【オススメ投資本まとめ】投資・FX取引をする前にこの本を読まなきゃ負け組確定!?
FXを始めてから10年以上の月日が経過し、悪戦苦闘の毎日を繰り返していた私も、今では運用資産1億円を突破するまでになりました。いわゆる億り人ってやつになれたんです。
なかなか収支を安定させることが出来なくて悩んでいた時に私を支えてくれたのは、投資業界の先人が記した数々の書籍です。
それらの書籍からは、以下のことを学んで晴れて脱初心者を実現することが出来ました。
- 初心者がおちいりがちなミス・パターン
- 相場観を高める判断材料の探し方
- 徹底的に安い時に買う、高い時に売る
- 強いトレンドが発生したら素早く乗る
- 勝つも負けるもメンタルが全て
- ある程度資産ができたら分散投資も心がける
自己流でトレードスキルを磨いてきた自分にとって、これらの書籍はまさにバイブルと言っても過言ではないほど大切な教科書なのです。
昔の私と同じような悩みを抱えている方のために、これまで私が読み漁ってきたお勧めの書籍18冊をご紹介しましょう。
1. バフェットからの手紙
著者 | ローレンス A カニンガム |
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出版社 | パンローリング |
発売日 | 2000/01 |
世界最大の投資会社バークシャー・ハサウェイのCEOにして伝説的な投資家であるウォーレン・バフェット氏の投資哲学を記した1冊。
同社の株主に向けてバフェット氏が自ら書いた「会長からの手紙」を和訳しています。
バフェット氏本人の投資手法がそうであるように、本書は短期売買のテクニックではなく長期的な資産運用の重要性にテーマを絞っています。
実例をあげて優良企業の見極め方を解説しており、経営者の考え方がよくわかる構成になっています。
株式投資家の必携本です。
おすすめする理由
バフェットと言えば株式投資で圧倒的な財を成した“オマハの賢人”として有名ですよね。
80年代の社会情勢の話が中心となっているので若干古めかしさがありますが、バフェット氏の投資哲学思想は現代にも通じるものがあります。
株式の買い時や売り時ばかりを考えているトレーダーにとって、会社の業績や経営者の人間性に着目した投資対象選別手法は大いに参考になります。
世界中の投資家から崇拝されているバフェット氏がいかにして現在の地位を確立したのか、この本を読めば私たちにはとても真似できない同氏の偉大さがよくわかります。
2. ウォール街のランダム・ウォーカー
著者 | バートン・マルキール |
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出版社 | 日本経済新聞出版社 |
発売日 | 2016/3/10 |
アメリカの経済学者バートン・マルキール(BurtonMalkiel)氏の著書の和訳版。
100万部以上発行された投資本のベストセラーであり、昔から全世界の投資家に愛読されています。
本書は、インデックス投資こそ唯一無二の投資であるという主張を論理的に解説しています。
- 日経平均225やダウ指数などのインデックスに投資する運用法がなぜ優れているのか
- 他の投資法がなぜ好ましくないのか
投資初心者の抱きがちな相場観が間違っている理由を中立的かつ理詰めで説明しており、非常に理解しやすい内容になっています。
おすすめする理由
いろいろな相場分析手法を取り扱っている投資本・ネット文献が少なくありませんが、本書のすごいところは
とはっきり切り捨てているところにあります。
効率的な投資を実現するためにはインデックスファンドへの長期投資こそベスト
もちろん筆者のこの主張に対しては賛否両論あるでしょうが、見よう見まねでなんとなく投資を行っている方にとって「投資とは何か」を考え直す良い機会となること間違いなしです。
3. 私の財産告白
著者 | 本多静六 |
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出版社 | 実業之日本社 |
発売日 | 2013/5/15 |
全国各地の公園の設計に携わった株式投資家・本多静六氏が記した哲学書です。
本多静六氏の人生は波乱に満ちており、少年時代に父親が急死したことを切っ掛けに多額の借金と向き合わなければならない貧困生活がスタート。
不幸な身の上ながら勉学に努め、やがて東大教授のポストにまで上り詰めました。
投資家として巨万の富を築いた本多静六氏が実践していたのは、収入の四分の一を必ず貯金に回す勤倹貯蓄のスタイル。
