら暴落に備えるべき！

・ビットコインは今のところ、世間から見て高騰するものだと見なされています。
投資家にそのように思われている限り、今後とも高騰するでしょう。しかし、それはちょうどバブル経済期の日本と同じで、延々と上がり続けるという信仰があって初めて成立するものです。

もしもビットコインが上がる見込みが無くなった時、つまりビットコインへの信仰がなくなった時、暴落の可能性は極めて高いです。もちろん、だからといってすぐに暴落するというものではないでしょう。

ただ、ビットコインに投資するというのは、どこに落とし穴があるかわからない状況で高速道路を猛スピードで走るようなものです。
今後も高騰する可能性は高いですが、大暴落する可能性も高く、それだけに投資をするのであれば常に暴落に備えておいた方が良いでしょう。