将来のリスクへの備えを怠らない堅実な投資手法は、現代の分散投資に通じるものがあります。
おすすめする理由
食べるものも満足に得られないほどの極貧生活を体験した本多静六氏の言葉には、お金の価値や質素倹約の大切さを再認識させてくれる重みがあります。金儲けは決して悪い事ではありません。
- お金の無い生活がどれだけ悲惨か
- お金を稼ぐことがどれほど大変なことか
衣食住に困ることのない生活をおくっている私たちは今こそ本多静六氏の思想を学び直すべきです。
先行き不透明な投資の世界で生き残るためには、遊び半分ではなく真剣に相場と向き合う姿勢が不可欠。
質素な言動を「つまらない」と揶揄する者が少なくない現代でこそ、地に足を付けて真面目に生きることが大切なのです。
4. 億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
著者 | メアリー・バフェット |
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出版社 | 日本経済新聞出版社 |
発売日 | 2002/5/20 |
生きる伝説と化した世界的投資家ウォーレン・バフェット氏の銘柄選択手法にスポットを当てた1冊。
様々な業績データを参照して優良企業を選別するノウハウが収録されています。
基本的な考え方から応用理論までファンダメンタルズの視点で株式を購入するコツを網羅。
テクニカル分析派のトレーダーにとっても銘柄選別の視野を広げることができ、投資スキルの向上に役立ちます。
株は短期売買ではなく長期保有こそ鉄則であるということを学ぶことができます。
おすすめする理由
ビジネスモデルや業績から将来性のある企業をピックアップし、なおかつ割安で手に入れるタイミングをうかがう。
株式投資の基本にして理想ともいうべき投資手法について具体例をあげながら説明しているので、初心者の方でもわかりやすいのが特徴時です。
アメリカの市場をターゲットとしており、国内株式というよりは外国株取引に役立つ話です。
バフェットが好きな銘柄は
- コカ・コーラ
- アメリカン・エキスプレス
- ジレット
- P&G
など、高シェアの消耗品を寡占、又は独占状態で販売できる企業の株式です。これはご存知の方も多いでしょう。
また、下のようにもバフェットは語っています。
人が髭を剃り続ける限り、カミソリの需要はなくなりません。
~地球に住む25億万人の男性のヒゲが少しずつ伸びている、そう考えながらベッドに入れば、とても心地よく眠れるはずです。多分、ジレットの社員に不眠症の人はいないと思いますよ。
今後も世界人口が増え続ければ高シェアの商品を提供できる企業の業績は持続的に成長し続ける、バフェットはそう考えているようです。
短期売買でなかなか収支を安定させられなくて困っている方は、ぜひ本書を読んで投資の原点に立ち返ってみてはいかがでしょうか。
5. 相場師一代
著者 | 是川 銀蔵 |
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出版社 | 小学館文庫 |
発売日 | 1999/9/1 |
戦後の激動の時代に住友鉱山などの株を買い占めることで巨万の利益を獲得した「最後の相場師」こと是川銀蔵氏の自叙伝。
戦時中に大陸に渡り軍を相手に商売を展開するなど、若くして大胆不敵な行動を繰り返してきた是川銀蔵氏の壮絶な生き様は必見です。
昭和金融恐慌の際には銀行破たんにより倒産に追いやられてしまうものの、その経験から投資理論を学び、自ら経済の動向を注視する技術を習得。
転んでもタダでは起きない不屈の精神は、私たち個人トレーダーも大いに参考にすべき心得です。
おすすめする理由
是川銀蔵氏の豪快な行動の裏には常に緻密な分析力が秘められており、単に型破りな言動だけでのし上がってきた人物ではないことに感銘を受けます。
一見無秩序に見える世界の変化の中にも規則性があることを見破り、次の行動に活かす。
大正12年(1923)9月1日の関東大震災発生直後に出た朝日新聞の号外タイトル『横浜大震災、津波の危機迫る』を見て、「地震で横浜が全滅なら、東京も壊滅的な打撃を受けているはずだ。
家を壊され、焼かれたりしたら何よりもまずバラックを建てたりしなければならない。そのためにはどうしてもトタン板と釘が必要になる」と判断。全社員を社長室に集め、みんなに小切手を持たせ、トタン板、ブリキ板、釘を買ってこい、と買い占めを命令した。
あくる日、氏が予想した通り、トタン板の価格は大暴騰して大儲け。この大儲けでそれまでの借金はすべて払い終えたが、商売とはいえ人の不幸で金儲けできたわけで、少しは社会に還元したいと思い、儲けの半分を大阪府に寄付した。
同時に、一歩間違えば大金を失いかねない相場の恐ろしさも説いており、投資にかかわる以上自分のお金と真剣に向き合わなければならないことをしっかり戒めています。
慎重さと大胆さ、相反する気質をどちらも兼ね備えることの重要さが分かります。
6. 人生計画の立て方
著者 | 本多静六 |
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出版社 | 実業之日本社文庫 |
発売日 | 2013/5/16 |
「私の財産告白」と同じ著者、本多静六氏の哲学書です。
主に蓄財の重要性を説いていた「私の財産告白」に対し、こちらは人生に焦点を当てた内容になっています。
どんな人間も、この世に生まれた瞬間から人生がスタートします。理想のゴールにたどり着くためには、それに至るまでのプロセス、すなわち「設計図」を具体的に作成することが肝心。
「人は何を学び、いかに生きるべきか」
目先の利益ばかりを追い求めがちな現代人にとって、はるか先を見通す本多静六氏の人生観が心にしみます。
おすすめする理由
人生の図面を描く行為は、投資において長期的展望を予想する作業に似ています。
短期のわずかな値動きに一喜一憂していると、もっと利益を伸ばせる場面で決済したり早くロスカットしなければならない状況をスルーしたりしてしまい収支の安定化に大変苦労します。
その点、長期的な値動きを見通す相場観があれば、いちいちぶれることなく初志を貫くことができます。
その場の思いつきで動くのではなく、きちんと計画を立てて行動を実践することの大切さを勉強しましょう。
7. ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け
著者 | ピーター リンチ |
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出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2001/3/1 |
アメリカの敏腕ファンドマネージャーだったピーター・リンチ氏の著書の和訳本です。
一般の個人投資家向けに投資の心得や実戦的テクニックを説いており、投資の入門書としても非常に重宝します。
投資はマネーゲームであり、多額の資金を保有している機関投資家にはまともに張り合っても勝ち目がありません。
だからこそ、時には発想をかえる柔軟性が大切。
アマチュアが相場で生き残るために大切な行動方針が分かりやすくまとめられており、個人投資家の心の支えになってくれます。
おすすめする理由
小難しい用語を並べたてたビジネス専門書と違って非常にユーモラスな文体になっており、楽しみながら読み進められる魅力があります。
業績データばかりをチェックするのではなく、その企業のサービスに実際に触れてみて将来性を予想するという素朴な手法に感心させられます。
あらかじめ決められた期間内で結果を出さなければならないプロの投資家と比べて行動範囲に自由度があるのがアマチュアの強み。
自分のトレードスタイルに迷った時に読み直したくなる一冊と言えるでしょう。
8. ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド
著者 | 山崎 元 |
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出版社 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2015/6/12 |
ローコストで長期運用できるインデックス投資をテーマに取り扱った書籍です。
インデックス投資が支持されている理由、インデックス投資の始め方、注意点などが初心者向けに丁寧にまとめられています。
近年注目されている確定拠出年金やNISAなどのサービスを活用した運用術もあわせて紹介。
実際に運用する商品の例やリスク管理の方法なども具体的に列挙されているため、インデックス投資未経験者でも分かりやすい構成になっているのが特徴的です。
おすすめする理由
実践に即して記述されており、インデックス投資のガイドブックとして非常にお勧めです。
金融情報に疎い方は「投資」という言葉を聞くと複雑すぎて自分には縁遠い存在のように思ってしまいますが、この本を読めば「自分にもできるかも」という自信が湧いてきます。
長期投資は短期売買トレードよりも安定性があり、ビギナー向きです。
ただし、リスクが全く無いわけではないので、本書を読んでリスク管理のコツをしっかり熟考しましょう。
9.銀と金
著者 | 福本伸行 |
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出版社 | 双葉社 |
発売日 | 1992/7/11 |
「アカギ」や「カイジ」等の大ヒット作品で知られる漫画家・福本伸行先生が描いた本格社会派ギャンブルマンガ。
麻雀やポーカー、競馬などのギャンブルをテーマに、濃厚な心理戦やリアルな人間ドラマが展開されます。
物語の序盤には、株式市場を舞台とした「仕手株戦」が描かれています。
株式を買い占めて会社の経営権を乗っ取ろうとする仕手側と、それを防ごうとする会社側。
壮絶なマネーゲームとイカサマを絡めた知能戦は、見ていて手に汗握る緊張感に満ち溢れています。
おすすめする理由
私は昔から福本先生の大ファンで多くの作品を読んできましたが、銀と金は個人的に福本作品の最高傑作だと思っています。
政治や金融などあらゆる社会情勢を取り入れたリアルな世界観。
- とどのつまり人はみな悪
- どんなに真面目に働いても金を持たなければ罪人
など、資本主義社会の本質を容赦なく突いた名言が読者の心を揺さぶります。
ギャンブルマンガでありがちな強運や超能力などのご都合主義ではなく、読者の予想の斜め上を行くような突拍子もないイカサマを駆使して知能戦を繰り広げていくのも魅力的。
「勝負」とは「知恵比べ」であり、自分が騙されていることに気付けない者が他者に利用され続けて負け組になっていくという現実社会の構造に気付かされます。
10. めちゃくちゃ売れてる投資の雑誌ザイが作った 10万円から始めるFX超入門改定版
著者 | ダイヤモンド・ザイ編集部 |
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出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2014/12/12 |
大人気投資情報サイト「ダイヤモンド・ザイ」の編集部が発行したFX書籍です。
10万円の資金を元手に、一般より少ない1,000通貨単位でFXトレードを始める手法が紹介されています。
FXに興味はあっても何百万円もの取引資金を捻出するのは容易ではありません。
そんな時に重宝するのが少額取引です。
最低取引単位が1,000通貨のFX業者や様々な取引手法を網羅。
イラストも多くちりばめられており、初心者の方の入門書として非常に重宝する内容になっています。
おすすめする理由
大手サイトが編集に携わっているだけあって、読み手のことを考えた親切丁寧な構成が魅力的です。
FXを始めてみたいけど、どうやって投資について勉強すれば良いか分からない。
そんな時は、まずこの一冊から始めてみてはいかがでしょうか。
多額の資金を必要としない少額取引でFXトレーダーデビューを飾ることができます。
11.敗者のゲーム〈原著第6版〉
著者 | チャールズ・エリス |
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出版社 | 日本経済新聞出版社 |
発売日 | 2015/1/24 |
米国の投資コンサルタント、チャールズ・エリス(CharlesEllis)氏が記した投資本の和訳版です。
「高度な専門知識がなくても資産運用を行うことは可能である」というコンセプトのもと、インデックス投資の有用性が紹介されています。
投資における勝利とは収支が市場平均利回りを上回るということですが、これを長期的に実現するのはプロでも至難の業です。
しかし、インデックス・ファンドを活用すれば、比較的容易に長期リターンの獲得を目指せる強みがあります。
おすすめする理由
市場参加者の半数以上がマイナスの収支に陥っていると言われる株式・FXトレード業界。
昔の私自身がまさにそうであったように、多くのトレーダーが思うように勝てずに悩んでいるのが現状です。
本書は、そんな敗者のための書籍。
多額の資金を所有する機関投資家が相場のトレンドを形成しているのなら、いっそ彼らの投資戦略そのものに投資するインデックス・ファンドが最良の資産運用であるということが分かりやすく説明されています。
勝ち組トレーダーを目指す投資家、必見の内容です。
12.デイトレード
著者 | オリバー ベレス |
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出版社 | 日経BP社 |
発売日 | 2002/10/19 |
アメリカの有名なデイトレーダー養成機関・プリスティーンが投資家に捧げる投資本。
短期取引を実践しているデイトレーダー向けに、勝者のセオリーが列挙されています。
テクニカル分析の手法といったトレードテクニックよりも相場に臨む心構えを中心に説いている本書です。
難しい話を極力省き、勝ち組トレーダーと負け組トレーダーの考え方の違いなど心理的要因の方にページを割いています。
迷った時の指針となり、自己啓発本としても重宝します。
おすすめする理由
株式取引・FXを行っている個人投資家の大半がデイトレード・スイングトレードを実践していると言われています。
じっくり構える長期投資と違い、短期取引ではわずかな値動きや取引チャンスに目を光らせ続けなければならず、ストレスが溜まったり自分のトレードスタイルに不安を感じるようになったりすることが珍しくありません。
本書は、そんな迷えるデイトレーダーのメンタルをサポートしてくれる一冊です。
「どんな時も分が最初に決めたルールを信じ、守ること。」
当たり前のことを当たり前にこなすことがいかに大切か、再認識することができます。
13.めちゃくちゃ売れてるマネー誌ザイとしろふくろうが作った最強FXソフトMT4完全ガイド
著者 | しろふくろう |
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出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2012/3/9 |
ダイヤモンド・ザイの編集部とFXトレーダー・しろふくろう氏によって発行されたMetaTrader4をテーマにしたFX書籍です。
ロシアのMetaquotes(メタクォーツ)社が開発したMetaTrader4は、世界中のトレーダーに利用されている国際標準の取引プラットフォーム。
そのツールの使い方を、初心者向けに分かりやすく解説しています。
システムにエントリー・決済作業を全て代行させる「自動売買」のやり方も紹介。
しろふくろう氏独自の自動売買プログラムも取り扱っているため、ビギナーの方もすぐに自動売買に挑戦できる魅力があります。
おすすめする理由
私自身がMetaTrader4の愛用者ということもあり、MetaTrader4の使い方をまとめた本書はガイドブックとして非常にお勧めできます。
チャート機能、シグナル、システムトレードまで幅広い分野を網羅していて読みごたえがあります。
特に、MetaTrader4の自動売買機能の項目は必読。
MetaTrader4のEA(エキスパート・アドバイザ)というプログラムを使えば、自分独自の取引ルールをシステム化することが可能であり、裁量トレードの苦手な方でも収支の安定化を実現できるメリットがあります。
14.FX チャートリーディング マスターブック ~為替のプロが実践する本当に勝てるワザを大公開!
著者 | 井上義教 |
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出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2010/10/1 |
ネット証券のセミナー等で熱弁をふるっている講師・井上義教氏が記したFX書籍です。
具体的な相場予測法や高勝率を目指せるトレード戦略を紹介しています。
徹底的にチャート分析にこだわったテクニカル的な手法に特化しているのが特徴的です。
ローソク足を中心に、移動平均線やMACDなどメジャーなインディケーターを活用したシンプルなテクニックを厳選しており、専門知識の無い初心者の方でも簡単にFXの勝ち方を学ぶことができます。
おすすめする理由
なかなか思うように勝てない時に本書を読むと、なぜエントリー・決済ポイントがずれてしまうのか、テクニカル的観点からその要因を把握し修正することができます。
テクニカル分析を活用したトレードには必ず「根拠」があり、短期的に損失が出ても長期的に続ければ必ず収支がプラスになることが分かり自信がつきます。
本書では逆張りを避け、ブレイクアウト型の順張り戦法を高く評価しています。
逆張りは成功した時に多大な利益を得られる分、失敗リスクが高いのが難点。
安定志向型のトレーダーの参考になるでしょう。
15.FX投資家のための賢い税金の本―確定申告書の記入例満載!
著者 | インヴァスト証券 |
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出版社 | 近代セールス社 |
発売日 | 2008/12 |
税理士の柴原一氏監修のもと、インヴァスト証券が発行した投資本です。
本書はFXで勝つためのトレードテクニックではなく、勝った後に訪れる「税金問題」をテーマに取り上げています。
FXの儲けは申告分離課税の雑所得に該当し、一律で所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%=20.315%の税率をかけられます。
適切な方式に則って確定申告を行わないと脱税と見なされる恐れがあるため、税金のことに疎い金融初心者にとって大いに参考になります。
おすすめする理由
取引手数料やスプレッドなどのトレードコストは利用するFX会社を変更することである程度対応できますが、税金だけはどうしようもありません。
納税は国民の義務であり「知らなかった」では済まない問題なので、本書はFXに携わる全てのトレーダーが一読すべき参考書と言えるでしょう。
具体例をまじえながら解説しており、初めて確定申告する時に手元にあると安心します。
近年ではe-taxという電子申告サービスが普及していますが、手書き派の方は必見です。
16.月刊 FX (エフエックス) 攻略.com
著者 | 株式会社Waplus |
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出版社 | 株式会社Waplus |
発売日 | 毎月21日発売 |
シンセイが出版しているFX専門マガジンです。
高勝率を目指せるトレード手法や各FX会社のお得情報など、トレーダーが日頃知りたいと思っているあらゆるFX情報が網羅されています。
高い収益率を誇る凄腕トレーダー方の話を聞けるインタビューといった投資家目線のコンテンツが充実しているのが魅力的。
他の投資書籍では取り扱われていないようなユニークな企画にも積極的にチャレンジしており、毎月読みたくなるクオリティがあります。
おすすめする理由
ほとんどの投資・FX書籍は出版当時の情報を重点的にまとめているため、今読むと「書いてる内容が古いな」と感じることが少なくありません。
その点、FX (エフエックス) 攻略.comは月刊誌なので、常に最新のFX情報をチェックできる強みがあります。
金融業界は非常に移り変わりの激しい世界であり、わずか数か月のうちに相場のトレンドが激変してしまいます。
その時期にあったFX情報を収集するのは、トレーダーのたしなみと言えるでしょう。
17.株を買うなら最低限知っておきたいファンダメンタル投資の教科書
著者 | 足立 武志 |
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出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2012/4/6 |
公認会計士にして投資家でもある足立武志氏の著書です。
四季報や決算短信などの業績データを活用して値動きを予想する「ファンダメンタルズ分析」の手法を基礎から解説しています。
多くの個人投資家はチャート上の値動きばかりに注目していますが、財務情報を意識せずに株式投資に挑むのは本末転倒です。
割安株や将来性抜群の成長株、倒産間近の危険株などをいち早く見極めることが出来、正しい株式投資の手法を習得することができます。
おすすめする理由
テクニカル分析に頼った株式取引を行っているトレーダーが多い昨今、ファンダメンタルズ分析の重要性や具体的なやり方を丁寧にまとめた本書は非常に貴重です。
四季報のどのデータに注目すれば良いのか、決算書をどう読み解けば良いのか、初心者の方でもすぐにファンダメンタルズ分析のコツが分かります。
長期的な展望が見えるようになれば、短期の下落に戸惑うことなく長期保有を継続することも可能に。
投資家として一段階ステップアップを図ることのできる魅力があります。
18.投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識
著者 | ハワード・マークス |
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出版社 | 日本経済新聞出版社 |
発売日 | 2012/10/23 |
アメリカの投資家ハワード・スタンリー・マークス(Howard Stanley Marks)氏が自らの投資哲学を記した書籍の和訳本です。
ウォーレン・バフェット氏が絶賛し、自社の株主総会で配布したこともあるほど広く評価されています。
- いかに投資リスクを抑えながらハイリターンを得るか。
一時的に市場のトレンドとは反対方向に相場が動く「ミスプライシング」を的確に見抜く逆張りの思考法が具体的に記述されており、極めて実用的な内容に仕上がっています。
おすすめする理由
単に利益を追求するだけならギャンブル投資をすれば済むことですが、それではいつか事故に巻き込まれて大損失を被ってしまいます。
最悪の事態を避け、出来るだけ資産を減らさずに市場と向き合う。
そのために必要な心得を基本から学ぶことができます。「勝つ」ことよりも「負けない」ことの重要性を再確認できる一冊です。
まとめ
いかがでしたか。投資は知略ゲームであり、長期的な収支をプラスに持っていくためには何よりも「知恵」を磨くことが大切であるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
一見無作為に動いているように見える相場にも
- 投資家心理を如実に反映している
- 必ず何らかの法則・因果関係がある
- その原理を応用すれば個人投資家でも投資で勝つことが可能だ
ということが言えます。
これまで運や勘に頼って行き当たりばったりのトレードを行ってきた方は、ぜひこれらの書籍を読んで効率的に動く手法を習得してみてください!